VWAPとは
VWAPとは『Volume Weighted Average Price』の略語で、
日本語では『出来高加重平均』と言います。
VWAPは当日にトレードされた価格ごとに形成される出来高(売買高)を加重平均して
数値やグラフで表したものです。
ただし、FXには株式のような出来高が無いのでティック数を用いて計算しています。
あまり日本ではVWAPを活用されていませんが、
海外トレーダーの中にはVWAPを投資基準で考える非常に多いです。
また、VWAPは大口取引を行う機関投資家やヘッジファンドが中心に目標値としています。
よって、VWAPは機関投資家などが目標値としているので、
機関投資家の心理が読み取れる指標のひとつとして考えられるようになっています。
今回はそんなVWAPについて徹底解説していきたいと思います。
VWAPの計算式
VWAPの計算式は以下の通りになります。
計算式から分かる通り、VWAPは出来高が考慮されているので現状の相場環境に近い動きをします。
VWAPの使い方や見方
VWAPの使い方は基本的に移動平均線と同じように使います。
移動平均線やボリンジャーバンドなどの指標は連続性がありますが、
VWAPは1日などの限られた時間でチャート上に表示されます。
連続しているのではなく1日などで毎回区切られるということを頭に入れておいてください。
VWAPはデイトレードにおすすめです。
デイトレードの目標値を算定する指標として活用できます。
他にもスキャルピングでも活用することが可能です。
エントリー方向性を絞ることができる
ローソク足がVWAPよりも上にある場合は、
その日に銘柄を買った投資家の多くは含み益状態であり、上昇方向への買い圧力が強いです。
逆にローソク足がVWAPを下にある場合は、
その日に銘柄を買った投資家の多くは含み損状態であり、下落方向への売り圧力が強いです。
ローソク足がVWAPを下にある場合:下降トレンドでありショートエントリーに絞る
サポレジラインと活用する
VWAPの値は機関投資家の売買目標にしているので、
その価格付近はサポレジラインとして機能します。
利確ラインとして活用する
VWAPの上下のバンドは、利確ラインとして機能します。
VWAPのインジケーター
VWAPのインジケーターについて説明します。
VWAPバンドはVWAPに標準偏差バンドが追加されたものです。
個人的にVWAPのインジケーター使うのであればVWAPバンドの方がオススメですね。
VWAPバンドの仕組みはボリンジャーバンドと同じです。
また、Pricehistgram_Onclickなどの価格帯がわかる
インジケーターと組み合わせるとより効果的ですね。
まとめ
VWAPは株式投資のファンドや機関投資家が利用します。
FXには出来高が無いですが、応用して使うことも可能です。
VWAPはその日の中にポジションをクローズするデイトレードやスキャルピングに適しています。
VWAPは株式トレードではよく使われますが、FXではあまり使っている人がいないので、
もし、興味があればぜひ活用してみてください。
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