FXのOsMA(Moving Average of Oscillator)とは?使い方や手法やMACDの違いについてわかりやすく解説してみた
目次 OsMA(Moving Average of Oscillator)とはOsMA(Moving Average of Oscillator)の計算式OsMA(Moving Average of Oscillator […]

- OsMA(Moving Average of Oscillator)とは
- OsMA(Moving Average of Oscillator)の計算式
- OsMA(Moving Average of Oscillator)の設定
- OsMA(Moving Average of Oscillator)とMACDの違い
- OsMA(Moving Average of Oscillator)の使い方
OsMA(Moving Average of Oscillator)とは
OsMA(Moving Average of Oscillator)は、MACDをベースとした指標で
MACDとMACDシグナルの差を表したテクニカル指標です。
MT4やMT5には標準搭載されておりますが、多くの人はMACDの方を使用するかと思います。
今回は、OsMA(Moving Average of Oscillator)について徹底解説したいと思います。
OsMA(Moving Average of Oscillator)の計算式
OsMA(Moving Average of Oscillator)の計算式について説明します。
ですので、OsMAがゼロラインとクロスする位置はMACDとシグナルがクロスする位置になります。
具体的な数値で見ると仕組みがわかりやすくなります。例えば、ある瞬間のMACDが「+0.25」、MACDシグナル(MACDの9期間EMA)が「+0.10」だった場合、
となり、ヒストグラムはプラス圏で表示されます。この後MACDが「+0.10」まで下がり、シグナルが「+0.12」だった場合は、
となり、ヒストグラムはプラスからマイナスへ転換します。つまりOsMAのヒストグラムは「MACDとシグナルの差」という1本の折れ線をチャート上でわかりやすく棒グラフ化しただけであり、MACD自体が持っている情報以上のものを追加しているわけではありません。この「差分をヒストグラム化している」という性質が、後述するMACDとの反応速度の違いを生む理由です。

OsMA(Moving Average of Oscillator)の設定
OsMA(Moving Average of Oscillator)の設定ですがMACDと同じ設定です。
基本的にはデフォルトで使用するのがオススメになります。
長期EMA:26
シグナル:9
デフォルト設定は日足〜4時間足を想定した数値のため、時間軸によって体感の反応速度が変わります。目安として以下のように使い分けると設定の意図が理解しやすくなります。
スキャルピング(1分足〜15分足):短期EMAを6〜9、長期EMAを13〜19程度に短縮するとダマシは増えるが反応が早くなる
スイングトレード(日足以上):デフォルトのままか、長期EMAを30〜35程度にやや伸ばしてノイズを減らす
数値を短くするほど反応は早くなりますが、後述するダマシも比例して増えるため、まずはデフォルトのまま検証してから微調整することをおすすめします。
OsMA(Moving Average of Oscillator)とMACDの違い
OsMA(Moving Average of Oscillator)とMACDの違いですが、

OsMA(Moving Average of Oscillator)はMACDに比べて素早さは早いです。

その代わり正確性がMACDに劣ります。

MACDよりも早く反応できますが、ダマシが急増しますので用途を分けて使うのがオススメです。
反応が早くなる理由は単純で、MACD自体がすでに「価格の移動平均」という1段階の平滑化を経ているのに対し、OsMAはそのMACDとシグナル(MACDのさらに移動平均)の差分を直接ヒストグラムにしているためです。差分は平滑化されていない分、価格の小さな揺れにも敏感に反応します。これが「早いが正確性に劣る」というトレードオフの正体です。
MACDについては以下の記事を参照してください。

OsMA(Moving Average of Oscillator)の使い方
OsMA(Moving Average of Oscillator)の使い方について
ゼロラインのクロス
OsMA(Moving Average of Oscillator)は、
ゼロラインのクロスでトレンド方向を判断するのが一般的です。
ゼロラインを上から下に抜ける→下降トレンド

ダイバージェンス
ダイバージェンスとは逆行現象を意味する言葉です。
オシレーター系のテクニカル指標が、実際の相場とは逆方向に向かって動いている状態を指します。
ダイバージェンスについては以下の記事を参照してください。

OsMA(Moving Average of Oscillator)もダイバージェンスが発生します。

ヒストグラムの増減
OsMA(Moving Average of Oscillator)のヒストグラムの増減は、
MACDとMACDシグナルの差です。
つまり、トレンドの強弱をヒストグラムから判断することが可能です。
ヒストグラムの山が更新できない場合は戻り売り
具体的には、下降トレンド中にヒストグラムがマイナス圏で「谷1→谷2→谷3」と推移し、谷2が谷1より浅く、谷3が谷2よりさらに浅くなっている(マイナスの絶対値が小さくなり続けている)状態は、売り圧力が徐々に弱まっているサインです。この場合は無理に売りを続けず、押し目買いへの転換を警戒するタイミングとして意識します。逆に上昇トレンド中に山が切り下がり続けている場合は、買い圧力の減衰=戻り売りの警戒サインです。

ダマシが出やすい局面と対処法
OsMAは反応速度が速い分、以下のような局面でダマシが集中しやすくなります。
重要指標発表直後:値動きが荒くなり、ヒストグラムが急拡大・急縮小を繰り返す
トレンド転換の初動:MACDより早く反応する分、単なる押し目・戻りを転換と誤認しやすい
対処法としては、OsMA単体でエントリーを判断せず、次の2点を必ず確認することをおすすめします。1つ目は、上位足(例えば1時間足でエントリーするなら日足)のトレンド方向とOsMAのシグナルが一致しているかどうか。2つ目は、ゼロラインクロスの直後ではなく、ヒストグラムが2〜3本連続で同方向に伸びているかを待ってからエントリーすることです。この「連続確認」を挟むだけでも、単発のノイズによるダマシはかなり減らせます。
他インジケーターとの組み合わせ例
OsMAは反応の速さが長所であると同時に弱点でもあるため、単体運用よりも他の指標と組み合わせて精度を補うのが実践的です。
RSI:RSIが50より上でOsMAがゼロラインを上抜けたときのみ押し目買いを検討し、方向性の一致を確認する
ボリンジャーバンド:バンドが拡張(トレンド発生)している局面でOsMAのゼロラインクロスを採用し、収縮(レンジ)局面では見送る
このように「トレンド系指標で方向を絞り込み、OsMAでタイミングを計る」という役割分担にすると、OsMA単体で発生しやすいダマシの多くを事前に除外できます。
OsMA(Moving Average of Oscillator)を使った手法
OsMA(Moving Average of Oscillator)を使った手法について説明します。
長期移動平均線を活用して、
OsMA(Moving Average of Oscillator)で小さな波打ちによる
押し目買いや戻り売りを狙いましょう。

まとめ
OsMA(Moving Average of Oscillator)はMACDよりも
使用率や知名度が低くあまり使用されていませんが、
中にはMACDよりもOsMA(Moving Average of Oscillator)でトレードしたほうが、
良くなる方もいると思います。ただし、反応の速さは「早いが精度は劣る」というトレードオフの上に成り立っている点は必ず理解しておいてください。単体でのゼロラインクロスだけを根拠にすると、レンジ相場や指標発表直後にダマシへ引っかかりやすくなります。
MACDを普段使用されている方は、
上位足のトレンド方向や他の指標と組み合わせたうえで、OsMA(Moving Average of Oscillator)も使ってみてください。