Fractals(フラクタル)とは
Fractals(フラクタル)は、ビル・ウィリアムズ氏が考案した
底と天井の検出を可能にするテクニカル指標です。
Fractals(フラクタル)は相場の山・谷をチャートに表示し、
ラインを引く補助として活用したり、TPやSLの置く位置などに利用できる汎用性の高いツールです。
Fractals(フラクタル)とは、トレンドの転換点を見極めるために使用するテクニカル指標です。
Fractals(フラクタル)は、あまり日本では馴染みが薄いですが、
海外では重要指標として活用されています。
Fractals(フラクタル)は後からサインが付いてくる後出しのインジケーターです。
Fractals(フラクタル)が完成して矢印が表示されるには、
Fractals(フラクタル)の右側の2本目のローソク足が確定するのを待つ必要があります。
そのため、トレードのシグナルとして少し遅行性があります。
Fractals(フラクタル)の使い方
Fractals(フラクタル)の使い方について説明します。
Fractals(フラクタル)をラインを引く目安にする
Fractals(フラクタル)をベースにラインを引くことで、
水平線やトレンドラインが簡単に引けます。
以下のようにFractals(フラクタル)をベースに水平線を引くことができますし、
以下のようにFractals(フラクタル)をベースにトレンドラインも引くことができます。
また、Fractals(フラクタル)の水平線を応用するとロールリバーサルを狙えます。
Fractals(フラクタル)をベースにしたロールリバーサルのロングエントリーです。
Fractals(フラクタル)をベースにしたロールリバーサルのショートエントリーです。
Fractals(フラクタル)をエリオット波動のカウントに使う
フラクタルスタートからフラクタルシグナルまでの値動きを線で繋ぐと、
エリオット波動の1波から5波までを可視化することができます。
エントリーとして活用する
Fractals(フラクタル)はエントリーとしても活用することができます。
Fractals(フラクタル)ができた後に、
反対側にもうひとつのFractals(フラクタル)が完成すると
はじめのFractals(フラクタル)をフラクタルスタートと呼びます。
そして、反対側に形成されたFractals(フラクタル)をフラクタルシグナルと呼びます。
フラクタルシグナルは、エントリーのシグナルとなります。
フラクタルシグナルをブレイクアウトした方向へ順張りでエントリーします。
Fractals(フラクタル)の組み合わせ
Fractals(フラクタル)は基本的には単体として活用するテクニカル指標ではありません。
Fractals(フラクタル)の組み合わせでオススメなのがAlligator(アリゲーター)ですね。
Alligator(アリゲーター)とは、ビル・ウィリアムズが開発したインジケーターです。
3本の移動平均線をベースに作られており、移動平均線が開いたときに、
ワニの口が開いているように見えるため、Alligator(アリゲーター)という名前がつけられたようです。
Alligator(アリゲーター)は、トレンドの始まりと継続と終わりを可視化し、
Fractals(フラクタル)は、値動きの位相関数Phase Spaceを可視化します。
Fractals(フラクタル)とAlligator(アリゲーター)を組み合わせることで、
Alligator(アリゲーター)の中期線(赤い線)よりも上に
下向きのフラクタルが表示された場合ロングエントリーを狙うことができます。
Alligator(アリゲーター)の中期線(赤い線)よりも下に
上向きのフラクタルが表示された場合ショートエントリーを狙うことができます。
このようにビルウィリアムズ系のテクニカル指標を組み合わせるのが、
Fractals(フラクタル)はオススメになります。
まとめ
Fractals(フラクタル)は、あまり日本のFXトレーダーには馴染みの薄いため、
使われる頻度が少ないテクニカル指標ですが、
Fractals(フラクタル)は使い方次第でかなり化けるテクニカル指標です。
もし、興味があればぜひ活用してみてください。
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