FXのフィボナッチとは
フィボナッチとは、フィボナッチ数列を活用したものになります。
フィボナッチを理解するために少し数学的な側面を理解しなければいけません。
フィボナッチを完璧には理解できないので、数学の勉強をしましょう。
フィボナッチ数列というのは下記のような数列を指します。
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233、377…..
フィボナッチ数列は前の数字と前の前の数字を足したものが次の数字になっています。
このフィボナッチ数列の特徴は、隣り合った数字の比率が黄金比と言われる
『1:1.618』にどんどん近づいていくことです。
このフィボナッチ数列は黄金比に近づいていく特徴があり、FXでも非常に活用できます。
黄金比とは先程説明した『1:1.618』という人が美しいと感じる比率であり、
デザインなどで意識されています。
iPhoneなどを手がけるApple(アップル)社の代表的なりんごのマークはなんと黄金比が
用いられていますし、Twitter(ツイッター)などのロゴにも黄金比を活用されています。
これは人の感覚なので何が惹きつけるものがあるのかはなぞですが、
無意識に黄金比を人は美しいと感じるようです。
美しくトレードがしたいのであればフィボナッチを活用するべきです。
フィボナッチは神秘的な要素があり、多くのトレーダーが使用しているので
今回の記事でフィボナッチについてマスターしましょう。
FXでフィボナッチは意味ない勝てないのは本当なのか?
FXでフィボナッチは意味ないとか勝てないと巷で言われていますが、
フィボナッチの法則はとても有効なものであり、
世界中の多くのトレーダーが意識しているため、そのラインが意味がないことはありません。
実際に機能や反応を見せます。
また、フィボナッチが勝てないと言われるのも
フィボナッチの引き方や起点選び方を間違えれば、
何の意味もないラインになりますし勝てないと言われるのも納得します。
正しくいフィボナッチのラインを引き方を身につければ意味のある勝てるラインになります。
FXでフィボナッチで使う数値
FXでフィボナッチ数列を使う数値ですが、
一般的には下記の数値を多くのトレーダーが活用します。
・38.2%
・61.8%
・76.4%
・161.8%
・261.8%
これらのフィボナッチではこれらの数値を覚えておけば大丈夫です。
FXの様々なフィボナッチの引き方
具体的なFXでフィボナッチを使いトレードを行う方法ですが、
・フィボナッチエクスパンション
・フィボナッチ
が代表的です。
ではそれぞれについて詳しく記載していきます。
フィボナッチリトレースメントの引き方
フィボナッチリトレースメントとは、相場の上昇局面における一時的な押し目や、
下降局面における一時的な戻りを予測するために使います。
フィボナッチ比率を活用して、どこでチャートが反転するかによって、
トレンドの強弱を分析することが可能です。
フィボナッチリトレースメントで使われる数値は以下のとおりです。
・50.0%
・61.8%
MT4にデフォルトで入っているので、
MT4上部のツール一覧の中からフィボナッチリトレースメントをクリックしましょう。
フィボナッチリトレースメントは上昇トレンドで使う場合は、
トレンドの始まりとなる安値と直近の高値を選び引きましょう。
フィボナッチリトレースメントは下降トレンドで使う場合は、
トレンドの始まりとなる高値と直近の安値を選び引きましょう。
フィボナッチエクスパンションの引き方
フィボナッチエクスパンションとは、価格が押し目や戻り売りという小休止を経て、
それからどこまで進んでいくのかを予想するのに用いられます。
上昇や下降などのトレンドがハッキリしていたり、
高値と安値がハッキリしている相場で機能しやすいです。
トレンドが発生した場合調整後の次の値動きの目標がどこなのかがわかります。
フィボナッチエクスパンションで使われる数値は以下のとおりです。
・261.8%
フィボナッチ・エクスパンションの引き方ですが、
MT4にデフォルトで入っているので、
MT4上部のツール一覧の中からフィボナッチエクスパンションをクリックしましょう。
上昇トレンドの場合は、安値を2点と高値を1点で結びラインを引きます。
下降トレンドの場合は、高値を2点と安値を1点で結びラインを引きます。
フィボナッチエクステンションの引き方
フィボナッチエクステンションとは、フィボナッチリトレースメントの延長部分を意味しています。
フィボナッチエクステンションは、押し目戻り目から計算し、
その後相場が、どこまで伸びるのかを計算します。
フィボナッチエクステンションとフィボナッチエクスパンションは違います。
フィボナッチエクステンション(伸長):基準に対してどれだけの長さのトレンドになるかの絶対値の伸長をみる。
フィボナッチエクステンションで使われる数値は以下のとおりです。
フィボナッチエクステンションは、161.8%は利確ラインとしてよく使用されます。
フィボナッチエクスパンションは3点を繋いでラインを引きますが、
フィボナッチエクステンションは2点を繋いでラインを引きます。
通常のフィボナッチリトレースメントは
過去から未来にラインを引いて、押し目買いや戻り売りを狙いますが、
フィボナッチエクステンションは未来から過去に引きます。
フィボナッチは複数の時間足でコンフルエンスに組み合わせて活用する
フィボナッチリトレースメントやフィボナッチエクスパンションは、
コンフルエンス(Confluence)に使いましょう。コンフルエンスとは合流点という意味があります。
言い換えて言うと、
異なる時間足のチャートで引いたフィボナッチの重なり合うラインのゾーンのことです。
つまり、複数の時間足でフィボナッチを活用する方法です。
フィボナッチリトレースメントをコンフルエンスに使う場合は、
短期の時間足:61.8%ライン
などが重なりあうゾーンは非常にラインとして機能しやすいです。
押し目買いや戻り売りとしても利確にも活用できます。
FXのフィボナッチのオススメのインジケーター
FXのフィボナッチのオススメのインジケーターをご紹介します。
フィボナッチを毎回自分で引くのは手間だと思う方は、
xit fibsを利用しましょう。
このインジケーターは、フィボナッチのラインを自動で引いてくれるインジケーターです。
FX初心者でも自動でフィボナッチを引いてくれれば、
ラインの引き方を間違える心配が無くなります。
フィボナッチを応用したハーモニックパターン
ハーモニックパターンとは、
欧米を中心に人気がある分析方法でフィボナッチの数値を利用したパターン分析の一つです。
ハーモニックパターンとは、2つの三角形を組み合わせたパターンになります。
この三角形の組み合わせの端で相場が反転する法則がハーモニックパターンです。
ハーモニックパターンについては下記の記事を参照してください。
フィボナッチを学ぶためのオススメの本
フィボナッチを学ぶためのオススメの本ですが、
フィボナッチ逆張り売買法という本がおすすめです。
より詳しく学びたい方はぜひ購入しましょう。
まとめ
フィボナッチは非常に多くのトレーダーに愛されているテクニカル分析になります。
ダウ理論やエリオット波動などを組み合わせてより硬いトレンドフォローのトレードが
できるように心がけましょう。
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