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フラッグパターンの見分け方・エントリーのタイミング・損切りとターゲットの置き方についてわかりやすく解説してみた

フラッグパターンは、強いトレンドの後に平行チャネル状の調整が入り再び元の方向へ動き出す、トレンド継続型のチャートパターンです。この記事では、ペナントとの違い、調整幅30〜50%や出来高といった見分け方の数値目安、エントリー・損切り・ターゲットの置き方、ダマシの避け方までを整理します。

フラッグパターンのチャート形状とローソク足を示すアイキャッチ画像
この記事でわかること
  • フラッグパターンとは?トレンド継続を示すチャートパターンの基本
  • フラッグパターンの見分け方:3つの数値チェックポイント
  • フラッグパターンのエントリー手法
  • 損切りとターゲット(利確)の置き方
  • フラッグパターンのダマシ(フェイクブレイク)を避けるポイント

強いトレンドが出た後、チャートが急に大人しくなって、

このまま終わるのか、まだ続くのかと迷った経験はないでしょうか。

そのサインを読み取るためのチャートパターンの一つが、フラッグパターンです。

この記事では、フラッグパターンの見分け方とエントリーの基準を解説します。

損切り・ターゲットの置き方、よくあるダマシの避け方までを、数値の目安とあわせて整理します。

この記事で分かること
1. フラッグとペナントの違い
2. フラッグパターンの見分け方(3つの数値の目安)
3. エントリー・損切り・ターゲットの置き方
4. ダマシ(フェイクブレイク)を避けるポイント

なお、ローソク足のチャートパターン全般の基礎知識は、

こちらの記事で解説しています。

本記事はその中でも「フラッグパターン」1つに絞って、

エントリー・損切り・ターゲットの置き方まで深掘りする内容です。

  1. フラッグパターンとは?トレンド継続を示すチャートパターンの基本
    1. 旗竿(ポール)と旗(フラッグ)の2つの要素
    2. 上昇フラッグ・下降フラッグの違い
    3. フラッグとペナントの違い(表で比較)
  2. フラッグパターンの見分け方:3つの数値チェックポイント
    1. ①直前に明確なトレンド(ポール)があるか
    2. ②調整幅はポールの30〜50%程度に収まっているか
    3. ③出来高(ティックボリューム)の変化
  3. フラッグパターンのエントリー手法
    1. ブレイクアウトで即エントリーする方法
    2. ブレイク後のリテスト(戻り)を待つ方法
    3. 上位足のトレンド方向を確認する
  4. 損切りとターゲット(利確)の置き方
    1. 損切りはチャネルの反対側+α
    2. ターゲットはポールの値幅を基準にする
    3. リスクリワードを確認する
  5. フラッグパターンのダマシ(フェイクブレイク)を避けるポイント
    1. 調整幅が大きすぎる・小さすぎる
    2. 出来高(ティックボリューム)が伴わないブレイク
    3. 形成期間が長すぎる
  6. 平行チャネル(フラッグ)の引き方
    1. 上側ラインと下側ラインの引き方
    2. トレンドラインの引き方そのものに迷う場合
  7. フラッグパターンは他のチャートパターンとどう違うか
  8. よくある質問
    1. フラッグパターンは何分足で判断すればよいですか?
    2. フラッグが連続して出た場合はどう考えますか?
    3. フラッグが崩れて失敗した場合、再エントリーは考えてよいですか?
  9. フラッグパターンの見分け方・エントリーのタイミング・損切りとターゲットの置き方についてわかりやすく解説してみた:まとめ
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フラッグパターンとは?トレンド継続を示すチャートパターンの基本

フラッグパターンは、強いトレンドの後に一時的な調整が入り、

再び元の方向へ動き出すトレンド継続型のチャートパターンです。

まずは形を構成する2つの要素と、上昇・下降の2種類を確認します。

旗竿(ポール)と旗(フラッグ)の2つの要素

フラッグパターンは、急騰・急落した「旗竿(ポール)」の部分と、

その後にできる平行チャネル状の「旗(フラッグ)」の部分です。

この2つのパーツで構成されています。

旗の部分は、上下2本の平行なトレンドラインで囲める、

元のトレンドとやや逆方向に傾いた小さなレンジのような形になります。

イメージとしては、ポールはローソク足がほぼ同じ方向に連続し、

チャート上で一本の急な棒のように立ち上がる値動きです。

その先端から続く旗の部分は、ポールとは反対方向にやや傾いています。

上下2本のほぼ平行な線に挟まれた細長い箱のような形になります。

全体で見ると、棒に小さな旗がなびいているような見た目です。

旗竿(ポール):急騰・急落した値動きそのもの
旗(フラッグ):ポールの後にできる平行チャネル状の調整部分

上昇フラッグ・下降フラッグの違い

上昇トレンド中に現れ、上昇の継続を示唆するものを上昇フラッグ、

下降トレンド中に現れ、下降の継続を示唆するものを下降フラッグと呼びます。

いずれも調整の間は、ポールと逆方向にやや傾くのが特徴です。

上昇フラッグならやや下向き、下降フラッグならやや上向きのチャネルになります。

フラッグとペナントの違い(表で比較)

フラッグとよく似たパターンに、ペナントがあります。

どちらもポール+調整というトレンド継続型の構成は同じですが、

調整部分の形や損切りの置き方に違いがあります。

比較項目 フラッグ ペナント
調整部分の形 平行チャネル(長方形) 収束する三角形
上下のライン ほぼ平行 次第に狭まる
損切りの目安 チャネル反対側+10pips程度 直近高安の外側+10pips程度

pipsの目安はあくまで一例であり、

通貨ペアやスプレッド、時間足によって調整して使います。

フラッグパターンの見分け方:3つの数値チェックポイント

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フラッグパターンは「旗っぽい形」というだけで判断すると、

ただのもみ合いを誤認してしまいがちです。

見分ける際は、次の3つのチェックポイントを数値の目安と合わせて確認します。

①直前に明確なトレンド(ポール)があるか
②調整幅がポールの30〜50%程度に収まっているか
③調整中に出来高(ティックボリューム)が減っているか

①直前に明確なトレンド(ポール)があるか

フラッグが機能する前提として、

ポールの部分に明確な一方向への値動きが必要です。

高値・安値が素直に切り上がって(切り下がって)いるかを、まず確認します。

トレンドの有無の判断基準は、

ダウ理論を使ったトレンド判断の記事で詳しく解説しています。

②調整幅はポールの30〜50%程度に収まっているか

調整(フラッグ部分)の値幅が、ポールの値幅に対して30〜50%程度に収まっているケースを、

信頼度の高いフラッグの目安の一つと考えています。

調整幅がポールと同じくらい、あるいはそれ以上戻ってしまっている場合は、

トレンド継続ではなく反転の可能性も考えたほうがよいでしょう。

③出来高(ティックボリューム)の変化

調整(フラッグ)の期間中は出来高が減少する傾向があります。

ブレイクアウトのタイミングで出来高が増加すると、信頼度が上がります。

MT4/MT5ではティックボリュームが代替指標になりますが、

FXは取引所集中型ではないため、あくまで参考情報として扱うのが無難です。

フラッグパターンのエントリー手法

フラッグの形が確認できたら、実際にどこでエントリーするかを決めます。

代表的な2つの方法と、精度を上げる確認材料を整理します。

ブレイクアウトで即エントリーする方法

上昇フラッグなら上側のライン、下降フラッグなら下側のラインを、

終値ベースで明確に抜けた直後にエントリーする方法です。

反応の早さがメリットですが、ブレイク直後に値動きが伸びず戻ってくる、

いわゆるダマシに遭いやすいという弱点もあります。

ブレイクアウト即エントリーのメリット
値動きの初動から乗れるため、利益を伸ばしやすくなります
ブレイクアウト即エントリーのデメリット
ダマシ(フェイクブレイク)に遭いやすく、損切りの頻度が増えやすい

ブレイク後のリテスト(戻り)を待つ方法

ブレイクした後、一度ラインまで戻ってくる

「リテスト」を待ってからエントリーする方法もあります。

エントリーのタイミングは遅くなりますが、

ブレイクの信頼度を確認できた分、ダマシに遭うリスクを下げられます。

上位足のトレンド方向を確認する

エントリー前に、1つ上の時間足でも同じ方向にトレンドが出ているかを

確認すると、エントリーの根拠を補強できます。

上位足と下位足で逆方向のサインが出ている場合は、

見送るという判断も重要です。

損切りとターゲット(利確)の置き方

フラッグパターンでエントリーする際は、

損切りとターゲットの位置をあらかじめ決めておくことが欠かせません。

代表的な置き方の例を紹介します。

損切りはチャネルの反対側+α

損切りは、ブレイクした側と反対側のチャネルラインの

少し外側(10pips程度)に置くとよいでしょう。

上昇フラッグで上側をブレイクした場合は、

下側のチャネルラインの少し下に損切りを置く、という形になります。

ターゲットはポールの値幅を基準にする

ターゲット(利確目標)は、ブレイクした地点からポールと同じ値幅分を伸ばす、

「計測目標」という考え方を目安として使うとよいでしょう。

例えば、ポールの値幅が100pipsだった場合、

ブレイク地点から100pips先を目安にする、という計算です。

項目 置き方の一例
損切り 反対側のチャネルライン+10pips程度
ターゲット ブレイク地点からポールと同じ値幅

リスクリワードを確認する

損切りとターゲットの両方を決めたら、リスクリワード比(損失幅に対する利益幅の比率)が、

見合っているかを確認します。

リスクリワードが極端に悪い場合は、エントリーを見送るか、

ターゲットやロット数の設定を見直す判断もありえます。

フラッグパターンのダマシ(フェイクブレイク)を避けるポイント

フラッグパターンは比較的ダマシが少ないパターンですが、

ゼロではありません。

次の3点に当てはまる場合は、慎重に判断します。

調整幅が大きすぎる・小さすぎる

調整幅がポールの50%を大きく超えている場合や、逆にほとんど値動きがない場合は、

典型的なフラッグの形から外れている可能性があります。

出来高(ティックボリューム)が伴わないブレイク

ブレイクアウトの瞬間に出来高(ティックボリューム)の増加が見られない場合、

値動きが続かずに戻されるダマシの可能性が高まります。

形成期間が長すぎる

フラッグの形成期間は、数本〜20本程度のローソク足で収まるケースが目安です。

形成に時間がかかりすぎている場合は、別のパターンとして見直したほうがよいでしょう。

平行チャネル(フラッグ)の引き方

フラッグの形を正確に捉えるには、

調整部分の上下にトレンドラインを引く作業が必要です。

引き方の基本を整理します。

上側ラインと下側ラインの引き方

調整部分にできた直近の高値どうし、安値どうしを

それぞれ結んで、上側・下側のラインを引きます。

2点だけでは信頼度が低いため、

3点目でもライン上で反応しているかを確認すると判断の精度が上がります。

トレンドラインの引き方そのものに迷う場合

高値・安値の結び方や3点目の確認方法など、トレンドラインの引き方自体に迷う場合は、

こちらの記事で詳しく解説しています。

フラッグパターンは他のチャートパターンとどう違うか

フラッグはチャートパターンの中の1つにすぎません。

「fxチャートパターン」という広いテーマの中での

位置づけを、簡単に整理しておきます。

チャートパターンには、フラッグやペナントのようなトレンド継続型のほかに、

ダブルトップやヘッドアンドショルダーのようなトレンド反転型も存在します。

チャートパターン全体の種類や基礎知識については、こちらの記事で整理しています。

フラッグ以外のパターンも知りたい場合は、あわせて確認してみてください。

本記事はその中でもフラッグパターン単体について、

見分け方・エントリー・損切り・ターゲットの置き方まで、深く掘り下げています。

よくある質問

本文では触れなかった、実際の判断で迷いやすい点を3つ補足します。

フラッグパターンは何分足で判断すればよいですか?

時間足そのものに正解はありませんが、

ポールと旗の形が崩れにくい15分足以上で判断するのが無難です。

1分足などの短い時間足はノイズが多く、フラッグに見えた形がすぐ崩れてしまうことがあるため、

エントリーの最終判断は上位足とも合わせて行います。

フラッグが連続して出た場合はどう考えますか?

1つ目のフラッグをブレイクして伸びた後、

再び調整が入り2つ目のフラッグができることがあります。

この場合は、どこまでがポールでどこからが調整かを都度仕切り直して数えます。

2つ目のフラッグも、①〜③の基準であらためて見分けるようにします。

フラッグが崩れて失敗した場合、再エントリーは考えてよいですか?

ブレイクが不成立に終わり、価格が旗の内側まで戻ってしまった場合は、

同じフラッグでの再エントリーは基本的に見送ります。

いったん崩れた形は、ポールと旗の前提自体が崩れているため、

新しいポールと旗ができるのを待ち、①〜③の基準であらためて見直すほうが安全です。

フラッグパターンの見分け方・エントリーのタイミング・損切りとターゲットの置き方についてわかりやすく解説してみた:まとめ

フラッグパターンは、強いトレンド(ポール)の後に平行チャネル状の調整が入り、

再び元の方向へ動き出すトレンド継続型のチャートパターンです。

見分ける際は、直前のトレンドの明確さ、調整幅がポールの30〜50%程度か、

出来高の変化という3つの数値の目安を確認します。

エントリーはブレイクアウト直後かリテスト待ちか、損切りはチャネル反対側+α、

ターゲットはポールと同じ値幅が代表的な置き方です。

これらを軸に、自分のルールに落とし込んでみてください。

なお、ここで紹介した数値の目安はあくまで一例であり、

将来の相場で同じ結果になるとは限りません。

実際にトレードする前には、直近の履歴チャートで3つほどフラッグ型のもみ合いを探しましょう。

本記事の3つの数値基準〈調整幅30〜50%・出来高の変化・ポールの明確さ〉に、

当てはめてみることから始めてみてください。

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