MFI(Money Flow Index)とは
MFI(Money Flow Index)は『資金流入指数』を指しており、
『買いと売りどちらに向いているかを値動きと出来高から判断する』テクニカル指標になります。
MFI(Money Flow Index)は、出来高を加味しているので精度が高いです。
MFI(Money Flow Index)の計算式
MFI(Money Flow Index)の計算式は以下の通りになります。
MF (Money Flow) = TP × 出来高
PMF (Positive Money Flow) = 1本前のローソク足よりTPが上昇したときのMFの合計
NMF (Negative Money Flow) = 1本前のローソク足とTPが不変または下落したときのMFの合計
MFI (Money Flow Index) = 100 × PMF / (PMF + NMF)
Money Flow Indexは、計算式から出来高が少ない時は敏感に反応し、
逆に出来高が大きい時は鈍感になります。
これがその他のオシレーター系インジケーターとMFI(Money Flow Index)の違いになります。
MFI(Money Flow Index)とRSIの違い
MFI(Money Flow Index)とRSIの違いについて説明します。
RSIとは、Relative Strength Indexの略語で
一定期間内の相対的な「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を表します。
J.W.ワイルダーが考案したテクニカル指標になります。
おそらくオシレーター系指標だとRSIの方が知名度が高いですが、
RSIの場合は相場の変動幅だけを使用していますが、
MFI(Money Flow Index)の場合は値幅と出来高を考慮しているので精度が高くなります。
MFI(Money Flow Index)の期間や設定
MFI(Money Flow Index)の期間や設定はデフォルトで『14』になります。
基本的には14の期間を使うようにしましょう。
MFI(Money Flow Index)の使い方
MFI(Money Flow Index)のトレード方法について紹介していきます。
買われすぎや売られすぎを判断
Money Flow Indexの値は0~100%で推移します。
80%以上の場合:買われすぎの売りサイン
と使用するのが一般的になります。
ダイバージェンス
ダイバージェンスとは逆行現象です。
MFI(Money Flow Index)も他のオシレーター指標と同じようにダイバージェンスが起きます。
ダイバージェンスが起きた場合はトレンド転換する可能性があります。
価格が安値切り下がり、MFI(Money Flow Index)が安値が切り上がりしていると
買いのダイバージェンスが発生しています。
価格が高値切り上がり、MFI(Money Flow Index)が高値が切り下がりしていると
売りのダイバージェンスが発生しています。
MFI(Money Flow Index)の組み合わせ
MFI(Money Flow Index)と組み合わせですが、Force Indexがオススメになります。
MFI(Money Flow Index)だけだとどうしてもダマシに合いやすいので、
Force Indexを組み合わせて使用することでダマシに合うことが少なくなります。
また、MFI(Money Flow Index)と
Force Indexの計算式に出来高が加味されているという共通点があります。
MFI(Money Flow Index)が20以下から20以上に上昇し、
Force Indexが0以下から0以上になった場合にロングエントリーをします。
MFI(Money Flow Index)が80以上から80以下に下落し、
Force Indexが0以上から0以下になった場合にショートエントリーをします。
まとめ
今回は、MFI(Money Flow Index)について解説してみました。
あまりメジャーに使われていないMFI(Money Flow Index)ですが、
非常に精度が高いと思うのでぜひ活用してみてください。
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