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FXのピラミッティングとは?パラボリックSARを使った増し玉のやり方をわかりやすく解説してみた

含み益は乗っているのに、ここからさらに増し玉すべきか迷っていませんか。 増し玉のタイミングを判断する基準がないと、 含み益を伸ばし切れないまま終わってしまいます。 この記事では、そうした悩みを解消するために、 ピラミッテ […]

ピラミッティングを解説する記事のアイキャッチ、ダークネイビー背景に文字とブルーのグラフ装飾
この記事でわかること
  • ピラミッティングとは
  • ピラミッティングは難しいのか
  • ピラミッティングとナンピンの違い
  • ピラミッティングのメリット
  • ピラミッティングのデメリット

含み益は乗っているのに、ここからさらに増し玉すべきか迷っていませんか。

増し玉のタイミングを判断する基準がないと、

含み益を伸ばし切れないまま終わってしまいます。

この記事では、そうした悩みを解消するために、

ピラミッティングの基本や種類・資金管理に加えて、

パラボリックSARを使った具体的な増し玉のやり方まで解説します。

ピラミッティングとは

ピラミッティングとは、トレンドが出ている時に

保有ポジションに利益が乗り始めた場合にそのトレンドが続く限り、

どんどん買い増しや売り増しを行い、

保有ポジションをピラミッドのように積み増していくテクニックのことを言います。

FX ピラミッティング

伝説の投資家集団であるタートルズはピラミッティングを活用していました。

ビッグトレンドに乗れた時にピラミッティングを行い

ポジションを積み重ねて結果的に4年半で150億円という利益を稼いでいます。

つまり、ピラミッティングを上手く活用できると短期間で大きな利益を得ることができます。

参考動画はこちら

ピラミッティングは難しいのか

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ピラミッティングは難しいのかですが、

下手をすると大きな損失に繋がるため難易度としては非常に高い手法になります。

なので、FX初心者が安易にピラミッティングに手を出すと失敗します。

ピラミッティングとナンピンの違い

ピラミッティングとナンピンは、ポジションを追加していく点では同じですが、

しかし、ポジションを追加する時の考え方は全くの別物です。

テクニカル分析の始祖と呼ばれるウィリアム・ギャンの「ギャン理論」の中では、

「ナンピンはするな。トレンドが明確な時にピラミッティングをしろ。」

と言っています。

つまり、ナンピンは悪でピラミッティングは善ということです。

ピラミッティングとナンピンの違いは大きく分けて3つあります。

計画性の違い

ピラミッティングはあらかじめ、ロット数とポジション数などを決めて計画的に行います。

一方でナンピンは予想に反して値が動いた場合にポジションを追加します。

ピラミッティングには事前の計画があり、ナンピンには計画性がないと考えられます。

目的の違い

ピラミッティングは、今ある含み益をさらに伸ばすためのポジションを追加をします。

一方で、ナンピンは含み損を小さくするためにポジション追加をします。

ピラミッティングは利益追求のために行い、

ナンピンは損失逃れのために行うという違いがあります。

精神的な違い

ピラミッティングとナンピンは精神的な違いもあります。

ピラミッティングは、ポジション保有時のほとんどが含み益の状態です。

一方でナンピンは含み損を抱えている状態です。

ピラミッティングは含み益がある状態でポジション追加するため、

含み益を失うリスクが少なからずあります。

一方ナンピンは含み損の状態でポジション追加するため損失回避できます。

ピラミッティングのメリット

ピラミッティングのメリットについて説明します。

大きな利益を得ることができる

通常のトレードの場合は1ポジションしか保有しませんが、

ピラミッティングの場合は保有ポジションが多いので、

トレンド相場に上手く乗ることができると、

通常のトレードよりも大きな利益を得ることができます。

証拠金維持率を圧迫しない

通常エントリーしてポジションを多く持つ場合は証拠金が必要ですが、

ピラミッティングの場合は、

すでに含み益のあるポジションを利用して、新規ポジションを持てるので証拠金を圧迫しないです。

証拠金維持率を下げることなく、新規ポジションを持てるのでお得になります。

ピラミッティングのデメリット

ピラミッティングのデメリットについて説明します。

難易度が高い

ピラミッティングは仕組みなどは理解できても

実際に動くリアルチャートでピラミッティングをやろうとすると、

・どこでエントリーするか?
・いつトレンドが終了するか?

と迷いが出てしまい非常に難易度が高いです。

FX初心者などが安易に取り組む手法ではありません。

高い環境認識力が必要

ピラミッティングは、

現在の相場を環境認識して総合的に判断していく必要があります。

そのため、高い環境認識のスキルが求められます。

相場全体を俯瞰して見ることができないと、トレンドの始まりや終了を捉えられません。

トレンド相場のみ使える

ピラミッティングは、一方向に値動きが続くトレンド相場でのみ効果を発揮する手法です。

それ以外のレンジ相場では使えないため、トレンドに上手く乗ることができないと難しいです。

ピラミッティングの種類

ピラミッティングと一言で言っても様々な手法があります。

スケールダウンピラミッティング

FX ピラミッティング

スケールダウンピラミッティングは、

1回目のエントリー:1ロット
2回目のエントリー:0.5ロット
3回目のエントリー:0.25ロット

と最初のポジションから回数を重ねるごとに徐々にロット数を減らしていく手法です。

スケールダウンピラミッティングの手法で成功した有名トレーダーにジェシー・リバモアがいます。

逆ピラミッティング

FX ピラミッティング

逆ピラミッティングはスケールダウンピラミッティングと全くの真逆で、

1回目のエントリー:0.25ロット
2回目のエントリー:0.5ロット
3回目のエントリー:1ロット

といった感じで最初のポジションから回数を重ねるごとに徐々にロット数を増やしていく手法です。

イコールポジションピラミッティング

FX ピラミッティング

イコールポジションピラミッティングとは、

スケールダウンピラミッティングと逆ピラミッティングの中間に位置する手法です。

1回目のエントリー:1ロット
2回目のエントリー:1ロット
3回目のエントリー:1ロット

といった感じで、最初にエントリーしたロット数と同じロット数を積み増していく手法です。

日本を代表する伝説的トレーダーのcis氏が得意です。

リフレクティングピラミッティング

FX ピラミッティング

リフレクティングピラミッディングは、

ピラミッディングを前半と後半に分けて考える手法です。

前半は、スケールダウンピラミッティングと同じように、

1回目1ロット→2回目0.5ロット→3回目0.25ロットというように、

積み増すロット数を回数ごとに減らしていきます。

後半は、含み益が伸びきったと判断した時点から、

保有している合計ポジションを

0.25ロット→0.5ロット→1ロットの順に少しずつ決済し、

保有している全体量を減らしていきます。

つまり前半は「これから追加する量」を減らし、

後半は「すでに保有している全体量」を減らすという違いがあります。

ピラミッティングの資金管理

ピラミッティングの資金管理ですが、ロット数の設定を間違えるとロスカや大事故に繋がります。

なので、ロット数はベストロットで調節しましょう。

FXの適正ロットについて詳しくはこちら

ベストロットは、

・1トレードあたりの損失許容額
・損切りラインまでのPips

からロット数が計算することが可能です。

例えば、資金が10万円で、

1トレードあたりの損失許容額が2%で損切り幅が20Pipsだとすると、

ロットは1ロットがベストロットになります。

スケールダウンピラミッティングでピラミッティングを行う場合は、

1ロット→0.5ロット→0.25ロット…とピラミッティングが良いです。

FX ピラミッティング

増し玉のたびに損切りラインを引き上げる

ピラミッティングで見落とされがちなのが、ポジションを追加した後の損切りラインの管理です。

1回目のエントリー時に設定した損切りラインをそのまま放置していると、

2回目・3回目と積み増した分の含み益まで巻き戻されてから初めて損切りになってしまい、

「利益が乗っていたのに結局トントンか小さな損失で終わった」という事態を招きます。

・増し玉のたびに、直近の押し目や戻りの下に損切りラインを引き上げる
・最低でも「合計ポジションが含み損にならない水準」まではラインを追従させる
・トレンドが失速したサインが出たら、増し玉を止めて利益確定を優先する

このように「増やす」だけでなく、

「守るラインを都度動かす」ところまでがピラミッティングの資金管理です。

ピラミッティングで失敗する理由

ピラミッティングで失敗する理由ですが、

ピラミッティングは、押し目買いや戻り売りをベースにトレードしている

FXトレーダーはピラミッティングが習得しやすいです。

逆に押し目買いや戻り売りが上手にできない人は、

ピラミッティングで、ポジションを追加するタイミングが分からないため、

ピラミッティングを上手に行うことができないです。

失敗しやすい具体的なパターン

上記の「押し目・戻りが読めない」以外にも、

ピラミッティングで失敗しやすい典型的なパターンがあります。

・含み益が出た直後に焦って増し玉し、単なる一時的な戻りを新規トレンドと誤認する
・逆行し始めても損切りラインを動かさず、積み上げた含み益をすべて溶かしてしまう
・証拠金維持率に余裕があることを理由に、計画していたロット・回数を超えて増し玉してしまう
・レンジ相場でトレンド発生と勘違いし、ダマシで増し玉して逆行を食らう

いずれも「事前に決めたルールを相場の勢いに流されて崩してしまう」ことが根本原因です。

ピラミッティングはメリットの大きさに目が向きがちですが、

増し玉のたびにリスクも比例して増えることを忘れないようにしましょう。

ピラミッティングのコツ

ピラミッティングのコツですが、MTF分析を意識することが重要になります。

MTF分析について詳しくはこちら

ピラミッティングの増し玉タイミングは、

上位足の押し目や戻りの中で、下位足が上位足と同じ方向にトレンド転換し、

長期のトレンドに従った押し目買いや戻り売りで乗っかるのが、

ピラミッティングのベストなタイミングです。

FX ピラミッティング

パラボリックSARを使ったピラミッティングのやり方

ピラミッティングの増し玉タイミングを、インジケーターを使って判断したい人には、

パラボリックSARが向いています。

ここでは、パラボリックSARとピラミッティングを組み合わせる考え方を解説します。

パラボリックSARとピラミッティングの相性がいい理由

パラボリックSARは、トレンドが伸びるほどドット(点)が価格に近づいていく指標です。

このドットをそのまま、増し玉した後の損切りラインの目安として使えるため、

「どこまで利益を伸ばして、どこで守るか」をインジケーター任せで判断しやすくなります。

前述の「増し玉のたびに損切りラインを引き上げる」という資金管理の考え方と、

パラボリックSARのドットの動きは、そのまま連動させやすい組み合わせです。

増し玉のタイミングをパラボリックSARで判断する手順

①初回ポジションに含み益が乗っている
②SARのドットが、価格に向かって最低1回は切り上がった(下降トレンドなら切り下がった)
③上位足のトレンド方向と、SARが示す方向が一致している
④追加ロットは初回よりも小さくする
⑤増し玉した直後は、SARのドットの位置を全ポジション共通の損切りラインにする

この5条件がそろってから増し玉すると、

「ドットが1回も切り上がっていないのに焦って増し玉する」といった失敗を避けやすくなります。

なお④のロット配分は、前述の3種類のピラミッティングのうち、

ロットを徐々に減らす「スケールダウンピラミッティング」を前提にしています。

損切りラインをSARのドットに追従させて守る運用と相性が良いためで、

逆ピラミッティングやイコールポジションピラミッティングでSARを併用する場合は、

④を「初回と同等、または初回より大きいロットにする」と読み替えてください。

守りの基準となる損切りライン(⑤)はどの型を選んでも共通してSARのドットを使えます。

パラボリックSARだけに頼らない注意点

パラボリックSARはトレンド相場で強みを発揮する指標のため、

レンジ相場ではドットの切り替わりが頻発し、ダマシのサインを出しやすくなります。

・レンジ相場ではSARのシグナルを信用しすぎない
・まず上位足で明確なトレンドが出ているかを確認する
・SARが示す方向と、前述のMTF分析の考え方をあわせて使う

パラボリックSARの詳しい設定値や計算式は、以下の記事で解説しています。

FXのパラボリックSARの設定値・計算式・使い方や手法についてわかりやすく解説してみた

ピラミッティングに関するよくある質問

ピラミッティングを調べる中で、特につまずきやすい疑問をまとめました。

ピラミッティングとピラミッディングは同じ意味ですか?

はい、同じ手法を指す表記ゆれです。

本記事では「ピラミッティング」で統一していますが、

検索や海外FX会社の記事では「ピラミッディング」という表記もよく使われています。

パラボリックSARはピラミッティングに使えますか?

使えます。ドットが価格に近づくほど損切りラインの目安にできるため、

増し玉のタイミング判断と損切り管理を同時に行いやすい組み合わせです。

具体的な手順は、上記の

「パラボリックSARを使ったピラミッティングのやり方」で解説しています。

ピラミッティングは何ロットずつ増やせばいいですか?

明確な正解はありませんが、初回より小さいロットで増やす

「スケールダウンピラミッティング」が、資金管理の失敗が少なく初心者にも扱いやすい方法です。

ナンピンとピラミッティングはどちらが良いですか?

目的が異なるため単純比較はできません。

含み損を平均化したいならナンピン、

含み益をさらに伸ばしたいならピラミッティングというように、

場面によって使い分けるのが基本です(詳しくは本文の「ナンピンとの違い」を参照)。

まとめ

ピラミッティングは非常に難易度の高い手法ですが、

マスターすると非常に効率的に利益を得ることができるため、

習得は難しいですがトライしてみると良いと思います。

増し玉のタイミングに迷ったら、

まずはパラボリックSARのドットの切り上がり(下降トレンドなら切り下がり)を目安にし、

そのドットをそのまま損切りラインとして使うと、判断に迷いにくくなります。

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