FXの大衆心理とは
大衆心理とは
社会を構成する集団化合理的な判断を行わず特定の方向や意見に流される心理です。
本来人間は判断能力があるのですが、合理的な判断を行使せず
その場の雰囲気や周りの意見に流されてしまう時こそ大衆心理が影響している状態です。
FXで大衆心理が重要な理由ですが、
相場というのは多くのトレーダーがロングorショートなのかという多数決でレートが決まります。
大衆心理を理解することで、
FXのトレードにおいて勝利を上げることや優位性の高いトレードをすることが可能です。
FXトレード上達には大衆心理を理解することが非常に大切なのです。
FXで大衆心理を逆手に取る方法
具体的なFXで大衆心理を活用する方法なのですが、
大衆のポジションを利用してトレンドで利益を伸ばす
大衆心理により相場が動くのでそのトレンドの流れに乗ることが大切です。
トレンドの流れを作り出すのは一般大衆トレーダーたちです。
トレンドの初動というのはヘッジファンドや大口投資家が発生させて
そのトレンドをいかに素早く察知して、
トレンドフォローで乗っかることができるかがFXで安定して利益を出す方法です。
例えば勝てるトレーダーというのは、上位足が上昇トレンド中の
下位足が下降トレンドで押し目として戻るタイミングで、
すでにエントリーしてポジションを仕込み終えています。
そして次の天井などで利確を行います。
しかし、大衆というのは、トレンドができてからその方向にエントリーするため、
勝てるトレーダーの利確ポイント付近でエントリーしているわけです。
つまり、こういうことになります。
大衆のトレーダー:トレンドが発生したと思い後遅れでトレンドに乗っかり損切りをする
大衆心理を利用して、
大衆のポジションを自分の含み益を伸ばしていくのが勝てるトレーダーということです。
様々なポジションの注文が集まるポイントでトレードする
大衆心理をトレードに活かすときに基本的には大衆心理に従う方法と
もう一つがあえて大衆心理と逆の行動をするという2つがあります。
一般的には大衆心理に従う方が良い結果が生まれやすいです。
大衆心理と逆の行動をした方が利益を出せる場合もあります。
大きく相場が変動するタイミングというのは、3つの注文が重なるタイミングです。
・損切り注文
・利確の注文
例えば以下のチャートではトリプルトップが発生して上値が重くなり、
上昇しないと考えたトレーダーが新規の売り注文を出していきます。
そして上昇すると思っていたトレーダーが思いの他上昇しなかったため、
買いの損切り注文を行います。(売りの反対売買)
そして上昇トレンドで含み益を得ていたトレーダーは、
買いの利確注文を行います。(売りの反対売買)
よって売りの注文が集まるポイントを探し、
多くのトレーダーが買い注文を入れている間に売り注文を行うと、
きれいに
違うケースも見ていきましょう。
ダウ理論が継続していましたが、ダウ理論の高値と安値の更新が止まったケースです。
まず、逆ヘッドアンドショルダーが発生し、新規の買い注文が集まります。
ショートエントリーを狙っていたトレーダーが、思うように伸び悩んだため
売りの損切り注文(買いの反対売買)を行います。
また、ダウ理論でトレンドが発生して含み益を伸ばしていたトレーダーは、
ダウ理論の高値と安値の更新がなくなったことを確認し、
売りの利確注文(買いの反対売買)を行います。
そして、結果的に丸の囲んだポイントで大衆心理が働く場所を利用してエントリーします。
FXで大衆心理を活用するためのテクニカル分析
FXで大衆心理を活用するためには、テクニカル分析が重要になってきます。
テクニカル分析を上手く活用することで大衆がどう相場を判断しているのがわかります。
プライスアクション
プライスアクションとは、簡単に説明すると、値動きを重要視したトレード分析方法になります。
FXは為替変動による値動きから為替差益を得ることを目的とした取引になりますが、
プライスアクションはローソク足の形や並び方から相場を判断してトレードする手法になります。
酒田五法
酒田五法とは、本間宗久(1724~1803年)によって編み出された投資手法です。
江戸時代の日本では米の先物相場がありました。
この米の先物相場ではローソク足が発明されており、
罫線法というチャート分析法も編み出されていました。
この米の先物相場で相場の神様と呼ばれていた男である
本間宗久が酒田五法の生みの親になります。
本間宗久は米の投機売買に手を出して、
米相場の研究を始めて現在の金額にすると1兆円以上稼いだと言われています。
そんな本間宗久が生み出した手法が酒田五法になります。
今でも酒田五法は通用すると世界のトレーダーも使用している方法になります。
フォーメーション分析
フォーメーション分析とは、
『過去に幾度と出現した値動きをパターンに当てはめて分析する手法』です。
多くのトレーダーは過去のチャートから未来を予測しています。
過去に多く出現するチャートパターンは、
多くのトレーダーも同じ目線で分析していることから高い優位性があります。
チャートパターンを覚えておくと、今後将来的にチャートが同じ形になった場合に
その後の値動きを予想する際に役に立ちます。
水平線(水平ライン)
エリオット波動
エリオット波動は有名なテクニカル分析になります。
エリオット波動は多くのトレーダーが意識しているので大衆心理が働きます。
このエリオット波動は第3波を狙うようにトレードしましょう。
エリオットについては下記の記事を参照してください。
ダウ理論
ダウ理論も非常に有名なテクニカル分析です。
ダウ理論はトレンドについての理論が詰まっています。
ダウ理論の定義の中で主要トレンドは3段階で構成されるというのが存在します。
これは先程説明したのですが、先行期にヘッジファンドや大口投資家がポジションを持ち
トレンドを発生させて追隨期に多くのトレーダーがトレンドフォローで入っていきます。
そして利食期に決済されます。
これこそ大衆心理が働いており、
エリオット波動の第3波を狙うこと=追隨期にトレンドフォローでエントリーする
ということに繋がるわけです。
ダウ理論に関しては下記の記事を参照してください。
FXの大衆心理を学ぶための本
FXの大衆心理を学ぶための本でオススメなのが「ゾーン 相場心理学入門」です。
まとめ
FXにおいて大衆心理は非常に重要な考え方です。
大衆心理を活用してよりFXで稼げるようにがんばりましょう!!
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