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FXのビルウィリアムズが考案したAlligator(アリゲーター)の設定や手法や組み合わせについて徹底解説してみた

目次 Alligator(アリゲーター)とはAlligator(アリゲーター)の平滑移動平均線(SMMA)Alligator(アリゲーター)のトレード方法Alligatorの4フェーズ(睡眠・目覚め・捕食・満腹)の見分け […]

Alligator(アリゲーター)を解説する記事のアイキャッチ、ダークネイビー背景に「アリゲーター」の文字とブルーのグラフ装飾
この記事でわかること
  • Alligator(アリゲーター)とは
  • Alligator(アリゲーター)の平滑移動平均線(SMMA)
  • Alligator(アリゲーター)のトレード方法
  • Alligator(アリゲーター)と組み合わせると良いインジケーター
  • まとめ

Alligator(アリゲーター)とは

Alligator(アリゲーター)とは、ビル・ウィリアムズによって考案されたトレンドフォローのテクニカル指標になります。

Alligator(アリゲーター)の由来は、3つの移動平均線が口・歯・顎のワニの形から名付けられています。

Alligator(アリゲーター)の3つの移動平均線は5・8・13の期間で設定されています。

ビル・ウィリアムズはこの3本線が絡み合ったり離れたりする様子を、ワニが「睡眠」「目覚め」「捕食」「満腹」を繰り返す姿になぞらえました。移動平均線を1本だけで見るとダマシに振り回されやすいですが、3本の位置関係と広がり方をセットで見ることで、今が「値動きを取りに行くべき局面」なのか「様子見すべき局面」なのかを機械的に判断しやすくなります。4段階の具体的な見分け方は本記事の後半(トレード方法のパート)で詳しく解説します。

Alligator(アリゲーター)の平滑移動平均線(SMMA)

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Alligator(アリゲーター)で使用される移動平均線は、平滑移動平均線(SMMA)と呼ばれるものです。

平滑移動平均線(SMMA)は、指数移動平均線(EMA)を改良した移動平均線になります。

単純移動平均線よりも直近の値動きに対して比重を高くした移動平均線です。

平滑移動平均線は直近の動きに反応しやすくトレンド転換や値動きに敏感です。

加えてAlligator(アリゲーター)では、算出したSMMAをそのまま表示せず、未来方向に一定本数だけずらして描画します。このズラし(シフト)があることで、線が値動きを後追いするのではなく価格の直前に来るような見た目になり、ロウソク足と3本線の位置関係だけでトレンドの初動をつかみやすくなる設計になっています。次の章の色分け表に出てくる「〇目盛り分未来方向にずらした」という表記は、このシフトのことを指しています。

Alligator(アリゲーター)のトレード方法

Alligator(アリゲーター)のトレード方法について説明していきます。

最初に説明しましたが、Alligator(アリゲーター)は3つの移動平均線を口・歯・顎に見立てます。

FX Alligator(アリゲーター)

赤色 (口 lips):3目盛り分未来方向にずらした5期間の平滑移動平均(SMMA)
黄色 (歯 teeth):5目盛り分未来方向にずらした8期間の平滑移動平均(SMMA)
青色 (顎 jaw):8目盛り分未来方向にずらした13期間の平滑移動平均(SMMA)

3本の役割はそれぞれ違います。顎(このチャートでは青色)は期間が最も長いため動きが一番遅く、相場全体の大きな方向感(軸)を示します。歯(黄色)はその中間で、中期的な流れの傾きを表します。口(赤色)は期間が最も短いため値動きへの反応が最も速く、直近の勢いを最初に映し出します。3本の並び順と、線と線の間隔(口の開き具合)を合わせて見ることで、トレンドの「向き」と「強さ」を同時に把握できます。なお、MT4の初期設定では顎=青・歯=赤・唇=緑という配色になっていることが多く、上記は本記事のチャート表示に合わせた配色です。ご自身の環境で色が異なる場合は、色そのものではなく「期間(5・8・13)」と「線のズレ幅」で顎・歯・口を判別してください。

Alligatorの4フェーズ(睡眠・目覚め・捕食・満腹)の見分け方

ビル・ウィリアムズはAlligator(アリゲーター)の状態を「睡眠」「目覚め」「捕食」「満腹」の4段階で説明しています。この4段階は、3本線そのものの並び方と広がり方を見れば判断できます。

睡眠は、3本線が接近して絡み合い、ロウソク足も線をまたいで行ったり来たりしている状態です。方向感がなく、この局面でのエントリーはレンジ相場に巻き込まれてダマシになりやすいため避けます。

目覚めは、口(短期線)が他の2本より先に離れ始め、3本線が広がり出すタイミングです。値動きが動き出したサインではありますが、まだ歯・顎が追いついていないため、方向を確定させるにはもう少し待つ必要があります。

捕食は、上昇なら口・歯・顎、下降なら顎・歯・口の順できれいに並び(パーフェクトオーダー)、ロウソク足が3本線より外側を推移し、口が大きく開いている状態です。3本の移動平均線がしっかり乖離してトレンドが継続している局面で、エントリーや保有継続にもっとも適したタイミングになります。

満腹は、大きく開いていた口が再び閉じ始め、ロウソク足が3本線に近づいたり潜り込んだりする状態です。移動平均線の乖離が収縮し始めている合図なので、トレンドの終盤を意識して利益確定や決済を検討するタイミングになります。

この4段階の判定を色分けやバーの伸縮でより機械的に行いたい場合は、Alligator(アリゲーター)をグラフ化したGator Oscillator(ゲーターオシレーター)が便利です。上下バーの色の組み合わせで「捕食」「満腹」を視覚的に確認する具体的な使い方は、こちらのGator Oscillator(ゲーターオシレーター)の記事で詳しく解説していますので、あわせて参照してください。

買いエントリーはAlligator(アリゲーター)が上から短期・中期・長期が揃った時です。ロウソク足の実体が3本線の外側で確定(クローズ)したことを確認してからエントリーすると、ヒゲだけで線を一瞬跨いだだけのダマシを避けやすくなります。

FX Alligator(アリゲーター)

売りエントリーはAlligator(アリゲーター)が上から長期・中期・短期が揃った時です。

FX Alligator(アリゲーター)

決済はAlligator(アリゲーター)の短期・中期・長期のパターンが崩れた時です。これは4段階でいう「捕食」から「満腹」への移行に相当します。

FX Alligator(アリゲーター)

強いトレンドが発生している場合は、アリゲーターの形が崩れないので、そのままトレンドフォローで含み益を伸ばして崩れた際に利確しましょう。口の開き具合が広いままキープされているうちはトレンド継続と判断し、開き幅が縮み始めた時点を決済の目安にすると、感覚だけに頼らず判断しやすくなります。

Alligator(アリゲーター)と組み合わせると良いインジケーター

Alligator(アリゲーター)と組み合わせると良いインジケーターについてご紹介します。

Fractals(フラクタル)

基本的にAlligator(アリゲーター)はビル・ウィリアムズ考案のインジケーターですので、ビル・ウィリアムズ系のインジケーターと組み合わせるのがオススメです。

特にオススメなのがFractals(フラクタル)ですね。

FXで有名なビル・ウィリアムズ氏が考案したFractals(フラクタル)の使い方についてわかりやすく解説してみた
Fractals(フラクタル)とは、底と天井の検出を可能にするテクニカル指標です。 Fractals(フラクタル)はあまり日本では使用されていませんが、汎用性が高いテクニカル指標になります。 今回は、FXで有名なビル・ウィリアムズ氏が考案したFractals(フラクタル)の使い方についてわかりやすく解説してみました。

フラクタルとは直近の5本のローソク足の中で、一番高いところと低いところに三角マークを付けて、トレンドの転換を示唆するテクニカル指標になります。

Alligator(アリゲーター)とフラクタルを組み合わせる場合は、Alligator(アリゲーター)の中期線よりも上に下向きのフラクタルが出た場合は、買いエントリーです。

FX Fractals(フラクタル) アリゲーター

Alligator(アリゲーター)の中期線よりも下に上向きのフラクタルが出た場合は、売りエントリーです。

FX Fractals(フラクタル) アリゲーター

フラクタルの精度を上げるコツは、どのフェーズで出たフラクタルかを合わせて確認することです。同じ位置関係のフラクタルでも、「睡眠」や「目覚め」フェーズの絡み合った線の近くで出たものはダマシになりやすく、「捕食」フェーズで口が大きく開いている最中に出たものはトレンド継続の初動を捉えやすい傾向があります。フラクタル単体の位置だけでなく、Alligatorが今どのフェーズにあるかも必ずセットで確認しましょう。

移動平均線

Alligator(アリゲーター)は移動平均線とも組わせるのも良いです。

FXの移動平均線の種類・期間・組み合わせについてわかりやすく解説してみた
移動平均線は、一定期間の価格の終値の平均値を繋ぎ合わせたテクニカル指標です。 移動平均線はFX初心者からFX上級者までテクニカル分析で活用されています。 今回は、移動平均線の種類・期間・組み合わせについてわかりやすく解説してみました。

基本的にはフィルターとして使用します。期間は100や200などの長期間の移動平均線が良いです。

長期の移動平均線よりもローソク足が上にあり、Alligator(アリゲーター)がパーフェクトオーダーで上昇トレンドの場合は買いエントリーです。

FX Alligator(アリゲーター)

長期の移動平均線よりもローソク足が下にあり、Alligator(アリゲーター)がパーフェクトオーダーで下落トレンドの場合は売りエントリーです。

FX Alligator(アリゲーター)

Gator Oscillator(ゲーターオシレーター)

Alligator(アリゲーター)は3本の移動平均線が重なって表示されるため、線同士の広がり方(乖離)を目視だけで判断するにはやや慣れが必要です。Gator Oscillator(ゲーターオシレーター)は、この乖離をヒストグラムに変換して数値的・視覚的に判断できるようにしたインジケーターで、Alligator(アリゲーター)とセットで使うために作られています。上下バーの色の組み合わせで「睡眠」「目覚め」「捕食」「満腹」を機械的に見極める具体的な手順は、Gator Oscillator(ゲーターオシレーター)の記事で解説していますので、Alligator(アリゲーター)の判断に迷ったときはあわせて確認してみてください。

まとめ

今回はAlligator(アリゲーター)について紹介しました。

最近はAlligator(アリゲーター)を使用するトレーダーが増えていますね。

Alligator(アリゲーター)は3本の移動平均線の並び方と口の開き具合を「睡眠」「目覚め」「捕食」「満腹」の4段階に当てはめて見ることで、エントリーすべき局面と様子見すべき局面を判断しやすくなります。フラクタルやGator Oscillator(ゲーターオシレーター)などビル・ウィリアムズ系のインジケーターと組み合わせると、さらに精度の高いフィルターとして機能します。

Alligator(アリゲーター)や組み合わせると良いインジケーターは、どれもMT4に標準搭載されていますので、もしAlligator(アリゲーター)に興味があれば是非活用してみてください。

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