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【FXのテクニカル分析】相場の心理を把握できるテクニカル指標『サイコロジカルライン』について徹底解説してみた

3.5
FX サイコロジカルラインFXのテクニカル分析

相場の心理を把握できるテクニカル指標『サイコロジカルライン』について徹底解説してみました。

サイコロジカルラインとは

FX サイコロジカルライン

サイコロジカルラインは通称『サイコロ』と呼ばれており、多くのトレーダーに使用されています。

サイコロジカルラインを理解する上で確率論についてお話していきます。

例えば、赤と青のボールが一つずつ入っている箱の中から

ボールを引いて予想するゲームがあったとします。

10回連続して赤が出た場合の確率は常に50%ですので、

次のゲームではどちらに掛けても確率は変動しません。

しかし、ゲームに参加している人の心理状況として

『次のゲームはそろそろ逆の色がデても良い頃ではないか?』と心理が傾く可能性が高くなります。

相場でも10日連続して上昇・下降した場合に『そろそろ相場が転換するだろう』と思う

投資家が多くなれば、相場が転換する可能性が高くなります。

サイコロジカルラインは相場が上昇・下降が続くとそろそろ反発するのではないか?

という投資家の心理を表すことができないかと考え出されたテクニカル指標です。

サイコロジカルラインの計算式

サイコロジカルラインは、以下の計算式で算出されます。

サイコロジカルライン = (対象期間の価格上昇日の日数) ÷ (対象期間の日数) × 100%

サイコロジカルラインの期間は『12日(週)』にするのが一般的です。

つまり、12日の間で9日価格が上昇した場合は、サイコロジカルラインは『75%』となります。

サイコロジカルラインの特徴

サイコロジカルラインの特徴について説明します。

・シンプルでわかりやすい
・投資家の心理を数値化している

シンプルでわかりやすい

サイコロジカルラインは計算式を見たら分かる通り、

非常にシンプルなオシレーター系指標になります。FX初心者でも誰でも利用することが可能です。

投資家の心理を数値化している

サイコロジカルラインは『投資家の心理』を数値化したテクニカル指標です。

サイコロジカルラインで相場の強弱の見極め・買い場・売り場の判断に有効的です。

オシレーター系指標の中でも珍しい特徴を持っています。

サイコロジカルラインの使い方

サイコロジカルラインの使い方について説明します。

基本的な使い方

FX サイコロジカルライン

サイコロジカルラインは『0〜100%』の間で推移します。

基本的には以下のような活用方法になります。

FX サイコロジカルライン

通常:50%のライン
買いエントリー:25%以下
売りエントリー:75%以上

ただし、サイコロジカルラインは基本的に『直近の12本程度の騰落を比率』にしたものです。

計算式が大雑把なので、精度自体が高くないです。

あくまでも他のテクニカル指標などで、判断する際に補助的に活用するのが相応しい使い方です。

サイコロジカルラインのインジケーター

サイコロジカルラインのインジケーターはMT4には搭載されていないので、

もし活用する場合はダウンロードしましょう。

サイコロジカルラインのインジケーターのダウンロードはこちら

サイコロジカルラインと組み合わせると良いテクニカル指標

サイコロジカルラインは、単体ではダマシが多く機能しませんので、

サイコロジカルラインと組み合わせると良いテクニカル指標について紹介します。

これらを利用することでよりダマシに合う頻度が減ります。

移動平均線乖離率

FX サイコロジカルライン

移動平均線乖離率とは、移動平均線からどれだけ乖離したのかを表す率です。

移動平均線には、ローソク足と乖離すれば反発して、

ローソク足と近づくと乖離するという法則があります。

移動平均線乖離率とサイコロジカルラインを組み合わせて、

買われ過ぎや売られ過ぎを判断するのも良いです。

ラウンドナンバー

FX サイコロジカルライン

ラウンドナンバーとは、為替レートのキリの良い数字です。

これはレートの最後に『0』が付くレートです。100.0や1.300などもラウンドナンバーです。

ラウンドナンバーは、投資家心理的に意識されるラインですので、

サイコロジカルラインと組み合わせて、

投資家心理をベースにエントリーするというのも良いかなと思います。

まとめ

今回は、サイコロジカルラインについてでした。

あまり日本では馴染みの薄いテクニカル指標ですが、

うまく活用すれば機能するテクニカル指標だと思いますので、ぜひ興味があれば試してみましょう。

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