パーフェクトオーダーとは
パーフェクトオーダーとは、短期・中期・長期の3つの移動平均線の傾きが
全て同じ方向へ一致した状態を指します。
パーフェクトオーダーが現れた場合は、その相場は非常に強いトレンドを意味しています。
移動平均線について下記の記事を参照してください。
パーフェクトオーダーの特徴
パーフェクトオーダーの特徴は主に3つです。
・移動平均線の角度が急なほどトレンドが強い
・パーフェクトオーダー時はトレンドフォローの順張りでトレードする
この3つのポイントはしっかりと頭に抑えておきましょう。
短いトレンドではパーフェクトオーダーは発生しない
パーフェクトオーダーはトレンドが短い期間では発生がしません。
短い期間で終わるトレンドはパーフェクトオーダーが形成される前に形が崩れてしまいます。
移動平均線の角度が急なほどトレンドが強い
パーフェクトオーダーは短期・中期・長期それぞれの移動平均線の角度が急なほど、
トレンドが強いことを意味し、トレンドが継続する期間も長くなる傾向があります。
特に長期の移動平均線の角度をしっかりとチェックしておきましょう。
パーフェクトオーダー時はトレンドフォローの順張りでトレードする
パーフェクトオーダー時はトレンドフォローの順張りでトレードすることが大切です。
強いトレンドが出ているわけなのでわざわざそのトレンドに逆らう必要がありません。
パーフェクトオーダー時はとにかく順張りのトレンドフォローでトレードしましょう。
パーフェクトオーダーの設定する期間
パーフェクトオーダーを活用するための移動平均線のパラメーターですが、
基本的には5MA,20MA,75MAのパラメーターを活用します。
これらのパラメーターはあくまで参考程度に活用してください。
基本的に移動平均線のパラメータでよく活用されるのが
ですので、この中から3つを活用するというのもありだと思います。
よく使用されるのが25,50,75ですね。FX初心者はまずこれを使ってみたほうが良いです。
パーフェクトオーダーのメリット
パーフェクトオーダーのメリットは、何と言ってもトレンドに素直に乗れることです。
パーフェクトオーダーは3つの移動平均線が並べば、
トレンドが発生していると視覚的に判断しやすいので、
FX初心者でもトレンドに素直に乗りやすいです。
また、パーフェクトオーダーのトレンドは非常に強力で
トレンドフォローでトレードすれば高勝率で勝つことができます。
パーフェクトオーダーのデメリット
パーフェクトオーダーのデメリットは、直近のトレンドに反応できないです。
ですので、パーフェクトオーダーが完成したと思いエントリーしても
実はトレンドが終了してしまったというケースがあります。
さらに、大きなトレンド方向性がわかるだけで、急な相場の暴落が読みにくいです。
パーフェクトオーダーは直近の値動きに反応しずらいのです。
パーフェクトオーダーを使っても勝てない理由
パーフェクトオーダーを使っても勝てない理由について説明します。
パーフェクトオーダーが完成したと思いエントリーするのは実は遅いんですね。
すでに勝てるトレーダーはパーフェクトオーダーが完成する前に仕込み終えています。
パーフェクトオーダーを使っても勝てない人のエントリーポジションというのは、
実は勝てるトレーダーの決済ポイントになっているということです。
FXのパーフェクトオーダーを使って勝率を上げる最強の方法
では、パーフェクトオーダーを使っても勝てない人が、
FXのパーフェクトオーダーを使って勝率を上げる最強の方法をご紹介します。
EMAを使用してみる
パーフェクトオーダーを使っても勝てない人はEMAを使用してみましょう。
パーフェクトオーダーを使用する際に移動平均線の種類を
・EMA(指数平滑移動平均線)
にするかで迷っている方が多いと思いますが、
トレンドの方向性だけを知りたい場合はSMAで、
トレンドの方向性と直前の値動きに対応させたい場合は、EMAが良いです。
個人的は直近の値動きも反応を良くするためにEMAを使うのがオススメです。
移動平均線大循環の流れを理解する
パーフェクトオーダーを使っても勝てない人は移動平均線大循環の流れを理解しましょう。
移動平均線大循環とは、
移動平均線の3本の移動平均線の並び順は全部で6通りのパターンになるという法則です。
ステージ2→中期・短期・長期
ステージ3→中期・長期・短期
ステージ4→長期・中期・短期
ステージ5→長期・短期・中期
ステージ6→短期・長期・中期
ちなみに上記の画像の通り時計回りに推移する性質があります。これを順行と呼びます。
おおよそ価格変動の約7割はこの順番で推移します。
残りの約3割はどのような動きは逆行します。
つまり、時計と反対回りの動きとなります。
移動平均線大循環を利用することで、次のトレンドが発生する前に準備ができるようになるため、
パーフェクトオーダーが完成してからエントリーして負けてしまうという
リスクが圧倒的に減ります。
上位足と見比べながらトレードする
パーフェクトオーダーは上位足を確認してその方向にエントリーします。
1時間足のトレンドが上昇トレンドである場合、
5分足や15分足は下降パーフェクトオーダーが発生してもエントリーはしません。
上位足のトレンドと一致するのを待ちます。
移動平均線大循環を利用して、トレンドの方向性が切り替わるタイミングを狙っていくというのが、
パーフェクトオーダーで遅れずにしっかりとトレンドフォローでエントリーが可能です。
パーフェクトオーダー組み合わせると良いテクニカル分析
パーフェクトオーダーとセットで活用すると良いトレード手法ですが、
・エリオット波動
・ダウ理論
などを活用することで更に硬いトレードができます。
グランビルの法則やエリオット波動はどちらもトレンドを把握するためのトレード手法ですので
さらにそこにパーフェクトオーダーを活用することで究極な順張りトレードが可能になります。
それぞれのトレード手法については下記の記事を参照してください。
グランビルの法則
グランビルの法則とはローソク足と移動平均線の動きをベースとした法則になります。
グランビルの法則は私も愛用している一つの法則になります。
エリオット波動
エリオット波動とは、
アメリカのラフル・ネルソン・エリオットが考案したテクニカル分析理論です。
エリオット波動とは相場のサイクルとリズムに法則性を見出した理論になります。
相場というのは5波もしくは3波のパターンで動きます。
ダウ理論
ダウ理論とは、19世紀アメリカの証券アナリストであったチャールズ・ダウ氏が提唱したものです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
パーフェクトオーダーは非常に強いトレンドフォローでトレードすることができます。
これだけでももちろん十分な効果を発揮しますが、
グランビルの法則やエリオット波動などを活用することで根拠あるトレードが可能になります。
順張りと逆張りどちらが良いかというのは賛否両論あるとは思いますが、
順張りでトレンドフォローの方が比較的に勝ちやすいと思います。
ぜひパーフェクトオーダーをマスターしてトレードに役立ててください。
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