相場のノイズに騙されない!!
日本発の非時系列チャート『練行足』について徹底解説してみました。
練行足とは
練行足(れんこうあし)とは、時間軸で動いているローソク足などのチャートではなく、
ボラティリティ(価格変動)によって動く非時系列チャートになります。
練行足は日本で誕生していますが、海外で根強い人気のあるチャートになります。
ローソク足などの時系列チャートは、決まった時間に達した場合に次の足が描画されますが、
練行足の場合は『決めた一定の値幅の価格変動がある場合に』描画されていきます。
例えば、練行足で10Pipsと設定すれば10Pips以上の値動きがなければ描画されません。
練行足のような非時系列チャート他にも
ポイント&フィギュア、新値足、カギ足、RAI(時系列練行足)などがあります。
・練行足は値動きした幅のみで描画される。
練行足の特徴
練行足の特徴について説明してきます。
・上昇や下降の連続性が視覚的に判断しやすい
・トレンドの押し目や戻りが把握しやすい
時間の概念を持たず値動きした幅だけ描画される
練行足は、非時系列なので時間の概念を持たず値動きした幅だけ描画されます。
上昇や下降の連続性が視覚的に判断しやすい
練行足は決められた値幅未満の小さな値動きは描画しないので、
『トレンドの動きのみ』が表示されます。
ですので、上がっているや下がっているなどの判断に左右されず、
価格変動の連動性を的確に判断することができます。
またトレンドが発生していないレンジ相場の見極めも簡単です。
トレンドの押し目や戻りが把握しやすい
練行足は『トレンド中の押し目や戻りが把握しやすい』です。
練行足では、細かいノイズである小さな値動きやひげなどを排除しているので
大きなトレンドだけを捉えやすく、トレンド中の押し目や戻りには優位性の高くなります。
練行足とローソク足の違い
練行足とローソク足の違いですが、練行足は非時系列チャートです。
ローソク足の場合は一つの足に対して一つの時間が対応しています。
しかし、連行足の場合は時間を考慮せずに値動きに対して描画されます。
練行足は『価格の動きのみを判断するチャート』ということになります。
また、練行足にはローソク足のようなひげがありませんし、一定の長さで描画されます。
ですので、ローソク足のヒゲや細かな値動き等のノイズが排除されるので、
大きなトレンドだけを把握しやすいです。
・練行足はローソク足の本体のように一定の長さで描画される
・ローソク足のヒゲや細かな値動き等のノイズが排除される。
練行足でトレード判断方法
練行足でトレード判断方法について紹介していきます。
・下降トレンドの判断は陽線から陰線に切り替わり同色の足が続いて描画される場合
・レンジ相場の判断は異なる色の足が交互に続いて描画されている場合
・サポートラインとレジスタンスラインとして機能する
・ブレイクアウトとして機能する
上昇トレンド
上昇トレンドの判断は『陰線から陽線に切り替わり同色の足が続いて描画される場合』になります。
下降トレンド
下降トレンドの判断は『陽線から陰線に切り替わり同色の足が続いて描画される場合』になります。
レンジ相場
レンジ相場の判断は『異なる色の足が交互に続いて描画されている場合』です。
サポートラインとレジスタンスラインとして機能する
練行足は、サポートラインとレジスタンスラインに機能します。
ブレイクアウトとして機能する
練行足は、サポートとレジスタンスのレンジ内で反発を繰り返した後に
ボックスレンジを抜けた後のブレイクアウトも機能します。
練行足には移動平均線を組み合わせるのがオススメ
練行足に移動平均線を組み合わせるのがオススメです。
移動平均線について以下の記事を参照してください。
練行足は『あらかじめ決められた値幅以上に相場場動いた場合のみ』ブロックが表示されます。
それ以下の値動きであれば形は変わりません。
そのため『値動きに対して注意深く判断することができる』ということです。
この練行足自体の移動平均線を表示させることで、トレンドの判断が非常に理解しやすくなります。
練行足のダウンロード
練行足は以下のリンクからダウンロード可能です。
まとめ
今回は練行足について紹介しました。FXというのは非常に様々な分析方法があるので、
自分がどのように分析するのかで必要となるものが異なってきます。
ローソク足が合わないと感じた人は練行足もぜひチャレンジしてみてください。
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