グランビルの法則とは
グランビルの法則とは、J.Eグランビル氏が考案したレートと移動平均線の
位置関係を表した法則になります。
グランビルの法則では、ローソク足と移動平均線を組み合わせた法則になります。
移動平均線を活用するトレーダーならグランビルの法則はマスターすべきだと思います。
それほどグランビルの法則は非常に強い力を発揮します。
FXのグランビルの法則は最強な法則である理由
FXのグランビルの法則は最強なのかという理由は2つあります。
世界中の多くのトレーダーはグランビルの法則を知っているから
グランビルの法則は多くのトレーダーが理解しているので、法則に従いトレードする人が多いです。
FXの相場は人が動かしており、大衆が動くと思った方向に相場が動きます。
つまり、大衆が動く方向にトレードすればトレンドに自然と乗っかれるということです。
多くのトレーダーは移動平均線を活用しているから
グランビルの法則は、移動平均線とローソク足のパターンの法則になります。
移動平均線は、世界中の多くのトレーダーが活用しているテクニカル指標になります。
移動平均線を活用するトレーダーであれば、グランビルの法則を理解しているからです。
グランビルの法則の8つの売買サイン
グランビルの法則の8つの売買サインについてご紹介したいと思います。
グランビルの法則には4つの買いサインと4つの売りサインが存在します。
赤が4つの買いサインで青が4つの売りサインになります。
グランビルの法則:買いパターン1
買いパターン1では、移動平均線が下落した後に上昇もしくはレンジの状態になり
ローソク足が移動平均線の上で終わったポイントになります。
買いパターン1でトレードするためには、安値が切り上がっていることや
下値に強いサポートがあることを確認してエントリーしましょう。
グランビルの法則:買いパターン2
買いパターン2は、移動平均線が上昇している状態でローソク足の終値が移動平均線を
下から抜いたポイントになります。
私はトレンドフォローでトレードしますが、
この買いパターン2のポイントを狙って入るようにしています。
グランビルの法則:買いパターン3
買いパターン3は、ローソク足が移動平均線の上に推移して下落して調整する動きがあるが
移動平均線を下回らずにタッチや反転したポイントです。
これも追撃する時に入るポイントの1つですね。
グランビルの法則:買いパターン4
買いパターン4は移動平均線が下落している時にローソク足が大きく離れて乖離している
ポイントになります。
移動平均線とローソク足は近づけば遠くなり、遠ければ近づいていきます。
買いパターン4は移動平均線の回帰性を利用した逆張りの買いということです。
グランビルの法則:売りパターン5
売りパターン5は移動平均線がレンジや下降トレンド転換した場合に
ローソク足の終値が下抜いてたポイントです。
トレンド転換シグナルが発生したのを確認してから入るようにしましょう。
グランビルの法則:売りパターン6
売りパターン6は移動平均線が下降している状況で、
ローソク足の終値が移動平均線を下抜いたポイントになります。
グランビルの法則:売りパターン7
売りパターン7はローソク足が移動平均線の下に推移しており一旦調整の動きで
移動平均線を上回ることなくタッチもしくは反転したポイントです。
グランビルの法則:売りパターン8
売りパターン8は、移動平均線が上昇している場合にローソク足が大きく乖離したポイントです。
買いパターン4と同様に売りパターン8も逆張りになるのでトレンドフォローでトレードする人は
この2つのサインはスルーしても良いです。
グランビルの法則でオススメの移動平均線の期間や設定は?
グランビルの法則でオススメの移動平均線の期間や設定ですが、
移動平均線の設定値は自由に変更できますので、人によって見ている移動平均線が違います。
個人的には、
・25MA
などの期間を利用するのが良いと思います。
200MAがオススメな理由は、
グランビル氏が、統計学の期間平均を株価に応用する方法を発見した際、
より精度の高い期間が何日かを知るためにバックテストを繰り返しました。
その結果、200日がもっとも信頼できることを確認したと発表しています。
これにより多くのFXトレーダーが200日が使われるようになったと言われています。
ですので、多くのFXトレーダーはチャートに200MAを表示しているため、
200MAをベースにグランビルの法則を活用するのが良いと思います。
また、25MAもグランビルで使われることがよくあります。
ですので、200MAもしくは25MAを使用するようにしましょう。
移動平均線の種類をSMA(単純移動平均)とEMA(指数平滑移動平均線)
にするかで迷っている方が多いと思いますが、
トレンド方向性と直前の値動きに対応させたい場合:EMAを使用
という感じで判断するようにしましょう。
グランビルの法則が使えないのは本当か?
巷では、グランビルの法則が使えないなどと言われていますが、
私はグランビルの法則を利用してトレードしているので、
グランビルの法則が使えないということは無いと思います。
なぜ、グランビルの法則が使えないと言われるのかというと、
グランビルの法則自体は理解はしているが、トレードに役立てることができていないからです。
トレードに役立てることができない=使えない法則
と感じてしまうわけです。
逆に言えばトレードで役立て方を理解すれば、グランビルの法則は使えるとなるわけです。
グランビルの法則を実践的に使う手法
グランビルの法則は移動平均線を1本だけで分析するのは難しいと思います。
複数の移動平均線を活用してグランビルの法則を使うのが良いでしょう。
基準にする移動平均線は200MAや25MAですが、
タイミングを掴むためにもう1〜2本の移動平均線を使ってあげると、
より、グランビルの法則でトレードしやすくなります。
グランビルの法則とダウ理論を組み合わせる
グランビルの法則をさらに精度を高める方法の一つにダウ理論と組み合わせる方法があります。
ダウ理論とは、19世紀後半に米国の証券アナリストである
チャールズ・ダウ氏が考案した6つの法則のことを言います。
ダウ理論の中で「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する」
という考え方をグランビルの法則に組み合わせることができます。
例えば、以下のチャートでは高値・安値が更新されており高値がサポレジ転換しております。
移動平均線を抜いてグランビルの法則の買いパターン2になっています。
また、以下のチャートでは高値・安値が更新されており安値がサポレジ転換しております。
移動平均線を抜いてグランビルの法則の売りパターン6になっています。
このようにダウ理論とグランビルの法則を活用すると精度が高くなります。
まとめ
グランビルの法則は非常にFXでは強い武器になります。
また、ダウ理論との組み合わせることでより効果を発揮しますのでぜひ活用してみてください。
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