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SMCの『NWOG・NDOG』とは?週初め・日足の始値ギャップが意識される理由と見方についてわかりやすく解説してみた

SMC/ICT系で使われる「NWOG(New Week Opening Gap)」「NDOG(New Day Opening Gap)」の定義、週初め・日足の始値にできるギャップがなぜ意識されるのか、裁量トレードでの見方・判断基準まで初心者向けに整理します。

NWOG・NDOGの概念を示すネイビー背景に白文字と上昇する折れ線グラフのアイキャッチ画像
この記事でわかること
  • NWOG・NDOGとは何か
  • なぜSMC/ICT系でNWOG・NDOGが重要視されるのか
  • NWOG・NDOGの引き方(チャート上の手順)
  • 裁量トレードでの実際の見方・判断基準
  • NWOG・NDOGと他のSMC概念との関係

月曜の朝にチャートを開いたら、

金曜の終値から大きく離れた位置で

ローソク足が始まっていて驚いた、

という経験はないでしょうか。

このような「終値と始値の間にできる空白」のことを、

SMC(スマートマネーコンセプト)やICT(Inner Circle Trader)系の

解説では、週初めと日足それぞれに専用の名前をつけて扱います。

それがNWOG(New Week Opening Gap)と

NDOG(New Day Opening Gap)です。

この記事では、NWOG・NDOGの定義から

重要視される理由、裁量トレードでの見方まで整理します。

ギャップの位置を知らずにエントリーすると、

意識される水準で反対に動かれ、

損切りにかかりやすくなります。

この記事で分かること
・NWOGとNDOGの定義(週初め・日足の始値ギャップ)
・始値ギャップがSMC/ICT系で重要視される理由
・チャート上での引き方とミッドポイントの考え方
・裁量トレードでの見方・判断基準と注意点

NWOG・NDOGとは何か

NWOGとNDOGは、どちらも「前の終値と次の始値の

間にできる空白」を指しますが、期間が異なります。

NWOG(New Week Opening Gap)の定義

NWOGは、金曜のニューヨーク時間の取引終了時点の価格と、

日曜夜(月曜朝)に新しい週の取引が始まる時点の価格との間に

できるギャップのことです。

日本語では「週明けの始値ギャップ」にあたります。

週末を挟むため、大きめのギャップとして現れやすいです。

NDOG(New Day Opening Gap)の定義

NDOGは、FXにおける1日の取引の区切り

(ニューヨーク時間17時前後の日足クローズ)の価格と、

翌日の取引開始時点の価格との間にできるギャップです。

日本語では「日足の始値ギャップ」にあたり、

平日であれば毎日発生し得る、小さく頻繁なギャップです。

なぜ「ギャップ」ができるのか

FXは平日ほぼ24時間取引が続きますが、週末は

金曜のNY時間終了から月曜の取引開始まで、

約44〜48時間市場が完全に閉まります。

この間も為替需給は動き続け、その変化が

月曜の始値に反映されるのがNWOGの主因です。

一方のNDOGは、ブローカーが日足を区切る基準時刻

(ニューヨーク時間17時前後)の前後で、

参照する気配値が切り替わるタイミングのズレによって生じる、

より小さな価格の飛びです。

なぜSMC/ICT系でNWOG・NDOGが重要視されるのか

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NWOG・NDOGは単なる「始値が飛んだ」現象の名前ではなく、

SMC/ICT系の解説では価格が後から意識しやすい水準として扱われます。

「ギャップはいずれ意識されやすい」という見立て

ICT系の解説では、ギャップの部分は売買が成立していない

「空白の価格帯」とみなされ、

価格が後から通過・接近しやすいという見立てが紹介されています。

通過する際に反応(反発や勢いの変化)が出やすい水準として

チャートに残しておく、という使い方です。

具体的な数値で考えてみます。

仮に金曜のNY時間終了時点のドル円終値が151.20、

月曜始値が151.65だったとします。

NWOGは151.20〜151.65の45pips分で、

中間のミッドポイントは151.425です。

米雇用統計や中央銀行会合を挟む週明けは、

この規模のNWOGが珍しくなく、

その後数時間〜数日で151.425付近まで

戻る動きもICT系の解説でよく紹介されます。

Liquidity(買い残し・売り残し)が溜まりやすい価格帯という考え方

ギャップの上限・下限付近には、直前に約定できなかった

注文(買い残し・売り残し)が溜まりやすいとされます。

これはSMCのLiquidity(リキディティ)の考え方と関係が深く、

NWOG・NDOGもこの偏りやすい水準の一つです。

ミッドポイント(中間線)という基準

ICT系の解説では、ギャップの上限・下限だけでなく、

その中間にあたる50%の水準(ミッドポイント)にも注目します。

この中間線は「Consequent Encroachment」と呼ばれ、

価格がちょうど半分まで戻ってきた時点を

反応が出やすい基準として扱う考え方です。

たとえば金曜の終値が1.10000、

月曜の始値が1.10500だった場合、

NWOGの上限は1.10500、下限は1.10000になり、

中間にあたるミッドポイントは1.10250です。

価格がこの1.10250付近まで

戻ったかを確認する使い方です。

NWOG・NDOGの引き方(チャート上の手順)

チャート上での引き方を手順で整理します。

NWOGの引き方(週明け始値ギャップ)

①金曜のニューヨーク時間の取引終了時点の終値を確認する。

②日曜夜(月曜朝)に新しい週の取引が始まった時点の始値を確認する。

③この2つの価格の間に上限・下限の水平線を2本引く。

この2本の間がNWOGの範囲です。

NDOGの引き方(日足の始値ギャップ)

①日足が切り替わる基準時刻

(ニューヨーク時間17時前後)の終値を確認する。

②同じ基準時刻の直後、新しい日足が始まった時点の始値を確認する。

③この2つの価格の間に上限・下限の水平線を2本引く。

NDOGは平日なら毎日できるため、

直近数日分を残すと水準の重なりが見えやすくなります。

ミッドポイントの引き方

上限・下限の2本の水平線を引いたら、

その中間(50%)の位置にもう1本線を引きます。

これがミッドポイント(Consequent Encroachment)にあたり、

価格がこの線まで戻ってきたかどうかを確認する基準になります。

手順 内容
1 区切りの時刻の「前」の価格(終値)を確認する
2 区切りの時刻の「後」の価格(始値)を確認する
3 この2点の間に上限・下限の水平線を引く
4 上限・下限の中間にミッドポイントの線を引く

裁量トレードでの実際の見方・判断基準

NWOG・NDOGを引いたあとの判断基準を整理します。

ギャップに価格が戻ってくる動きをどう待つか

ギャップを引いたら即エントリーせず、

まず価格がギャップ付近まで戻るかを観察します。

戻るまで時間がかかることも多く、

その間は他の時間帯のチャンス(Killzoneなど)を

優先して待つのが一般的です。

ミッドポイント到達時に確認したいサイン

価格がミッドポイント付近まで到達した際は、

反発を示す値動き(長い上ヒゲ・下ヒゲ、勢いの鈍化)が

出ているかを確認します。

あわせてMarket Structure(市場構造)の観点から、

BOS(高値・安値の更新)やCHoCH(トレンドの転換)が

起きているかも確認材料になります。

先ほどの例(ミッドポイント151.425)で考えると、

価格が151.42付近で5〜10pips程度の

上ヒゲを残して下落に転じた場合は、

ミッドポイントでの反発が意識された典型例です。

反対に152.00までそのまま伸びた場合は、

トレンドの勢いが優先されたと考えられます。

トレンド方向と逆らう場合の注意点

ICT系の解説では、NWOG・NDOGの見立ては

大きな流れ(トレンド方向)に沿う場合に

機能しやすいとされます。

トレンドに逆らってギャップの反応だけを根拠にするのは、

精度が落ちやすく注意が必要です。

NWOG・NDOGだけで判断すると起きやすいこと
・ギャップに触れた瞬間だけで逆方向に飛びつく
・トレンドに逆らう方向でもギャップの反応を期待する
・Market Structureの確認を省いてエントリーする
NWOG・NDOGを目安として使う場合の考え方
・ミッドポイント到達後の反応(ヒゲや勢いの変化)まで確認する
・BOS/CHoChなどMarket Structureと組み合わせて判断する
・大きな流れ(トレンド方向)に沿っているかを優先する

NWOG・NDOGと他のSMC概念との関係

NWOG・NDOGは単独の概念ではなく、

SMCの他の考え方とセットで語られることが多いキーワードです。

Liquidity(BSL/SSL)との関係

NWOG・NDOGの上限・下限付近に溜まりやすい

買い残し・売り残しは、SMCでいうBSL・SSL

(Buy/Sell Side Liquidity)と重なる部分があります。

ギャップの水準とLiquidityが近い場合、

その付近はより強く意識されます。

Market Structure(BOS/CHoCH)との組み合わせ方

NWOG・NDOGのミッドポイントやギャップ端で反応が出た後、

トレンドが継続・転換しているかは、

BOSやCHoChなどMarket Structureの

考え方で確認するのが一般的な進め方です。

SMC全体の中での位置づけ

ここまでNWOG・NDOG単体の見方を整理してきましたが、

SMCには他にも数多くの考え方があります。

簡単に言うと、Liquidityは買い残し・売り残しが

溜まりやすい価格帯、Market Structureは

高値・安値の更新からトレンドの方向や

転換を読み取る考え方です。

海外で主流のSMC(スマートマネーコンセプト)とは?

基本の考え方と全体像をゼロから徹底解説してみたで、

Order BlockやLiquidity、Market Structureなど

全体像を先に確認しておくと、

NWOG・NDOGの立ち位置がより理解しやすくなります。

NWOG・NDOGを使う際の注意点

NWOG・NDOGを使う際の注意点を整理します。

ギャップが小さい・ほぼない場合の扱い

週末や日をまたいでも終値と始値がほとんど変わらず、

ギャップがごく小さい・ほぼないこともあります。

その場合は無理に基準にしない方がよいでしょう。

連休・祝日を挟む場合の注意

祝日や長期休暇の前後は、通常より大きなギャップができやすくなります。

断定的な予測にしないための心構え

NWOG・NDOGのミッドポイントやギャップ端は、

あくまで値動きの目安を示す考え方であり、

価格が必ずその水準まで戻る、反応するとは限りません。

NWOG・NDOGを学ぶ進め方の目安
①この記事でNWOG・NDOGの定義と引き方を押さえる
②Liquidity・Market Structureの記事で関連概念を確認する
③SMC全体像の記事で他の考え方との関係を整理する
④少額やデモで実際のチャートに当てはめて検証する

よくある質問

ここまでを質問形式で整理します。

NWOGとNDOGの違いは何ですか?

NWOGは金曜の終値と週明けの始値の間にできる

週に一度の始値ギャップです。

NDOGは日足が切り替わるたびにできる

毎日発生し得る始値ギャップで、期間の長さが異なります。

ギャップは必ず埋まりますか?

ICT系の解説では「意識されやすい」とされますが、

必ず戻る、あるいは完全に埋まると

決まっているわけではありません。

前述の心構えを踏まえて判断してください。

NWOG・NDOGはインジケーターで自動的に描画できますか?

NWOG・NDOGの上限・下限・ミッドポイントを自動で描画する

インジケーターも存在します。

例えば「ICT NWOG/NDOG & EHPDA」(LuxAlgo配布)は、

NWOG・NDOGの範囲とミッドポイントを自動で

描画する公開インジケーターの一つです。

TradingViewで「Opening Gap」や「ICT」と

検索すると、同種の公開インジケーターが見つかります。

ただし自動描画は補助であり、反応の確認は

自分の目で行う必要があります。

SMCの『NWOG・NDOG』とは?週初め・日足の始値ギャップが意識される理由と見方についてわかりやすく解説してみた:まとめ

NWOG(New Week Opening Gap)と

NDOG(New Day Opening Gap)は、

週明けと日足の始値にできるギャップを指す言葉で、

SMC/ICT系では価格が後から意識しやすい水準として扱われます。

ギャップの上限・下限とミッドポイント(中間線)を引き、

Liquidity(買い残し・売り残し)やMarket Structureと

組み合わせて確認する点が特徴です。

まずは直近の週明け・日足の始値ギャップを

チャート上で引いてみてください。

それだけで、価格が意識している水準が見えてきます。

慣れてきたら、LiquidityやMarket Structureと

あわせて理解を深めていきましょう。

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