FXのスーパートレンド(SuperTrend)の使い方や手法・組み合わせについてわかりやすく説明してみた
目次 スーパートレンド(SuperTrend)とはスーパートレンド(SuperTrend)の計算式計算式の具体例スーパートレンド(SuperTrend)の期間実践的な設定値の目安スーパートレンド(SuperTrend)の […]

- スーパートレンド(SuperTrend)とは
- スーパートレンド(SuperTrend)の計算式
- スーパートレンド(SuperTrend)の期間
- スーパートレンド(SuperTrend)の使い方
- スーパートレンド(SuperTrend)の組み合わせや手法
スーパートレンド(SuperTrend)とは
スーパートレンド(SuperTrend)とは、
フランスの投資家であるOliver Seban氏が考案したインジケーターです。
Oliver Seban氏は32歳という若さで億万長者となり、35歳でリタイアしていますし、
投資に関する著書も出版しており一部の界隈では有名人とされています。
今回はスーパートレンド(SuperTrend)について徹底解説していきます。
スーパートレンド(SuperTrend)の計算式
スーパートレンド(SuperTrend)は、一定期間におけるボラティリティを表す
ATR(Average True Rang)に基づきトレンドの方向性を示してくれます。
ATR(Average True Rang)については以下の記事を参照してください。

スーパートレンド(SuperTrend)の計算式は以下のようになります。
ロウワーライン = 平均値 – (乗数 × ATR)
平均値 =(高値+安値)/2
計算式の具体例
数式だけだとイメージしづらいので、実際の数値を当てはめてみます。
例えば、ドル円が高値150.60円・安値150.20円で推移しており、ATR(14期間)が0.30円、乗数を3に設定していたとします。
アッパーライン = 150.40 +(3 × 0.30)= 151.30円
ロウワーライン = 150.40 -(3 × 0.30)= 149.50円
この場合、ローソク足が151.30円を上抜けると下降トレンドから上昇トレンドへの転換シグナルとなり、逆に149.50円を下抜けると上昇トレンドから下降トレンドへの転換シグナルとなります。ATRが大きい(値動きが荒い)局面ほどバンドの幅が広がり、ダマシを減らせる反面、転換の反応は遅くなる関係を覚えておくと設定値を決めやすくなります。
スーパートレンド(SuperTrend)の期間
スーパートレンド(SuperTrend)の期間は、ATRのデフォルト期間は主に10を使用します。
また、乗数は、最小値2~最大値3が使用されます。
実践的な設定値の目安
期間・乗数の組み合わせによって、反応の速さとダマシの出やすさが変わります。目安として以下のように使い分けるとよいでしょう。
シグナルへの反応が早くなる分、レンジ相場でのダマシが増えやすくなります。
中期〜長期売買(スイング・ポジション):期間10〜14、乗数3前後
反応はやや遅れますが、ノイズを拾いにくく、大きなトレンドを取りこぼしにくくなります。
乗数を大きくするほどバンドが広がり「だまされにくいが転換に気づくのが遅れる」、乗数を小さくするほど「転換に早く気づけるが誤シグナルが増える」というトレードオフがあるため、まずは初期値(期間10・乗数3)で運用し、通貨ペアや時間足に応じて微調整するのが現実的です。
スーパートレンド(SuperTrend)の使い方
スーパートレンド(SuperTrend)の使い方について説明します。
トレンド方向のフィルター
スーパートレンド(SuperTrend)はトレンド方向のフィルターとして役立ちます。
スーパートレンド(SuperTrend)よりもローソク足が下:ショートエントリーに絞る

損切りや利確ラインの目安
スーパートレンド(SuperTrend)はATRをベースにしているため、
損切りラインや利確ライン基準としても使用します。
スーパートレンド(SuperTrend)の反対側のラインにローソク足の終値が割り込むと、
トレンドが転換した考えることができるため、
スーパートレンド(SuperTrend)の後ろにストップロスを置くことができますし、
利確ラインとしても機能します。

MTF分析
紹介しているスーパートレンド(SuperTrend)のインジケーターは、
MTF分析が可能なインジケーターです。
ですので、上位足のスーパートレンド(SuperTrend)の状態を
下位足でも表示させることが可能です。

スーパートレンド(SuperTrend)の組み合わせや手法
スーパートレンド(SuperTrend)の組み合わせや手法について説明します。
移動平均線
長期の移動平均線と組み合わせることで、トレンド方向が安定してエントリーしやすくなります。
移動平均線については以下の記事を参照してください。

長期移動平均線よりもローソク足が上にあり、
スーパートレンド(SuperTrend)が下にある時はロングエントリーをします。

長期移動平均線よりもローソク足が下にあり、
スーパートレンド(SuperTrend)が上にある時はショートエントリーをします。

MTFのスーパートレンド(SuperTrend)を追加するとこのようになります。

ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドについては以下の記事を参照してください。

長期移動平均線よりもローソク足が上にあることを確認しましょう。

スーパートレンド(SuperTrend)がそれぞれ上昇トレンドであることを確認しましょう。

ボリンジャーバンドのバンドをブレイクでロングエントリーします。

長期移動平均線よりもローソク足が下にあることを確認しましょう。

スーパートレンド(SuperTrend)がそれぞれ下降トレンドであることを確認しましょう。

ボリンジャーバンドのバンドをブレイクでショートエントリーします。

スーパートレンド(SuperTrend)のインジケーターのダウンロード
スーパートレンド(SuperTrend)のインジケーターのダウンロードですが、
スーパートレンド(SuperTrend)はMT4やMT5には標準搭載されていませんので、
以下のリンクからスーパートレンド(SuperTrend)の
インジケーターをダウンロードしてください。
スーパートレンド(SuperTrend)のダウンロードはこちら
スーパートレンドだけで勝てるのか?
「スーパートレンドだけで勝てるのか」という疑問を持つ方は多いですが、結論として単体運用はおすすめできません。
理由は、スーパートレンドはトレンド相場で強い効果を発揮する反面、レンチ相場(方向感のない横ばい相場)ではダマシのシグナルが連発しやすいためです。特に、値動きが荒い直後にATRが大きく膨らんだままバンドが広がっている局面では転換シグナルの反応が遅れ、逆にATRが縮小したレンジ相場では小さな値動きでもバンドを何度も抜けて逆張り的なダマシが連発しやすくなります。
上記で紹介した移動平均線やボリンジャーバンドとの組み合わせのように、「今がトレンド相場かどうか」を別の指標で確認した上でスーパートレンドをエントリーの補助として使うのが、現実的な勝率の高い使い方です。単体でのシグナルだけを根拠にせず、必ず損切りラインとセットで運用することが前提になります。
まとめ
スーパートレンド(SuperTrend)は海外でも人気なインジケーターですので、
興味がある方はぜひ活用してみてください。