酒田五法とは
酒田五法とは、本間宗久(1724~1803年)によって編み出された投資手法です。
江戸時代の日本では米の先物相場がありました。
この米の先物相場ではローソク足が発明されており、
罫線法というチャート分析法も編み出されていました。
この米の先物相場で相場の神様と呼ばれていた男である
本間宗久が酒田五法の生みの親になります。
本間宗久は米の投機売買に手を出して、
米相場の研究を始めて現在の金額にすると1兆円以上稼いだと言われています。
そんな本間宗久が生み出した手法が酒田五法になります。
今でも酒田五法は通用すると世界のトレーダーも使用している方法になります。
酒田五法とプライスアクションの違い
酒田五法のようにプライスアクションと呼ばれる物が存在しております。
プライスアクションを日本語に訳すと値動きを意味しております。
その名の通り価格の動きに対して注目する手法です。
どちらかと言うとプライスアクションは米国などで一般化されており、
日本では酒田五法が有名です。酒田五法も一つのプライスアクションです。
酒田五法は使えないのは本当なのか?
巷では、酒田五法は使えないと言われたりもしているようですが、
決してそんなことはありません。
なぜ彼らは酒田五法は使えないと言うのかというと、
酒田五法を理解していても実際のトレードでは役立てることができていないからです。
便利な道具があってもそれを上手く使いこなせる人とそうでない人がいます。
高齢者にハイテクなスマートフォンを渡しても機能を最大限使いこなせないのと同じです。
酒田五法は非常に使えるローソク足のパターンだと思っています。
酒田五法の基本パターン一覧
酒田五法のパターンは三川・三山・三兵・三空・三法になります。
ではそれぞれどのようなものなのか具体的にご紹介したいと思います。
・三山
・三兵
・三空
・三法
三川
三川とは、下落相場で3つの谷があれば底で決済ポイントとして活用されます。
現代ではトリプルボトムなどとも呼ばれたりします。
真ん中だけが突発しているのを逆三尊と呼びます。
三山
三山とは、上昇相場で3つの山があれば天井で決済ポイントとして活用されます。
現代ではトリプルトップなどとも呼ばれたりします。
真ん中だけが突発しているのを三尊と呼びます。
三兵
三兵とは、底値圏での陽線3本は買いポイントで
天井圏での陰線3本は売りポイントとシンプルです。
赤三兵は底値圏で出現すれば上昇転換サインになります。
黒三兵は天井圏で出現すれば下落転換サインになります。
として活用することができます。
三空
三空はあまりFXでは活用されませんが、
三空とは、3回窓(空)を明けて勢いよく上昇や下落する場合トレンドが反転します。
三空叩き込みとは、下落相場で3回もマドを空けると上昇転換のサインになります。
三空踏み上げとは、上昇相場で3秋もマドを空けると下降転換のサインになります。
三法
相場というは、売り・買い・休みというの3法で出来上がっています。
酒田五法で 売りや買いと同じくらい重要とされているのが休みです。
上げの三法は、上昇相場で大陽線の後、小さな陽線や陰線をはさみ、
大陽線の高値を上抜く陽線が出現すれば強力な買いサインです。
下げの三法は、下落相場で大陰線の後、小さな陽線や陰線をはさみ、
大陰線の安値を下抜く陰線が出現すれば強力な売りサインです。
酒田五法を勉強するためのオススメの本
酒田五法を勉強するためのオススメの本について紹介します。
酒田五法は風林火山: 相場ケイ線道の極意
酒田五法は風林火山: 相場ケイ線道の極意は酒田五法の基本的なことがまとめられている本です。
非常に内容はシンプルかつ濃縮されている。
酒田五法の基本パターンを知りたい人にはお勧めの本になります。
定本 酒田罫線法
酒田五法の根幹となる新値の数え方や、
新値によるトレンド認識、線組による大衆心理の把握、型による転換点の把握など
酒田五法の基本から応用まで書かれております。
まとめ
今回は、酒田五法についてご紹介しました。
FXでも酒田五法は非常に使えるパターンが多くあるのでぜひ活用してください。
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