FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)の環境認識のコツや時間足の組み合わせなどわかりやすく解説してみた
目次 FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)とはFXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)はいらないのか?FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)の時間足の組み合わせスイングトレード(数日〜数週間ポジションを […]

- FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)とは
- FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)はいらないのか?
- FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)の時間足の組み合わせ
- FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)で環境認識する方法
- 長期足と短期足のシグナルが矛盾したときの判断基準
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)とは
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)とは、異なる時間軸のチャートを見て、
現在の相場状況やトレンドを把握してエントリーポイントを探る分析法です。
FX初心者は、単一の時間足でトレードを判断していますが、
FXのトレードというのは、上位足から方向性を判断していくというのが基本になります。
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)を理解すると、
ロングなのかショートなのかというエントリーの方向性に迷いが無くなります。
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)の仕組みを理解するためには、
フラクタル構造を理解するべきだと思います。
フラクタル構造とは、どんなに小さな部分をとっても全体に相似している構造のことを言います。

このフラクタル構造は自然界に多く存在しており、木の枝やロマネスコなどは、
フラクタル構造になっています。
FXのチャートもフラクタル構造になっています。
例えば、エリオット波動の5波の波をイメージしてください。
長期足の1つの波の中には中期足の5つの波が存在し、
中期足の1つの波の中には短期足の5つの波が存在します。

このようにFXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)はマトリョーシカ人形のように
同じパターンが時間足を変えると出現します。
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)はいらないのか?
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)はいらないというトレーダーも中にはいますが、
本当にFXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)はいらないのでしょうか?答えは✖です。
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)を利用することで、
時間足ごとのトレーダーの心理や動きを分析していきます。
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)がいらないという人は、単一時間足で分析しますが、
その時間足でトレードしているトレーダーの心理しか反映されていません。
長期足、中期足、短期足とそれぞれの時間足で見ているトレーダーの心理が合致するタイミングは、
優位性の高いエントリーポイントになりやすいので、
個人的には稼ぎたいのであれば、FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)は必須だと考えています。
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)の時間足の組み合わせ
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)の組み合わせですが、
中期足:1時間足〜4時間足
短期足:5分足〜15分足
という3つの時間足で組み合わせるのがオススメになります。
ただし、この組み合わせはトレードスタイルによって最適な幅が変わります。自分のスタイルに合わせて次のように調整してください。
スイングトレード(数日〜数週間ポジションを保有)
中期足:日足
短期足:4時間足
週足でトレンドの大枠を確認し、日足で押し目・戻りのタイミングを計り、4時間足で実際のエントリーポイントを絞り込みます。含み損に耐える時間が長くなる分、長期足のトレンド判断を誤ると損切りまでの時間も長くなりやすい点に注意してください。
デイトレード(1日〜数日でポジションを閉じる)
中期足:4時間足
短期足:1時間足
最もオーソドックスな組み合わせです。日足で方向性、4時間足でトレンド転換のサイン(ダイバージェンスやフィボナッチ)、1時間足でチャートパターンによるエントリーという流れが作りやすく、MTF分析を初めて実践する人はこのスタイルから始めるとテンポと精度のバランスが取りやすいです。
スキャルピング(数分〜数十分でポジションを閉じる)
中期足:15分足
短期足:1分足〜5分足
時間軸全体が短くなる分、経済指標発表などのボラティリティ急変に巻き込まれやすくなります。スキャルピングでMTF分析を使う場合は、重要指標の発表時間を事前にカレンダーで確認し、その前後は一旦分析の前提が崩れると考えて取引を控えるのが安全です。
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)で環境認識する方法
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)で環境認識する方法ですが、

中期足:トレンド転換やリスクリワードを探る時間足
短期足:実際にエントリーする時間足
と分けて判断していきます。
先に全体像をお伝えするとこのように
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)を利用して環境認識を行いエントリーしていきます。

長期足
長期足では、トレンドの方向性を判断しましょう。
トレンドの方向性を判断するためにダウ理論を使用します。

ダウ理論をベースに高値・安値の更新を判断します。

長期足のダウ理論でトレンドが発生している場合は、
そのトレンドには逆らわないのが基本方針です。
長期足のトレンド方向に従ったエントリーを優先しましょう。
中期足
中期足は長期足の1つの波であり、長期足のトレンドとは逆方向に動いていきます。
中期足のトレンドが転換するということは、長期足の大きなトレンドの方向性に合致しますので、
押し目買いや戻り売りを狙うタイミングになります。

中期足のトレンド転換を分析するために使用するが、
オシレーターのダイバージェンスとフィボナッチになります。
ダイバージェンスとは、逆行現象という意味でオシレーター系のテクニカル指標が、
実際の相場とは逆方向に向かって動いている状態のことを指します。


オシレーターがダイバージェンスをし始めれば、中期足のトレンド転換のサインの一つになります。
もう一つがフィボナッチになります。
長期足をベースにフィボナッチリトレースメントで線を引いて、
61.8%などのラインに到達すれば反発する可能性が高いため、
中期足のトレンド転換する可能性があります。

短期足
短期足では中期足のトレンド転換するタイミングで、
長期足のトレンド方向性と合致するチャートパターンやプライスアクションでエントリーします。
例えば、逆ヘッドアンドショルダーでエントリーしたり、

ダブルボトムでエントリーしたりです。

こうしたチャートパターンは逆張りトレードですが、
長期足のトレンドから考えれば、押し目買いとなるため順張りトレードになります。
短期足でエントリーする際に必要なのは、
長期足のトレンドに逆らったエントリーはしないことです。
長期足と短期足のシグナルが矛盾したときの判断基準
MTF分析を実践し始めると、必ずぶつかるのが「長期足は上目線なのに、短期足では売りのチャートパターンが出ている」といった矛盾です。この矛盾をどう扱うかで、MTF分析が機能するかどうかが決まります。
短期足のシグナルは、あくまで長期足・中期足で決めた方向性の中で「いつ入るか」を決めるためのものであり、方向性そのものを決めるためのものではありません。したがって、次のルールで判断してください。
・短期足だけが逆方向のシグナルを出している場合:エントリーを見送るか、ポジションサイズを通常より小さくする。長期足の方向性が変わったわけではなく、一時的な調整である可能性が高いためです。
・中期足でもダイバージェンスやフィボナッチの反発サインが出始めている場合:長期足のトレンド方向を確認したうえで、押し目買い・戻り売りの準備に入る。ただし長期足のダウ理論(高値・安値の更新)が崩れていないかを必ず再確認します。
・長期足自体で高値・安値の更新パターンが崩れた場合:これはトレンド転換の可能性を意味します。中期足・短期足のシグナルより優先して、いったんノーポジションに戻り、新しい長期足のトレンドが確定するのを待つのが安全です。
矛盾したシグナルを「どちらが正しいか」で悩むのではなく、「どの時間足の役割を果たしているシグナルか」で切り分けると迷いが減ります。
MTF分析でよくある初心者の失敗パターン
・短期足の値動きだけを見てエントリーしてしまう:短期足で綺麗なチャートパターンが出ると、それだけでエントリーしたくなりますが、長期足が逆方向のトレンドだった場合、そのエントリーは大きな流れに逆らったものになります。エントリー前に必ず長期足を確認する習慣をつけましょう。
・時間足を行ったり来たりして判断がブレる:長期足を見て買い目線にしたのに、短期足で売りシグナルが出ると急に迷って売ってしまう、という行動はMTF分析ではなく「時間足のつまみ食い」です。長期足→中期足→短期足の順で一方向に絞り込み、一度決めた方向性は短期足のノイズで覆さないことが重要です。
・時間足の数を増やしすぎて分析が終わらない:週足・日足・4時間足・1時間足・15分足・5分足と6つも7つも時間足を見比べると、情報が多すぎて判断できなくなります。まずは長期・中期・短期の3段階に絞り、慣れてきたら必要な範囲だけ足す方が実践的です。
・中期足の役割を「エントリー」だと勘違いする:中期足はあくまでトレンド転換の兆候(ダイバージェンス・フィボナッチ)を探る時間足であり、実際のエントリーは短期足のチャートパターンで行います。中期足の時点でエントリーしてしまうと、短期足レベルでの細かい損切りラインの設定ができず、損失が広がりやすくなります。
MTF分析の実践チェックリスト
エントリー前に、次の順番で確認してください。
2. 中期足でダイバージェンスまたはフィボナッチの反発サインが出ているか確認する
3. 短期足で長期足の方向と一致するチャートパターン(逆ヘッドアンドショルダー、ダブルボトム等)が出ているか確認する
4. 短期足のシグナルが長期足の方向と矛盾していないか、最終確認する
5. 経済指標発表の直前・直後でないかカレンダーで確認する
この5項目のうち1つでも欠けている状態でのエントリーは、MTF分析を「やっているつもり」になっているだけで、実際には単一時間足の判断とあまり変わりません。
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まとめ
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)は、トレードで必須の分析方法になります。
長期足・中期足・短期足それぞれの役割を混同せず、優先順位(長期足>中期足>短期足)を守ってシグナルの矛盾を整理することが、MTF分析を機能させる最大のポイントです。
FXのMTF分析(マルチタイムフレーム分析)を活用して、
より優位性の高いトレードを行っていきましょう。