FX FX-EASYSTEM PROJECT -自動化から自由へ-

ICTトレードとは?SMC(スマートマネーコンセプト)との違いについてわかりやすく解説してみた

ICTトレードとSMC(スマートマネーコンセプト)の関係と違いを、用語対応表と具体的なトレード手法を交えてわかりやすく整理します。

ICTトレードとSMC(スマートマネーコンセプト)の違いを表すアイキャッチ画像
この記事でわかること
  • ICTトレードとは何か
  • SMC(スマートマネーコンセプト)とは何か
  • ICTとSMCの違いを整理する3つの視点
  • 初心者が混同しやすいICT用語とSMC用語の対応表
  • ICTとSMCに共通する考え方

「ICTトレードって聞いたことはあるけど、SMCと何が違うのかよくわからない」

そんな状態のまま学び始めると、同じ意味の言葉を無駄に覚え直すことになります。

結論から言うと、ICTは体系化された一つのトレード理論・教育コンテンツであり、
SMCはそこから広がった考え方の総称です。

どちらも「大口投資家(スマートマネー)の動きを読む」という土台は共通しています。

この記事では、ICTとSMCの関係、初心者が混同しやすい用語の対応、
学び方の注意点を整理します。

この記事で分かること
・ICTとSMCの関係(起源と広がり方)
・初心者が混同しやすい用語の対応表
・ICT系トレード手法の全体像
・学ぶ際に注意したいポイント

ICTトレードとは何か

ICTトレードの意味を先に押さえておくと、SMCとの違いも理解しやすくなります。

まずはICTがどのような理論なのかを確認していきましょう。

ICT(Inner Circle Trader)の意味

ICTは「Inner Circle Trader」の略称です。

Michael J. Huddleston氏が体系化したトレード理論であり、
教育コンテンツの名称でもあります。

用語メモ
ICT=考案者本人の理論体系そのものを指す固有名詞に近い言葉。
SMC=その考え方を一般化した呼び名。

目的は大口投資家の動きを読むこと

ICTトレードの目的は、個人投資家の値動き予想ではありません。

大口投資家(スマートマネー)がどこで注文を成立させたいかを読み取ることを目指します。

時間帯や順序まで細かく定義されている

ICTの特徴は、「いつ」「どこで」「なぜ」動くかまで細かく定義している点です。

キルゾーン(取引時間帯)やパワーオブスリーといった概念で、値動きの順序まで説明します。

SMC(スマートマネーコンセプト)とは何か

FX・EAの最新情報をLINEで受け取る相場解説・おすすめEA・限定コンテンツを無料配信LINEに登録する(無料)

SMCはICTと並んで語られることが多い言葉です。

ただし、成り立ちは少し異なります。ここではSMCの位置づけを確認します。

SMCはICTから派生した考え方

SMC(スマートマネーコンセプト)は、ICTの考え方をベースにしています。

トレーダーコミュニティが発展させ、一般化した呼び名がSMCです。

SMCはより自由度の高いフレームワーク

ICTが時間帯や手順まで細かく定義するのに対して、SMCはオーダーブロックや流動性など、
中心となる概念を軸に比較的自由な形で使われています。

SMCの基礎から詳しく知りたい人へ

SMCそのものの考え方や、基本用語を詳しく確認したい場合は、

海外で主流とされているSMC(スマートマネーコンセプト)とは?トレード方法や考え方について徹底解説してみた

個別に解説しています。

ICTとSMCの違いを整理する3つの視点

ここまでの内容を、体系性・時間軸・用語という3つの視点で整理し直します。

体系の細かさが違う

ICTは手順や条件が細かく定義された体系ですが、
SMCは概念を押さえたうえで柔軟に応用する形が中心です。

時間帯へのこだわりが違う

ICTはキルゾーンのように特定の時間帯を重視しますが、
SMCでは時間帯を絶対条件にしない使い方も見られ、柔軟さの違いが表れやすい部分です。

呼び方(用語)が違う場合がある

同じチャート上の現象でも、ICTとSMCで呼び方が異なることがあります。

次の章で、初心者が混同しやすい用語を対応表として整理します。

初心者が混同しやすいICT用語とSMC用語の対応表

用語の違いだけを理由に、別々の手法だと誤解してしまう初心者は少なくありません。

まずは対応表で全体像をつかみましょう。

ICT用語とSMC用語の対応表

代表的な用語を並べると、次のように整理できます。

チャート上の現象 ICTでの呼び方 SMCでの呼び方
構造の転換 MSS(Market Structure Shift) CHoCH(Change of Character)
過去の大口注文帯 Order Block Order Block
需給の歪み FVG(Fair Value Gap) Imbalance/FVG
注文が集まる価格帯 Liquidity Pool Liquidity Zone
値動きの3段階 Power of 3(AMD) Accumulation-Manipulation-Distribution
勢いのある値動き Displacement Displacement
上位足の価格帯の階層 PD Array Supply/Demand Zone

このあとに紹介する手法解説の記事では、
Displacement・PD Arrayという言葉がそのまま出てきます。
先にこの表で意味を確認しておくと読みやすくなります。

対応表を鵜呑みにしない方がよい理由

この対応表はあくまで目安であり、発信者や教材によって用語の使い方には幅があります。

同じ言葉でも定義が微妙に異なる場合があるため、一つの情報源を鵜呑みにしないでください。

用語よりチャート上の現象を見る

用語を暗記することより、チャート上で起きている現象を確認しましょう。

そのほうが理解は進みやすくなります。

用語は、現象を説明するためのラベルの一つにすぎません。

ICTとSMCに共通する考え方

呼び方は違っても、ICTとSMCが見ている現象の多くは共通しています。
代表的な3つを確認します。

流動性(Liquidity)を狙う考え方

どちらの考え方も、個人投資家の損切り注文が集まる価格帯(流動性)を、
大口投資家が利用するという前提に立っています。

オーダーブロックとFVGは共通言語

オーダーブロックとFVGは、ICTでもSMCでもほぼ同じ意味で使われる代表的な用語です。

詳しい定義は、

Order Block(オーダーブロック)とは?使い方やインジケーターについて徹底解説してみた

で確認できます。

値動きを3段階で捉える考え方

ICTの「Power of 3」と、SMCの「AMD(蓄積・操作・分配)」は、
名前は違っても値動きを3段階で捉える点で共通しています。

ICT系トレード手法の具体例

ICTの考え方を、実際のトレード手順に落とし込んだ手法もあります。

代表的な3つを簡単に紹介します。詳しい手順は、それぞれの記事で確認してください。

ICT Silver Bullet(スキャルピング)

ICT Silver Bulletは、特定の1時間だけを監視するスキャルピング手法です。

SMC(スマートマネーコンセプト)を活用したスキャルピングトレード手法「ICT Silver Bullet」について徹底解説してみた

で手順を確認できます。

ICT Judas Swing(デイトレード)

ICT Judas Swingは、上位足のヒゲを狙うデイトレード寄りの手法です。

SMC(スマートマネーコンセプト)のデイトレードのトレード手法「ICT Judas Swing」について徹底解説してみた

で詳しく解説しています。

Unicorn Model(エントリーモデル)

Unicorn Modelは、Breaker BlockとFVGが
重なった価格帯を狙います。

この価格帯を利用したエントリーモデルです。

SMC(スマートマネーコンセプト)の鉄板トレード手法「Unicorn Model」について徹底解説してみた

で条件を確認できます。

ICT/SMCを学ぶときの注意点

用語や手法を覚えるだけでなく、学び方そのものにも注意したい点があります。

勝率や成績を断定する情報を避ける

「ICTを使えば必ず勝てる」といった断定的な情報は避けてください。

ICT/SMCはあくまで考え方の一つであり、優位性を保証するものではありません。

注意したい情報
・勝率○○%と数字を断定する発信
・過去の一部の値動きだけを根拠にする解説
・インジケーターを買えば勝てるという売り文句

インジケーター任せにしない

オーダーブロックやFVGを自動表示するインジケーターも存在します。

ただし、根拠となる考え方を理解せずに使うと、判断の再現性が下がりやすくなります。

インジケーターとの付き合い方(メリット)
・値動きの目印を素早く確認できる
・見落としを減らせる

少額・デモでの検証を先に行う

新しい考え方を学んだ直後は、少額口座やデモ環境で検証を重ねてください。

自分のチャートで再現できるかを確認してから、資金を増やす判断をしましょう。

よくある質問

ここまでの内容と重なる部分もありますが、質問形式で改めて整理します。

ICTとSMCどちらから学ぶべきですか?

決まった正解はありません。体系立てて順序よく学びたい人はICTから、
概念だけ先に押さえて実践で応用したい人はSMCから、という進め方も考えられます。

迷ったときの学習順
①SMCの基礎記事で全体像をつかむ
②この記事の対応表で用語を確認する
③Order BlockやFVGなど個別用語を深掘りする
④余裕が出たらSilver Bullet等の具体手法を読む

ICTトレードは日本語の情報が少ないですか?

ICTは英語圏の情報が中心になりやすい分野です。日本語での解説は、
SMCに比べて少ない傾向があります。

用語の対応表を手がかりに、英語の一次情報も併用すると理解が深まります。

検索の起点としては、考案者である
Michael J. Huddleston氏の名前や、
「ICT concepts」という英語キーワードで
探すと一次情報にたどり着きやすくなります。

学習のヒント
・まず対応表で用語のイメージをつかむ
・気になった用語は個別記事で深掘りする
・英語の一次情報は焦って全部読まなくてよい

ICT/SMCを使えば勝率は上がりますか?

勝率が上がるとは断定できません。値動きを読むための視点の一つとして捉え、
資金管理や損切りルールと合わせて検証してください。

ICTトレードとは?SMC(スマートマネーコンセプト)との違いについてわかりやすく解説してみた:まとめ

ICTは体系化された理論であり、SMCはそこから広がった考え方の総称です。

用語は違っても、見ている現象の多くは共通しています。

まずは対応表で全体像をつかみ、気になる手法や用語は個別記事で深掘りしてください。

断定的な情報に頼らず、少額検証を重ねながら、理解を深めていきましょう。

LINELINEに登録する(無料)