さらに高みを目指す!!FXの裁量トレード上級者講座
今回は、FXの自動売買(EA)の短期集中講座から
さらに踏み込んで、より高度なFXの知識について説明していこうと思います。
FXをはじめてからどんどん知識や利益を出せるようになって
もっと知識や勉強がしたいと思ったよ!!
今回の記事はより踏み込んだ相場の原理原則や
トレードに必要な大切な知識が満載だよ!
ではさっそく、FXの裁量トレード上級者講座をはじめていきたいと思います。
FXの原理原則
FXには原理原則が存在しています。
原理原則は絶対的なものであり不変的なものです。
あなたは、FXの値動きを誰が動かしてるかご存知でしょうか?
私達個人投資家はもちろんですが、
銀行のディーラーやヘッジファンドや機関投資家なども相場を動かしています。
多くの人たちが一つの相場に参加していることがわかります。
つまり、相場は多くの人間の心理で動いています。
なので、FXのトレードで勝つために重要なのが、
多くのトレーダーがどんな目線で相場を見ているかというポイントです。
初心者のFXトレーダーが損切りやロスカットを食らうのは、
多くのトレーダーの逆のポジションを保有しているからです。
・相場は多くの人間の心理が絡み合ってできている。
・FX初心者トレーダーが負けるのは多くのトレーダーとは逆のポジションを保有するから。
・多くのトレーダーがどんな目線で相場を見ているかを判断することが大切。
FXの相場は多数決で動きます。
上方向に動くと思う人が多ければ上に動きますし、下方向に動くと思う人が多ければ下に動きます。
多くのトレーダーがどんな目線で相場を見ているのかを判断することが、
負けないトレードに繋がります。
多くの人はノウハウや手法に頼り切りですが、相場の原理原則こそFXでは大切な知識になります。
では、具体的なFXの相場の原理原則についてご紹介します。
・エリオット波動
・グランビルの法則
・フィボナッチ
・サイクル理論
・ワイコフ理論
・ギャン理論
・ボックス理論
ダウ理論
ダウ理論とは、19世紀アメリカの証券アナリストであったチャールズ・ダウ氏が提唱したものです。
名前を取りダウ理論と提唱されました。ダウ理論は6つの基本法則が提唱されています。
2:トレンドには3種類ある
3:主要トレンドは3段階からなる
4:平均は相互に確認されなければならない
5:トレンドは出来高でも確認されなければならない
6:トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
FXやその他の投資などで市場での値動きに現れる「トレンド」の動向が
いったん始まったら反転が証明されるまで継続するとされるクセのことを呼びます。
よく、トレンドとレンジがわかりませんという人がいますが、ダウ理論をベースに考えると
今がトレンドなのかレンジなのか把握することができます。
具体的には以下の記事を参照してください。
エリオット波動
エリオット波動とは、
アメリカのラフル・ネルソン・エリオットが考案したテクニカル分析理論です。
エリオット波動とは相場のサイクルとリズムに法則性を見出した理論になります。
相場というのは5波もしくは3波のパターンで動きます。
上昇5波・下降3波と呼ばれる相場の周期になります。
トレンド方向の値動きには5つの波があり、トレンドに逆らう動きは3つの波から成ります。
トレンドに逆らう動きである3波の動き:調整波
この理論は私もかなり愛用しているので非常に優位性が高いです。
具体的には以下の記事を参照してください。
グランビルの法則
グランビルの法則とはローソク足と移動平均線の動きをベースとした法則になります。
グランビルの法則は私も愛用している一つの法則になります。
グランビルの法則の「4つの買いサイン」と「4つの売りサイン」について説明していきます。
4つの買いサインは以下のようになります。
買い2:上昇中の移動平均線を、下抜けての反発ポイント
買い3:上昇中の移動平均線にタッチ・反転ポイント
買い4:移動平均線から大きく乖離したポイント
4つの売りサインは以下のようになります。
売り2:下降中の移動平均線を、上抜けての反発ポイント
売り3:下降中の移動平均線にタッチ・反転ポイント
売り4:移動平均線から大きく乖離したポイント
具体的には以下の記事を参照してください。
フィボナッチ
フィボナッチとはフィボナッチ比率に基づいて、サポートとレジスタンスを予測する
テクニカル分析ツールの一つです。
相場は、トレンドが発生しても一直線に進み続けることは無く、必ず上下動しながら、
上昇トレンド中の押し目と下降トレンド中の戻しを形成します。
フィボナッチを使うことで、これがどこで発生するのか予測をするというものです。
フィボナッチ比率とは、フィボナッチ数列から計算されています。
これは数学の知識になりますが、
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233,377・・・
といった感じで、永遠と繰り返されるこの数列を、フィボナッチ数列といいます。
これ以上書くと数学の勉強になるので割愛します。
フィボナッチは以下の比率がサポートライン・レジスタンスラインになります。
・38.2%
・50.0%
・61.8%
・76.4%
多くのトレーダーはこの5つを注目しており、この5つ以外の比率は覚えなくても良いです。
サイクル理論
サイクル理論とは、為替相場で上下する周期(サイクル)に対して一定の法則性を導き、
取引に応用した理論です。
ワイコフ理論
ワイコフ理論とは、1930年初期にリチャード・D・ワイコフによって開発された相場理論です。
ワイコフ理論を簡単に説明すると
トレンドの定義を需要と供給や市場の心理状態を考慮して分析を行うテクニカル分析になります。
ワイコフ理論では、チャートパターンだけではなく、
その裏側にいるトレーダーの大衆心理を織り込んでいる理論になります。
ギャン理論
ギャン理論とは、1929年のアメリカの大恐慌を生き抜いた伝説のトレーダーである
ウィリアム.D.ギャンの相場理論をまとめたものです。
ウィリアム.D.ギャンの生涯の『勝率は8割を超える』とまで言われる凄腕のトレーダーです。
ギャン理論は、実際のトレードで効果が実証されているテクニカル分析の一つになります。
ボックス理論
ボックス理論の考案者は世界的なダンサーの経歴を持つニコラス・ダーバス氏です。
ボックス理論とは、
直近の高値・安値で形成されるレンジから価格がブレイクした時に値動きが加速する理論です。
この直近の高値・安値で形成されるレインジをボックス(箱)として見た立てることから
ボックス理論と名付けられています。
FXの相場に現れる優位性のあるパターン
・酒田五法
・フォーメーション分析
・ライントレード
・ダイバージェンス
・ハーモニックパターン
・ウォルフ波動
プライスアクション
プライスアクションとは、
プライス(値段)のアクション(動き)
つまり”値動き”そのものを分析してチャートに刻まれた投資家心理を読み解き、
相場状況を判断する方法です。
酒田五法
酒田五法とは、伝統的な日本の罫線分析を総称したものであり、本間宗久が書き残したものです。
酒田五法とは、
・三川
・三空
・三兵
・三法
の5つです。この5つは売買の重要なポイントを示しています。
フォーメーション分析
FXの相場には、過去のチャートを見返すと頻繁に現れるパターンが存在しています。
チャートに何度も過去に出現する一定のパターンから分析する手法を
フォーメーション分析と呼びます。
具体的には以下の記事を参照してください。
多くのトレーダーは過去のチャートから未来を予測しているので、
頻繁に現れるチャートパターンは、多くの人が意識して見ているので優位性が高いです。
実際にどのようなパターンがあるのか簡単に説明していきます。
・トリプルトップ or トリプルボトム
・ヘッドアンドショルダー or 逆ヘッドアンドショルダー
・上昇ペナント or 下降ペナント
ライントレード
FXの相場では、ラインが意識がされることがわかっています。
ラインから分析することライントレードと呼びます。
サポート・レジスタンスについて説明していきます。
レジスタンスライン:売り圧力が多いと思われる価格帯のこと
具体的には以下の記事を参照してください。
ダイバージェンス
ダイバージェンスとはオシレーター系指標の値が逆行する現象のことです。
通常では、相場が上昇している場合はオシレーターも同様に上昇していきますが、
価格が更新しているのにも関わらず、オシレーター系指標が下落しているという現象が起きます。
ダイバージェンスはトレンドが弱まりつつあるとして理解しておきましょう。
ハーモニックパターン
ハーモニックパターンと呼ばれるものは
多くのトレーダーが活用しているテクニカル分析の1つの手法になります。
海外などではハーモニックパターンだけで勝率90%以上などと言われるほど、
極めれば本当に活用できるFXの分析手法です。
ウォルフ波動
ウォルフ波動とは、ビル・ウォルフの息子であるブライアン・ウォルフが生み出した理論で、
物理学のニュートンの運動法則に基づいた理論です。
その他の優位性のある原理原則
その他の優位性のある原理原則について紹介していきます。
・フラクタル構造
・NR7(エヌ・アール・セブン)
MTF分析(マルチタイムフレーム分析)
MTF(マルチタイムフレーム)分析複数の時間軸でチャートを分析する手法です。
時間足の重要性についてご紹介したいと思います。
時間足というのは「長い時間足から短い時間の順に見ていくことことが大切」です。
理由は簡単で、長い時間足は、常に短い時間足を支配していることより、
短い時間足は、長い時間足の流れに逆らうことはできないからです。
特に私が考える時間足の考え方なのですが、
短期時間軸、中期時間軸、長期時間軸という3つの時間軸を活用することが大切です。
・理由は長い時間足は、常に短い時間足を支配していることより、短い時間足は長い時間足の流れに逆らうことはできないから。
・短期時間軸、中期時間軸、長期時間軸という3つの時間軸を活用する。
例えば、この3つの時間軸が上昇トレンドであれば、その流れにトレードすることでより
安定し利益を伸ばせるトレードができるからです。
フラクタル構造
フラクタル構造とは部分が全体に相似している構造のことです。
もう少し平たく言うと部分が全体を作ることです。
どんなに小さな一部分を取っても、それが全体と同じ形をあらわしている構造です。
NR7(エヌ・アール・セブン)
NR7(エヌ・アール・セブン)とは「Narrowest range of the last seven bars」の略語で、
過去7本分のローソク足の中で最も値幅が小さくなるプライスアクションになります。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回はさらにテクニカル分析を踏み込んだ内容をまとめていきました。
裁量トレードで稼ぐことも大切ですが、
結局多くの人が自分でトレードするよりも機械的にトレードしたいとなり、
FXの自動売買(EA)にたどり着くので、
もしあなたがより効率的に資産を増やそうと思っていればFXの自動売買(EA)をオススメします。