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FXで有名なビル・ウィリアムズ氏が考案したFractals(フラクタル)のダマシを避ける使い方についてわかりやすく解説してみた

Bill Williams考案のFractals(フラクタル)インジケーターについて、算出の仕組み・MT4/MT5での表示方法・シグナルの見方・ダマシの避け方・Alligatorとの組み合わせ方を解説します。

Fractals(フラクタル)インジケーターを解説する記事のアイキャッチ、ダークネイビー背景に「フラクタル」の文字とブルーのグラフ装飾
この記事でわかること
  • Fractals(フラクタル)とは
  • Fractals(フラクタル)の使い方
  • Fractals(フラクタル)の組み合わせ
  • MT4/MT5でFractals(フラクタル)を表示する方法
  • まとめ

Fractals(フラクタル)とは

「Fractals(フラクタル)って結局どんな指標なの?」

「単体で使うとダマシが多いと聞いたけど、どう対策すればいいの?」

そんな疑問に答えるのがこの記事です。

ビル・ウィリアムズ氏が考案した、

相場の山・谷(トレンドの転換点になりやすい価格)を

自動でチャートに表示するテクニカル指標です。

ラインを引く補助にしたり、TPやSLを置く位置の目安にしたりと、

汎用性の高いツールで、海外では重要指標として活用されています。

日本ではあまり馴染みが薄いインジケーターですが、

この記事では算出の仕組み・設定・シグナルの見方・

ダマシの避け方・実践的な使い方に絞って解説します。

この指標は、中央のローソク足を基準に前後2本ずつ、

合計5本のローソク足の高値・安値を比較して自動的に描画される仕組みです。

中央の足の高値が前後4本のどの高値よりも高ければ下向き矢印(天井のフラクタル)、

中央の足の安値が前後4本のどの安値よりも低ければ

上向き矢印(底のフラクタル)が表示されます。

解説動画はこちら

このシグナルは後からサインが付いてくる、後出しのインジケーターです。

矢印が表示されるには、右側の2本目のローソク足が確定するのを待つ必要があります。

そのため、トレードのシグナルとして少し遅行性があります。

FX Fractals(フラクタル)

Fractals(フラクタル)を単独で使う際の欠点

条件となる形が揃えば必ず表示されるため、

レンジ相場や値動きの荒い場面では

短い間隔で上向き・下向きのフラクタルが交互に出続け、いわゆる「ダマシ」が多発します。

特にニュース発表直後やスプレッドが開きやすい時間帯は、

一時的な値の跳ねだけでフラクタルが成立してしまうことがあり、

単独でエントリー根拠にすると損切りが連続しやすい点に注意が必要です。

そのため、Fractals(フラクタル)は

「反転の候補地点を機械的に洗い出すツール」として使い、

実際のエントリー判断は後述するAlligator(アリゲーター)など

トレンド系の指標と組み合わせて、

トレンド方向と逆行しないフラクタルだけを採用するという絞り込みが実践的です。

具体的には、以下のポイントを確認してから

エントリー判断に使うとダマシを減らしやすくなります。

①フラクタルの向きがAlligatorの中期線と一致しているか確認する
②レンジ相場やニュース発表直後で短期間に矢印が連続していないかを確認する
③該当のFractalsが既存の水平線・トレンドラインと重なっているか確認する

Fractals(フラクタル)の使い方

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Fractals(フラクタル)をラインを引く目安にする

この指標をベースにラインを引くことで、

水平線やトレンドラインが簡単に引けます。

以下のように水平線を引くことができますし、

FX Fractals(フラクタル)

同じように、トレンドラインも引くことができます。

FX Fractals(フラクタル)

また、この水平線を応用すると、

ロールリバーサル(レジスタンスだった価格帯がサポートに転換する、

またはその逆が起こる現象)を狙えます。

そのロールリバーサルによるロングエントリーの例です。

FX Fractals(フラクタル)

同じく、ロールリバーサルのショートエントリーです。

FX Fractals(フラクタル)

Fractals(フラクタル)をエリオット波動のカウントに使う

フラクタルスタートからフラクタルシグナルまでの値動きを線で繋ぐと、

エリオット波動の1波から5波までを可視化することができます。

FX Fractals(フラクタル)

ここで扱っているのは、あくまでFractals(フラクタル)という指標を使って

1本のチャート上の波を数える方法です。

上位足の波の中に下位足の波が入れ子状に存在する「フラクタル構造」を使って

複数時間足を横断的に分析する話は範囲が異なるため、

フラクタル構造の詳しい解説記事で扱っています。

エントリーとして活用する

ここまで見た使い方に加えて、エントリーの判断材料としても活用できます。

はじめに一つのFractals(フラクタル)ができた後、

反対側にもうひとつのFractals(フラクタル)が完成すると、

はじめのFractals(フラクタル)をフラクタルスタート、

反対側に形成されたFractals(フラクタル)をフラクタルシグナルと呼びます。

FX Fractals(フラクタル)

フラクタルシグナルは、エントリーのシグナルとなります。

フラクタルシグナルをブレイクアウトした方向へ順張りでエントリーしますが、

前述の①Alligator中期線との向き一致、

②連続矢印がないかの確認、

③水平線・トレンドラインとの重なり、

という3つのチェックを満たしたシグナルだけを採用してください。

損切りは、フラクタルスタート側の高値・安値の少し外側に置くのが目安です。

FX Fractals(フラクタル)

Fractals(フラクタル)の組み合わせ

そもそも単体で活用するテクニカル指標ではありません。

組み合わせでオススメなのが

Alligator(アリゲーター)ですね。

Alligator(アリゲーター)とは、ビル・ウィリアムズが開発したインジケーターです。

3本の移動平均線をベースに作られており、移動平均線が開いたときに、

ワニの口が開いているように見えるため、

Alligator(アリゲーター)という名前がつけられたようです。

Alligator(アリゲーター)の詳しい使い方はこちら

Alligator(アリゲーター)は、トレンドの始まりと継続と終わりを可視化し、

対して、こちらは価格が反転しやすいポイントを可視化します。

この2つの指標を組み合わせることで、

Alligator(アリゲーター)の中期線(赤い線)よりも上に

下向きのフラクタルが表示された場合ロングエントリーを狙うことができます。

FX Fractals(フラクタル) アリゲーター

Alligator(アリゲーター)の中期線(赤い線)よりも下に

上向きのフラクタルが表示された場合ショートエントリーを狙うことができます。

FX Fractals(フラクタル) アリゲーター

このように、Fractals(フラクタル)はビルウィリアムズ系のテクニカル指標と

組み合わせるのがオススメです。

MT4/MT5でFractals(フラクタル)を表示する方法

MT4・MT5どちらにも標準搭載されている

ビル・ウィリアムズ系インジケーターのため、追加のダウンロードは不要です。

表示手順は以下の通りです(MT4・MT5とも同じ操作で表示できます)。

①「挿入」→「インディケータ」→「Bill Williams」→「Fractals」
②パラメータ画面が表示されるので、そのまま「OK」を押す(基本的に初期設定のまま使う指標)
③チャート上に上下の矢印としてフラクタルが表示される

ほかの指標と違い調整すべきパラメータがほとんど無いため、

表示したらすぐに使い始められる点も特徴です。

なお、算出本数(前後2本ずつ・計5本)自体は

MT4/MT5の標準パラメータ画面からは変更できません。

本数を変えたい場合は、カスタムインジケーターを別途導入する必要があります。

まとめ

この指標は、あまり日本のFXトレーダーには馴染みの薄いため、

使われる頻度が少ないテクニカル指標ですが、

使い方次第でかなり化けるテクニカル指標です。

単体で使うとダマシが多い点には注意し、

①Alligator中期線との向き一致、

②連続矢印がないかの確認、

③水平線・トレンドラインとの重なり、

という3つのチェックポイントを満たしたシグナルだけを採用してください。

Alligator(アリゲーター)の中期線との位置関係でロング・ショートを判定する

組み合わせ方は、Alligator(アリゲーター)の詳しい使い方はこちらもあわせてご覧ください。

複数時間足をまたいだフラクタル構造を学びたい方は、

フラクタル構造の詳しい解説記事もあわせてどうぞ。

まずはMT4/MT5にFractals(フラクタル)を表示し、

チャート上で実際のシグナルを確認しながら検証してみてください。

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