マレー数学を用いたサポレジライン『Murrey Math lines』について徹底解説してみました。
Murrey Math linesとは
Murrey Math linesは、Murrey Channels(マレーチャネル)とも呼ばれたりします。
日本では馴染みの薄い指標ですが海外では良く使用されています。
Murrey Math linesは、マリー数学を用いたサポレジラインになります。
Murrey Math linesは1995年にT・ヘニング・マレーにより考案・開発されました。
The Murrey Math Trading System For All Traded Markets.という
海外の書籍の中で紹介されたのが始まりとされています。
Murrey Math linesは価格を1/8に分割して
1/8、2/8、3/8の倍数で最大8/8まで遡る可能性があります。
今回はこのMurrey Math linesについて徹底解説して行きたいと思います。
Murrey Math linesの特徴
Murrey Math linesの特徴について説明します。
・価格を1/8分割にして8/8まで遡る
・反発や反転などのラインに機能する
・シンプルですべての時間軸に適している
・どんな手法にでも取り入れられる
・単体で利用は基本的にしない
マリー数学をベースにしている
Murrey Math linesはマリー数学をベースにしています。
その中で市場は似た動きをするという原則があるので、
すべての相場は同じように動いているという前提で成り立っています。
価格を1/8分割にして8/8まで遡る
Murrey Math linesは、価格を1/8分割にして8/8まで遡ります。
もしも、8/8以上もしくは1/8以下に価格が動いた場合オーバーシュート状態になり、
1/8ラインを3つ表示させます。
反発や反転などのラインに機能する
Murrey Math linesは、反発や反転などのラインなどのサポレジラインとして機能します。
シンプルですべての時間軸に適している
Murrey Math linesは、非常にシンプルな作りをしており、
全ての時間軸に適しているのでトレードスタイル関係なく利用できます。
どんな手法にでも取り入れられる
Murrey Math linesはPivotと似たテクニカル指標ですので、どんな手法にでも取り入れられます。
単体で利用は基本的にしない
Murrey Math linesは単体で利用は基本的にしないです。
あくまで補助として活用しますので、他のテクニカル指標と組み合わせて利用します。
Murrey Math linesの使い方
Murrey Math linesの使い方について説明します。
ラインの見方
ラインの見方は以下の通りになります。
ライン | 状態 |
+3/8 | 反転を急かされるポイント |
+2/8 | 極端なオーバーシュート状態、いつでも反転可能 |
+1/8 | オーバーシュート状態 |
8/8 | 究極のレジスタンス/上回ると買われ過ぎの状態 |
7/8 | 反発するには弱い |
6/8 | 強いピボットレベルの反転 |
5/8 | トレーディングレンジの上部 |
4/8 | 主要なサポート/レジスタンス ピボットポイント |
3/8 | トレーディングレンジの底 |
2/8 | 強いピボットレベルの反転 |
1/8 | 止まったり反発するには弱い場所 |
0/8 | 究極のサポートライン/下回ると売られ過ぎの状態 |
-1/8 | 売られ過ぎの状態 |
-2/8 | 極端な売られ過ぎの状態、いつでも反発可能 |
-3/8 | 反発を急かされるポイント |
8/8 or 0/8ライン
8/8 or 0/8ラインは一番強いサポートラインとレジスタンスラインになります。
7/8 or 1/8ライン
7/8 or 1/8ラインは突発的に大きく動きた時にこのラインで止まると、価格は反発します。
もし止まらない場合は、8/8または0/8に動きます。
6/8 or 2/8ライン
4/8を基準に相場が動く場合は『4/8〜6/8』もしくは『2/8〜4/8』で動きます。
5/8 or 3/8ライン
すべての相場の動きの『40%』は『3/8〜5/8』で推移します。
価格が『5/8で10〜12期間推移する』か『相場が動かなくなった』場合は、
ポジションを売ろうとするゾーンであることがわかります。
価格が『3/8で10~12期間推移する』か『相場が動かなくなった』場合は
ポジションを買おうとするゾーンであることがわかります。
4/8ライン
4/8ラインはサポレジラインとして非常に重要なラインです。
4/8を超える場合は『サポートライン』となり、
4/8を抜けた場合は『レジスタンスライン』になります。
トレードスタイル
Murrey Math linesはトレードスタイルによって設定が異なります。
トレードスタイル | 期間 |
スキャルピング(1分足/5分足) | 32 |
デイトレード(15分足〜日足) | 64 |
スイングトレード(週足〜月足) | 128 |
Murrey Math linesのトレード方法
Murrey Math linesのトレード方法について説明します。
ロングエントリー
ロングエントリーは基本的には以下の2つがオススメです。
・0/8でロングして2/8で決済
以下の画像は1/8でロングして4/8で決済のパターンです。
以下の画像は0/8でロングして2/8で決済のパターンです。
ショートエントリー
ショートエントリーは基本的には以下の2つがオススメです。
・8/8でショートして決済で6/8
以下の画像は7/8でショートして決済で4/8のパターンです。
以下の画像は8/8でショートして決済で6/8のパターンです。
Murrey Math linesのダウンロード
Murrey Math linesのインジケーターは以下のリンクからダウンロード可能になります。
Murrey Math linesのインジケーターのダウンロードはこちら
まとめ
Murrey Math linesは日本では馴染みの薄い指標ですが、
海外では人気ですし、非常に効果的なのでもし興味があればぜひ活用してみてください。
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