RSIとは
RSIとは、Relative Strength Indexの略語で
一定期間内の相対的な「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を表します。
J.W.ワイルダーが考案したテクニカル指標になります。
RSIはオシレーター系の中でも多くのトレーダーに愛されているテクニカル指標です。
オシレーター系指標で一番使用されているのはこのRSIになります。
RSIは全体の変動幅に対して、どの程度上昇したか?下落ししたのか?を見極めます。
全体の変動幅の中での上昇力や下落力の相対的な割合を算出し、相場の過熱感を判断します。
FXのRSIが使えない・勝てないと言われる理由
FXのRSIが使えない・勝てないと言われる理由ですが、
RSIが使えないのではなく、RSIの使い方を知らないというのが正解です。
RSIの使い方を知らなければ当然勝てるようにもなりません。
RSIの正しい使い方を理解することが大切です。
RSIの計算式
RSIの計算式についてです。RSIには2つの計算式が存在します。
この2つの計算式は優劣はありませんので、
大切なのはどういった状況で反応しやすいのかという中身の問題です。
J.W.ワイルダーのRSIの計算式
J.W.ワイルダーのRSIの計算式は以下のとおりです。
A:14日間の終値から上昇した値上がり幅の平均
B:14日間の終値から下落した値下がり幅の平均
RSIを考案したJ.W.ワイルダーの計算式は直近の動きにスピーディーに反応させるために
指数移動平均線を使用します。
カトラーのRSIの計算式
カトラーのRSIの計算式は以下のとおりです。
A:14日間の終値から上昇した値上がり幅の平均
B:14日間の終値から下落した値下がり幅の平均
カトラーの計算式は単純移動平均線を使用しています。
上昇トレンドに対して高い指数となり、下降トレンドでは低い指数になります。
カトラーの計算式ではダマシをできるだけ回避した考え方になります。
RSIの期間や設定値
RSIの期間は一般的によく使われるのは以下のとおりです。
・14日
・22日
・42日
・52日
もちろんパラメータは日によって反応する数値はばらつきがありますが、
選ぶ基準は多くの人が見ている数値が一番反応します。
つまり、デフォルトでは14日などで設定されているので14日を使うことをオススメします。
なぜ14日を使うのかですが、RSIを考案したJ.W.ワイルダーが奨める数字だからです。
J.W.ワイルダーが作成したテクニカル指標のほとんどが、
14日を標準のパラメーターになっています。
J.W.ワイルダーが研究した結果、あらゆるものに28日周期があることを発見しており、
その半期である14日を重要視しています。
ですので、RSIは特別な事情がない限りは14日を使うことをおすすめします。
RSIの使い方
RSIの使い方について説明します。
相場のトレンドの強さを判断
RSIは、0~100の数値で表示されます。
RSIは基本的には以下のように判断することが可能です。
RSIが70%〜30%の間:中立
RSIが0%~30%:売りが優勢
売られすぎや買われすぎを判断
RSIでは相場の加熱度から売られすぎや買われすぎを判断することができます。
RSIが70以上:買われすぎ
ダイバージェンス
ダイバージェンスとは、ローソク足は上昇(下降)しているにもかかわらず、
RSIのラインは下降(上昇)をしている逆行の現象です。
RSIのダイバージェンスは反落のサインとして使われます。
ダイバージェンスが来たら美味しい相場なので狙っていきたいポイントですね。
RSIの手法について
RSIを使った手法について説明していきたいと思います。
RSIは単体では使いにくいです。
その他のテクニカル指標と組み合わせることで使えるようになります。
今回はボリンジャーバンドと組み合わせた手法です。
RSIは移動平均線なので角度を見る急角度は急騰急落を見ることが重要です。
RSIがボリンジャーバンドの下バンドを超えて急激に戻っている場合にロングエントリーします。
RSIがボリンジャーバンドの上バンドを超えて急激に戻っている場合にショートエントリーします。
重要なのはRSIの角度です。
なだらかにボリンジャーバンドのバンドにタッチして行っている場合は反発しません。
必ずRSIが急角度でタッチしていることが条件です。
まとめ
RSIは比較的によく使われるオシレーター指標なので合う合わないはありますが、
よければ使用してみてください。
コメント
[…] […]