今回は、FXの自動売買(EA)の証拠金維持率の目安についてまとめてみました。
証拠金維持率はあなたのHP
証拠金維持率はあなたのHPです。
つまりFXで長く稼いでいくにはこの証拠金維持率をうまくコントロールする必要があります。
今回はFXの自動売買(EA)の証拠金維持率の目安についてまとめてみました。
証拠金維持率とは
証拠金維持率とは、
「時価評価総額に対しての必要証拠金の割合」
のことになります。
口座の資産と未決済ポジションの損益の合計金額に対して、
ポジションを保有するのにひつ言おうな証拠金がどれくらいかパーセンテージで
表されます。
この証拠金維持率が一定水準を下回ると、ロスカットが施行されます。
つまり、この証拠金維持率はFXのトレードに大切な要素であり、
この証拠金維持率を確認することで、取引のリスクはどんな状況か確認できます。
証拠金維持率の計算式
証拠金維持率の計算式は下記の計算式になります。
時価評価総額÷ 必要証拠金×100=証拠金維持率(%)
例を出せば、
・10万円入金
・1ドル100円
・1万通貨のポジションを保有
の時に
必要証拠金の計算式:100円×1万通貨×4%=4万円
10万÷4万×100=250
となるので、この例で言えば証拠金維持率は250%となります。
レバレッジとは
レバレッジとは、はじめに取引会社に自分のお金を証拠金として預け入れることで、
証拠金の数倍~数百倍の金額で取引できます。これをレバレッジといいます。
担保となる手元の資金(取引保証金)に「レバレッジ」をかけて、
何倍もの金額の外貨を取引が可能です。
通常であれば、10万円の資金(取引保証金) であれば10万円分の取引しかできません。
しかし10倍のレバレッジを使えば、取引できる金額が10万円の10倍なので
つまり100万円となります。
レバレッジをかけることで手元の資金(取引保証金)の何倍もの金額を取引できるのです。
これがレバレッジの特長です。
FXの魅力は、証拠金によって少ない元手で大きな金額を動かせることです。
レバレッジによって資金効率よく大きな利益の追求ができる反面、
大きな損失となることもあるので諸刃の剣になります。
レバレッジの計算式
レバレッジの計算式は下記の計算式になります。
レート×通貨単位÷預け入れ資金=レバレッジ
100×1万÷10万=10 ですので、
10万円を入金して1万通貨のポジションを持つと、レバレッジは10倍となります。
証拠金維持率とレバレッジの関連性
証拠金維持率とレバレッジの関連性の表になります。
証拠金維持率 | レバレッジ・特徴 |
---|---|
2,500% | 1倍 |
1,250% | 2倍 |
500% | 5倍 |
250% | 10倍 |
主に100%を下回ったとき | 25倍 新規建玉ができない。 |
主に50%を下回ったとき | ロスカットの対象になる。 |
マージンコールの水準は100%でロスカットの水準は50%の会社が多いですが、
数値はFXの取引所により異なります。
マージンコール(追証)とは?
マージンコールとは追証という意味です。
追証(おいしょう)とは、「追加保証金」のことです。
含み損によって所定の証拠金維持率を下回ると、
ポジションを維持するのに保証金を追加する必要があります。
基本的に海外のFX業者はマージンコールはありません。
国内のFX業者はマージンコールがあります。
ロスカットとは?
ロスカットとは保有中の全ポジションに対して、
システムが自動的に決済の成行注文を発注します。
投資家の損失拡大を防ぐのが、ロスカットの目的です。
ただし、相場急変時はスリッページによって証拠金以上の損失となる可能性もあります。
FXの自動売買(EA)でロスカットを回避する2つの方法
FXの自動売買(EA)でロスカットを回避する2つの方法をご紹介します。
主にはこの2つになります。
建玉の一部を決済する。
建玉の一部を決済すると注文中の証拠金が減りますので、証拠金維持率が上がることになります。
ただし、ポジションが1lotの場合は建玉の一部を決済することはできません。
証拠金を追加で入金する。
証拠金を追加で入金すると口座の純資産額が増えますので、
証拠金維持率が上がることになります。
FXの自動売買(EA)で証拠金維持率はどれぐらい必要か?
FXの自動売買(EA)で証拠金維持率はどれぐらいか必要かという問題ですが、
始めるに当たっては、200%ぐらいが良いかなと思います。
200%を目安にしてできれば300%以上で取引することをおすすめします。
まとめ
今回は、FXの自動売買(EA)での証拠金維持率やレバレッジなどの説明でした。
自分がどんな状況かを理解して今後のトレードに活かしてください。
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