三角移動平均線(TMA)とは
TMAとは「Triangular Moving Average」の略で、日本語では三角移動平均線と言います。
この三角移動平均線(TMA)は海外では良く使用されます。
日本では馴染みの薄い移動平均線の種類になります。
通常の移動平均線(SMA)よりも滑らかな動きになります。
三角移動平均線(TMA)の計算式
三角移動平均線(TMA)の計算式は以下の通りになります。
SMA = N期間の単純移動平均
つまり、三角移動平均線(TMA)は、
単純移動平均線(SMA)をもう一度移動平均化したものです。
SMAのn期間移動平均線がTMAです。
三角移動平均線(TMA)は、集計するレートの中央値に最も比重をかけて算出します。
その中央値から離れるほど比重を軽くしているので、
比重のバランスが二等辺三角形のような形になります。
三角移動平均線(TMA)のバンド
三角移動平均線(TMA)バンドは、
ATRを活用したTMAバンドとして使われるケースがあります。
TMAバンドは海外トレーダーで多く愛用しています。
TMAバンドで乖離したら逆張りとしてのエントリーや決済ラインとしても活用することができます。
三角移動平均線(TMA)の使い方
三角移動平均線(TMA)の使い方について説明します。
ゴールデンクロスやデッドクロス
三角移動平均線(TMA)はゴールデンクロスやデッドクロスとしても活用できます。
以下はEMAと三角移動平均線(TMA)を組み合わせたものです。
EMAと三角移動平均線(TMA)がゴールデンクロスで上昇トレンド時にロングエントリーします。
EMAと三角移動平均線(TMA)がデッドクロスで下降トレンド時にショートエントリーします。
押し目買いや戻り売り
三角移動平均線(TMA)を利用して押し目買いや戻り売りを狙うことができます。
三角移動平均線(TMA)は、集計するレートの中央値に最も比重をかけて算出されているので、
押し目買いや戻り売りを狙いやすいです。
以下は三角移動平均線(TMA)の押し目買いのエントリーです。
以下は三角移動平均線(TMA)の戻り売りのエントリーです。
TMA(三角移動平均線)の手法
TMA(三角移動平均線)の手法の一つにExtreme TMA Systemがあります。
こちらは海外フォーラムでも人気のTMAバンドを使った手法になります。
![](https://i0.wp.com/fx-ea-system-project.com/wp-content/uploads/2020/03/Extreme-TMA-System1.png?resize=160%2C90&ssl=1)
まとめ
TMA(三角移動平均線)は、2重に平滑された移動平均線です。
通常の移動平均線に比べて平滑化されている分ダマシが少ないのが特徴です。
また、TMAとATRのバンドを表示させたTMAバンドは、
海外のトレーダーに非常に人気です。
もし興味がある方はぜひ活用してみてください。
コメント