RCI(Rank Correlation Index)とは
RCIとは、英語でRank Correlation Indexの頭文字を取ったものです。
日本語に翻訳すると、「順位相関係数」という意味になります。
順位相関係数とは1,2,3….というような順位データを使って、
2つのデータ間の相関性を測る方法になります。
順相関であれば100%に近い数字で、逆相関であれば-100%に地下数字が出てきます。
RCI(Rank Correlation Index)では、分析期間の
・価格の順位
の間にある相関性を順位相関関係数で測り描画するインジケーターになります。
RCI(Rank Correlation Index)は、日付(時間)と価格それぞれに順位をつけることによって、
両者にどれだけの相関関係があるのかを計算し、
相場のトレンドとその勢い、過熱感を知ることができるインジケーターになります。
RCIの計算式
RCIの計算式についてです。
d:「日付の順位」と「価格の順位」の差を2乗し、合計した数値
n:期間
日付の順位:当日(最新の日付)=1、として遡りながら、2,3,4・・・と順位をつけます。
価格の順位:期間中の最高値=1、として、高い順に2,3,4・・・と順位をつけます。
RSIとRCIの違い
RSIとRCIの違いについて説明します。

まず、RSIとRCIはレートの範囲が異なります。
RSIは0%から100%の範囲で推移します。RCIの場合は-100%から+100%の範囲で推移します。
また、RSIはn日間の間で下落と上昇どれだけ比率に差が生まれたのかを表していますが、
RCIはn日間の間で、間近の価格は何番目の強さ・影響力なのかを表しており、
名前は似ていても全く異なるテクニカル指標であることがわかります。
RCIの期間
RCIの期間は基本的にデフォルトのものを活用しましょう。
中期:26
長期:52
になります。このRCIの期間は実は一目均衡表がベースになっています。

一目均衡表では「9、17、26」を基本数値としており、
「33、42、52、65、76」などを複合数値と呼びます。
RCIの使い方
短期(9)は3つのRCIの中一番反応しやすいです。
中期(26)は3つのRCIの中で中間の期間になります。
長期(52)は一番期間が一番長いです。
つまり、3つのRCIの中で1度示した方向に変わることがないです。
中期はチャートの方向性を確認するために活用しましょう。
基本的にこの短期は面としてエントリータイミングなどを図るために活用しましょう。
RCI(Rank Correlation Index)と同じように指標が上昇して高値にいれば
と同じように、指標が上昇して高値水準にいれば割高、安値水準にいれば割安と見て、
買われすぎ、売られすぎの判断をします。
トレンド転換として使用
RCIは-100%〜+100%までの数値で表示されます。
一般的な逆張り手法として利用する場合は-95%以下からの反発は買いと判断します。
また、-80%以下で推移した相場が-80%以上に戻るタイミングは、
上昇の転換シグナルとして機能します。
逆に+95以上からの反発は売りと判断します。
また、+80%が+80%以下へと推移した場合は下降転換シグナルとして利用できます。
パーフェクトオーダーとして使用
RCIではパーフェクトオーダー時にエントリーを行います。
RCIの手法
RCIの手法の中には鳥居万友美のRCI×ボリンジャーバンドの鉄板手法が存在します。
RCIの手法としててシンプルで使いやすいのでおすすめです。

RCIのインジケーターのダウンロード
RCIはMT4にデフォルトでは入っていないので、
自分でRCIのインジケーターをダウンロードする必要があります。
まとめ
RCI(Rank Correlation Index)は使いこなせるようになれば便利なインジケーターですので、
もし興味がある人は使ってみましょう。
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