FXのDeMarker(デマーカー)とは
DeMarker(デマーカー)とは、
単純移動平均線(SMA)を使用したインジケーターです。
トーマス・デマーク氏により開発されました。
一定期間の最高値・最安値から現在の価格がどれくらいの位置にあるのかを示したものです。
買われすぎや売られすぎを判断するオシレーター系指標になります。
FXのDeMarker(デマーカー)の計算式
FXのDeMarker(デマーカー)の計算式は以下のとおりです。
前日の終値と今日の高値と安値から、今日の価格の変動幅を算出しています。
FXのDeMarker(デマーカー)の期間
DeMarker(デマーカー)の期間は、MT4やMT5では「14」がデフォルトです。
基本的にこだわりなどなければ、14の期間で使用するようにしましょう。
DeMarker(デマーカー)とRSIの違い
DeMarker(デマーカー)とRSIは期間と表示ともに似ていますが、
全く別のテクニカル指標になります。
RSIについては以下の記事を参照してください。
FXのDeMarker(デマーカー)の使い方
FXのDeMarker(デマーカー)の使い方について説明します。
0.7と0.3で買われすぎや売られすぎを判断
デマーカーは0~1.0の範囲で算出され、チャートには一定期間の最小値と最大値が表示されます。
デマーカーでは「0.7」と「0.3」が重要な数値となります。
0.7以上のエリアが買われすぎゾーンで、0.3以下のエリアが売られすぎゾーンになります。
0.5を基準にトレンドを判断
デマーカーは0.5をベースにしているため、
0.5(中央)より下に向かうと下降トレンド
という見方もすることができます。
ダイバージェンス
デマーカーはオシレーター系指標に共通するダイバージェンスという逆行現象が発生します。
ダイバージェンスが発生した場合は、トレンドの転換を示唆します。
ダイバージェンスについては以下の記事を参照してください。
FXのDeMarker(デマーカー)の組み合わせ
デマーカーは単体で使用することはほぼなく、他のテクニカル指標と組み合わせて使用します。
デマーカーにオススメなのが移動平均線になります。
移動平均線については以下の記事を参照してください。
デマーカーは転換が早いためダイバージェンスを活用して押し目買いと戻り売りを狙っていきます。
まとめ
FXのDeMarker(デマーカー)はマイナーですが、
MT4やMT5に標準搭載されていますので、興味がある方はぜひ活用してみてください。
コメント