Order Block（オーダーブロック）とは
Order Block（オーダーブロック）は、
過去に発生した大口投資家（スマートマネー）の大量の注文量にフォーカスを当てた価格帯です。
Order Block（オーダーブロック）は、スマートマネーによる価格の配信状態の変化、
つまり、価格の方向転換を示すゾーンです。
具体的には、上昇から下降または下降から上昇への転換点を指します。
Order Block（オーダーブロック）は、意識されている可能性の高いサポレジラインになります。
Order Block（オーダーブロック）の考え方
ローソク足の陽線と陰線でOrder Block（オーダーブロック）は異なります。
下降から上昇に転じるOrder Block（オーダーブロック）をBullish Order Blockと言います。
上昇から下降に転じるOrder Block（オーダーブロック）をBearish Order Blockと言います。
Order Block（オーダーブロック）の引き方のコツ
Order Block（オーダーブロック）の引き方ですが、以下の3つの考え方で引くのが良いでしょう。
②連続している陽線/陰線の始値
③ヒゲを含める
どの引き方が正解/不正解ではなく、
機能できた価格帯に引けたOrder Block（オーダーブロック）が正解になります。
陽線/陰線の始値
Order Block（オーダーブロック）のシンプルな方法は、
反転後に「最後の陽線/陰線の始値」までの範囲を
Order Block（オーダーブロック）にすることです。
一般的に解説されるOrder Block（オーダーブロック）の引き方になります。
連続している陽線/陰線の始値
Order Block（オーダーブロック）を引く際に反転した最後のローソク足だけが、
Order Block（オーダーブロック）になると勘違いしている人もいますが、
「連続している陽線/陰線の始値の範囲」も
Order Block（オーダーブロック）として定義することができます。
①よりも②の方が、より大きなゾーン（価格帯）として判断できます。
ヒゲを含める
さらにOrder Blockのゾーン（価格帯）を大きく取りたい場合は始値ではなく、
「ヒゲを含める」場合もあります。
より大きなゾーン（価格帯）として判断することが可能です。
Order Block（オーダーブロック）が機能しやすいポイント
機能しやすいOrder Block（オーダーブロック）の見つけ方ですが、
以下の5つのポイントを意識しましょう。
②ローソク足の実体を包み込んでいること
③FVGが発生していること
④Unmitigated Order Blockであること
⑤BOSやCHoCHが発生していること
高値や安値をLiquidity Sweepしていること
機能しやすいOrder Block（オーダーブロック）を見つけるには、
高値や安値をLiquidity Sweepしていることが大切です。
Liquidity Sweepしているということは、大口投資家が個人投資家の注文に対して、
ストップ狩りを行ったということです。
Liquidity Sweepしていなければ、
まだそこに注文（食べ残し）が残っている可能性があります。
ローソク足の実体を包み込んでいること
機能しやすいOrder Block（オーダーブロック）を見つけるには、
ローソク足の実体を包み込んでいることが大切です。
実体を包み込むということは、それだけ多くの注文量があったことを示すからです。
実体を包み込めていないと、反対に売買する注文の刈り取りが、
できていないということになります。
FVGが発生していること
機能しやすいOrder Block（オーダーブロック）を見つけるには、
Order Block（オーダーブロック）候補のローソク足から、FVGが発生してることが大切です。
FVGが発生するということは、強い注文量があるということを表しているため、
FVGが発生しているOrder Block（オーダーブロック）は、
大口投資家が大量に注文しているであろう価格帯になります。
Unmitigated Order Blockであること
機能しやすいOrder Block（オーダーブロック）を見つけるには、
Unmitigated Order Blockであることが大切です。
Unmitigated Order Blockを簡単に説明すると、
一度もOrder Block（オーダーブロック）に達していない童貞Order Blockになります。
なるべく価格帯に未達成のOrder Block（オーダーブロック）を選びましょう。
BOSやCHoCHが発生していること
機能しやすいOrder Block（オーダーブロック）を見つけるには、
BOSやCHoCHが発生していることが大切です。
ダウ理論でも押し安値や戻り高値が機能するのと同じです。
以下はBOSした場合のOrder Block（オーダーブロック）です。
以下はCHoCHした場合のOrder Block（オーダーブロック）です。
Order Block（オーダーブロック）のMean Threshold
Mean Thresholdの意味は直訳で「平均閾値」です。
Mean Thresholdは、実体のローソク足の実体の50%です。
Order Block（オーダーブロック）の反発で、より深くエントリーしたい場合に使用します。
Order Block（オーダーブロック）とCISDについて
CISDとは、「Change in state of delivery」と呼ばれるものです。
市場の状態が「売り→買い」または「買い→売り」に変わることを示す概念です。
いわゆるOrder Block（オーダーブロック）になります。
CISDは、Order Block（オーダーブロック）をトレンド転換として考えます。
CHoCHよりもCISDは早くエントリーができるためおすすめです。
Order Block（オーダーブロック）とは異なる価格帯
Order Block（オーダーブロック）とは異なる機能する価格帯を見ていきましょう。
Breaker Block
Breaker Blockは、Order Block（オーダーブロック）がブレイクし、
逆方向に機能する価格帯を表しています。
Rejection Block
Rejection BlockはOrder Block（オーダーブロック）の一種になります。
Order Block（オーダーブロック）との違いは、
「ローソク足の実体の端からヒゲ先まで」を機能する価格帯として表しています。
Order Block（オーダーブロック）のインジケーター
Order Block（オーダーブロック）のインジケーターは、
以下のリンクからダウンロードしてください。
Order Block（オーダーブロック）のインジケーターのダウンロードはこちら
Order Block（オーダーブロック）のまとめ
Order Block（オーダーブロック）は、
大口投資家（スマートマネー）の大量の注文量にフォーカスをあてた価格帯になります。
Order Block（オーダーブロック）は非常に強力なサポレジラインになります。
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