J・ウェルズ・ワイルダー氏が開発した世界中のトレーダーが使用するインジケーター
『Pivot』についてまとめてみました。
Pivot(ピボット)とは
Pivot(ピボット)とは、あの有名な『J・ウェルズ・ワイルダー氏』が開発しました。
J・ウェルズ・ワイルダーはRSI、DMI、パラボリックなど開発しています。
この人めちゃくちゃ色々なもの作っていますからね。
Pivotの正式名称は『The Reaction Trend System』と言います。
Reaction Trendとは、『もみあい相場(レンジ)』のことを言います。
基本は短期トレードの逆張りに使い、
それでいてトレンドの発生も見抜くことが出来る優れものです。
ちなみにPIVOTとは回転のことを指します。
Pivot(ピボット)は、前日のレートの動き方価格変動値を出して値動きを予想するものです。
通常のピボットインジケーターでは、
7つのポイント(サポート3つとレジスタンス3つ)を表示するようになっています。
Pivotは前日の価格変動から売り圧力と買い圧力の強さを捉えようとするので、
前日の安値から当日のPivotを買い圧力として、
前日の高値から当日のPivotまでを売り圧力とします。
Pivot(ピボット)はやはり世界的に有名なので多くのトレーダーが意識しています。
つまりPivot(ピボット)を見るだけでトレードで一つの根拠が増えると思います。
Pivot(ピボット)はディトレード、スイングトレード等で使われることが多く、
日足、週足、月足で使うことはありません。
Pivot(ピボット)の計算式
Pivot(ピボット)の計算式は以下のとおりです。
R1ライン=ピボット数値+(安値-ピボット数値)
ピボットライン=(高値+安値+終値)÷3
S1ライン=ピボット数値-(高値-ピボット数値)
S2ライン=ピボット数値-(高値-安値)
Pivot(ピボット)の使い方
Pivot(ピボット)の使い方についてご紹介したいと思います。
それぞれのラインについてご紹介したいと思います。
トレンドの把握
Pivotを使うことでトレンドを把握することができます。
線よりも上にローソク足があれば上昇トレンドで、
線よりも下にローソク足があれば下降トレンドです。
また、どんな日でも70%の確率でPivotにタッチする傾向があります。
サポートライン・レジスタンスライン
Pivotはサポートゾーン(S1、S2、S3)、レジスタンスゾーン(R1、R2、R3)において
価格が反転することが多い習性を利用して利益確定や損切りに用いることができます。
レンジ相場のときに一番多いのは『R1が抵抗ライン』、『S1支持ライン』になります。
しかし、必ずそこで反転するとは限りませんので、
R1近辺で反転し出したら売る、S1近辺で反転し出したら買うという基本姿勢が大切になります。
もし、価格がR3を突破したとしたら、
まずは、それまで売りを持っていたとしたらすぐに手じまいをしなければいけません。
また、そこからは順張りの仕掛けを検討します。S3を突破したときも同様です。
Pivot(ピボット)のダウンロード
Pivot(ピボット)は以下のリンクからダウンロード可能です。
[ファイル]⇒[データフォルダを開く] ⇒ MQL4、Indicatorsの順にフォルダを開きます。
Indicatorsフォルダの中にファイルを入れます。
MT4を再起動します。
インストールが成功すれば、ナビケ―ターに表示されます。
まとめ
今回は、Pivot(ピボット)のインジケーターについてご紹介しました。
これだけでは流石にトレードはできないので、
他のインジケーターや手法と組み合わせることで効果が発揮されると思います。
ぜひPivot(ピボット)をダウンロードしてみてください。
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