海外トレーダーが主流で活用する4つのインジケーターを1つにした
『TDI(Traders Dynamic Index)』について徹底解説してみた
TDI(Traders Dynamic Index)とは
TDI(Traders Dynamic Index)とは
『Traders Dynamic Index(トレーダーズダイナミックインデックス)』の
頭文字を取ったものです。
TDI(Traders Dynamic Index)は海外のトレーダーである
Dan Malpneによって生み出されました。
TDI(Traders Dynamic Index)は2005年という時期に発表されており、
他の指標に比べると比較的新しいです。
TDI(Traders Dynamic Index)はカスタムインジケーターの中でも
海外で非常に人気が高いインジケーターの1つです。
TDI(Traders Dynamic Index)が海外で普及し始めたのは、
TradingViewのLazyBearとForex Factoryの親友であるEric aka eelfranz “Big E”と呼ばれる
彼のトレーディングシステムであるTrading Made Simpleによって広く普及しました。
Trading Made Simpleについては以下の記事を参照してく浅い。
今回はこのTDI(Traders Dynamic Index)について詳しく解説していきたいと思います。
TDI(Traders Dynamic Index)の特徴
TDI(Traders Dynamic Index)の特徴について説明します。
・トレンドの方向性や強さを判断できる
・4時間足以上で活用すると良い
4つのインジケーターを1つに組み合わせたハイブリッドテクニカル指標
TDI(Traders Dynamic Index)には、
・移動平均線
・ボラティリティバンド
・マーケットベースライン
の4つを組み合せた複合インジケーターになります。
TDI(Traders Dynamic Index)は
1つのサブウィンドウに4つのインジケーターを組合せたものです。
製作者のDan Malpne氏によると、
TDI(Traders Dynamic Index)の4つの要素を組み合わせることで、
基本的にトレードに必要なすべての情報が得ることができると言っています。
トレンドの方向性や強さを判断できる
TDI(Traders Dynamic Index)は
『RSI・移動平均線・ボラティリティバンド・マーケットベースライン』の
4つを組み合せているので『トレンドの方向性や強さ』を判断することができます。
4時間足以上で活用すると良い
TDI(Traders Dynamic Index)は基本的に『4時間足以上で活用する』と良いです。
TDI(Traders Dynamic Index)の見方
TDI(Traders Dynamic Index)の見方について説明していきます。
RSI(緑色)
RSIについては以下の記事を参照してください。
移動平均線(赤色)
移動平均線については以下の記事を参照してください。
ボラティリティバンド(青色)
ボラティリティはボリンジャーバンドの期間『34』と
フィボナッチの黄金比である『1.6185』を使用したものになります。
マーケットベースライン(黄色)
マーケットベースラインはボリンジャーバンドの中心のバンドになります。
これは移動平均線の期間『34』になります。
TDI(Traders Dynamic Index)の使い方
TDI(Traders Dynamic Index)の使い方について説明したいと思います。
エントリー
TDI(Traders Dynamic Index)のロングエントリーは、
『移動平均線(赤色)をRSI(緑色)が上抜きした場合』です。
また、時計の針で『12時から2時の角度』で上抜きするとオススメです。
TDI(Traders Dynamic Index)のショートエントリーは、
『移動平均線(赤色)をRSI(緑色)が下抜きした場合』です。
また、時計の針で『4時から6時の角度』が下抜きするとオススメです。
角度はあくまで感覚の問題になります。大切なのは『横向きでないこと』です。
角度が無いとダマシになることが多いのでこの場合はノーエントリーです。
以下の表を基準にしてください。
ロングエントリー | ショートエントリー | ノーエントリー | |
オススメの角度(時計の針) | 12時〜2時の角度 | 4時〜6時の角度 | 2時〜4時の角度 |
TDI(Traders Dynamic Index)フック
RSIがフックのような形になっている場合を『TDIフック』と呼びます。
フックとは釣りの針のようなイメージです。
TDIフックは『含み益の決済ポイント』として機能します。
TDIフックが発生している場合は一旦相場が揉み合いとなり『レンジになるサイン』です。
TDI(Traders Dynamic Index)バウンド
TDIフックが起きたあとにクロスせずにバウンドする現象が起こります。
これを『TDIバウンド』と呼びます。
TDIバウンドは『押し目買いと戻り売り』のチャンスになります。
ボラティリティバンドのブレイクアウト
ボラティリティバンドのブレイクアウトは非常に強いトレンドが発生するサインになります。
基本的にはブレイクアウトした場合はトレンドフォローで良いですが、
『68以上もしくは32以下の場合は反転する可能性』があるので逆張りとして活用します。
順張り | 逆張り | |
期間 | 68未満 or 32以上 | 68以上 or 32以下 |
ダイバージェンス
TDI(Traders Dynamic Index)は、
RSIを活用しているのでダイバージェンス(逆行現象)が起きます。
ダイバージェンスが起きるとトレンド転換のサインとして機能します。
TDI(Traders Dynamic Index)のダウンロード
TDI(Traders Dynamic Index)のダウンロードは以下のリンクになります。
TDI(Traders Dynamic Index)のダウンロードはこちら
TDI(Traders Dynamic Index)をスマホのMT4/MT5で作る方法
中にはスマホでトレードされている方もいると思いますので、
TDI(Traders Dynamic Index)をスマホのMT4/MT5で作る方法をご紹介したいと思います。
以下のようにスマののMT4/MT5で設定すると
TDI(Traders Dynamic Index)をスマホでトレードすることができます。
期間 | 偏差 | メソッド | 適用先 | レベル | スタイル | |
RSI | 13 | – | – | close | 32,68,50 | 背景色と同じ色 |
移動平均線 | 2 | – | simple | 前のインジケータ | – | 緑 |
移動平均線 | 7 | – | simple | 前のインジケータ | – | 赤 |
ボリンジャーバンド | 34 | 1.618 | – | 始めのインジケータ | – | 水色 |
移動平均線 | 34 | – | simple | 始めのインジケータ | – | 黄色 |
まとめ
TDI(Traders Dynamic Index)はあまり日本では馴染みの薄いインジケーターですが、
海外では非常に人気が高く、信頼性の高いインジケーターになります。
もし興味があれば、TDI(Traders Dynamic Index)を活用して、
トレードの幅を広げてみてください。
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