FXのレートと移動平均線を活用したグランビルの法則の設定と期間や勝てる手法についてわかりやすく説明してみた
「fx グランビル」で検索する方向けに、グランビルの法則の8つの売買サインと移動平均線の期間・時間足別設定、ダマシ対策、よくある質問までわかりやすく解説します。

- グランビルの法則とは
- FXのグランビルの法則が多くのトレーダーに支持される理由
- グランビルの法則の8つの売買サイン
- グランビルの法則でオススメの移動平均線の期間や設定は?
- グランビルの法則の時間足別のおすすめ設定
グランビルの法則とは
グランビルの法則とは、米国のアナリストJ.Eグランビル氏が考案した、
レートと移動平均線の位置関係から売買のタイミングを読み取る法則です。
「fx グランビル」で検索している方の多くは、8つの売買サインの見分け方や、
移動平均線の期間・時間足の設定で迷っています。この記事ではその2点を中心に、
図解と具体的な設定例を使って説明します。
グランビルの法則では、ローソク足と移動平均線を組み合わせて売買サインを判断します。
ローソク足の基本的な見方はFXのローソク足の見方・種類・分析方法で解説しています。
移動平均線の種類や期間の基本はFXの移動平均線の種類・期間・組み合わせで解説しています。
移動平均線を活用するトレーダーならグランビルの法則はマスターすべきだと思います。
それほどグランビルの法則は多くのトレーダーに使われている代表的な法則です。
グランビルの法則の考え方を動画でも解説していますので、あわせてご覧ください。
FXのグランビルの法則が多くのトレーダーに支持される理由
FXのグランビルの法則が多くのトレーダーに支持される理由は2つあります。
世界中の多くのトレーダーはグランビルの法則を知っているから
グランビルの法則は多くのトレーダーが理解しているので、法則に従いトレードする人が多いです。
FXの相場は人が動かしており、大衆が動くと思った方向に相場が動きます。
つまり、大衆が動く方向にトレードすればトレンドに自然と乗っかれるということです。
多くのトレーダーは移動平均線を活用しているから
グランビルの法則は、移動平均線とローソク足のパターンの法則になります。
移動平均線は、世界中の多くのトレーダーが活用しているテクニカル指標になります。
移動平均線を活用するトレーダーであれば、グランビルの法則を理解しているからです。
グランビルの法則の8つの売買サイン

グランビルの法則の8つの売買サインについてご紹介したいと思います。
グランビルの法則には4つの買いサインと4つの売りサインが存在します。
赤が4つの買いサインで青が4つの売りサインになります。
グランビルの法則:買いパターン1

買いパターン1では、移動平均線が下落した後に上昇もしくはレンジの状態になり
ローソク足が移動平均線の上で終わったポイントになります。
買いパターン1でトレードするためには、安値が切り上がっていることや
下値に強いサポートがあることを確認してエントリーしましょう。
例えば、75MAが下落から横ばいに転じたタイミングで、
直近安値を切り上げながらローソク足が75MAの上で
確定した場面が典型例です。
グランビルの法則:買いパターン2

買いパターン2は、移動平均線が上昇している状態でローソク足の終値が移動平均線を
下から抜いたポイントになります。
私はトレンドフォローでトレードしますが、
この買いパターン2のポイントを狙って入るようにしています。
例えば、200MAが緩やかに右肩上がりで推移している局面で、
レートが一時的に200MAを下回り、その後の終値が再び200MAを上抜いた瞬間が
エントリーの目安です。このとき、直近の安値が切り上がっているかどうかも
合わせて確認すると、単なる一時的なノイズなのか本当のトレンド継続なのかを
判別しやすくなります。
グランビルの法則:買いパターン3

買いパターン3は、ローソク足が移動平均線の上に推移して下落して調整する動きがあるが
移動平均線を下回らずにタッチや反転したポイントです。
例えば、上昇中の25MAにレートが一時的に近づいて反発し、
再び上向きに戻った場面がこのパターンにあたります。
これも追撃する時に入るポイントの1つですね。
グランビルの法則:買いパターン4

買いパターン4は移動平均線が下落している時にローソク足が大きく離れて乖離している
ポイントになります。
移動平均線とローソク足は近づけば遠くなり、遠ければ近づいていきます。
買いパターン4は移動平均線の回帰性を利用した逆張りの買いということです。
例えば、200MAから大きく上に離れて過熱感が出たところを、
短期的な戻りを狙って逆張りで買うイメージです。
グランビルの法則:売りパターン5

売りパターン5は移動平均線がレンジや下降トレンド転換した場合に
ローソク足の終値が下抜いてたポイントです。
例えば、上昇していた25MAが横ばいから下向きに転じ、
その直後にローソク足の終値が25MAを下抜けた場面が目安です。
トレンド転換シグナルが発生したのを確認してから入るようにしましょう。
グランビルの法則:売りパターン6

売りパターン6は移動平均線が下降している状況で、
ローソク足の終値が移動平均線を下抜いたポイントになります。
例えば、下降中の75MAをローソク足の終値が上から下に
抜けた瞬間が、このパターンのエントリーポイントです。
グランビルの法則:売りパターン7

売りパターン7はローソク足が移動平均線の下に推移しており一旦調整の動きで
移動平均線を上回ることなくタッチもしくは反転したポイントです。
例えば、下降中の25MAの下でローソク足が推移する中、
一時的に25MAへ戻したものの上抜けずに反落した場面です。
グランビルの法則:売りパターン8

売りパターン8は、移動平均線が上昇している場合にローソク足が大きく乖離したポイントです。
例えば、200MAから大きく下に乖離したところを、
短期的な戻りを狙って逆張りで売るイメージです。
買いパターン4と同様に売りパターン8も逆張りになるのでトレンドフォローでトレードする人は
この2つのサインはスルーしても良いです。
グランビルの法則でオススメの移動平均線の期間や設定は?
グランビルの法則でオススメの移動平均線の期間や設定ですが、
移動平均線の設定値は自由に変更できますので、人によって見ている移動平均線が違います。
個人的には、
・25MA
などの期間を利用するのが良いと思います。
200MAがオススメな理由は、
グランビル氏が、統計学の期間平均を株価に応用する方法を発見した際、
より精度の高い期間が何日かを調べるためにバックテストを繰り返し、
200日がもっとも信頼できると判断した、と言われています。
ただしこの逸話を裏付ける一次資料は確認できていないため、
あくまで一般に語られている説として紹介しています。
これにより多くのFXトレーダーが200日を使うようになったとも言われています。
ですので、多くのFXトレーダーはチャートに200MAを表示しているため、
200MAをベースにグランビルの法則を活用するのが良いと思います。
また、25MAもグランビルで使われることがよくあります。
ですので、200MAもしくは25MAを使用するようにしましょう。
移動平均線の種類をSMA(単純移動平均)とEMA(指数平滑移動平均線)
にするかで迷っている方が多いと思いますが、
トレンド方向性と直前の値動きに対応させたい場合:EMAを使用
という感じで判断するようにしましょう。
グランビルの法則の時間足別のおすすめ設定
グランビルの法則は、移動平均線の期間だけでなく、
どの時間足で見るかによっても機能の仕方が変わります。
取引スタイル別によく使われる時間足と期間の目安を整理しました。
| 取引スタイル | よく使う時間足 | 移動平均線の期間 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|
| スキャルピング | 1分足〜5分足 | 21MA前後 | サインの数は多いがダマシも増えやすく、上位足のトレンドと逆行するサインは見送る |
| デイトレード | 1時間足 | 75MA・90MA | 多くのトレーダーが見ている時間足・期間なので、大衆心理が反映されやすい |
| スイングトレード | 4時間足・日足 | 200MA・25MA | グランビル氏が統計的にもっとも信頼できるとした200日移動平均線に近い設定 |
共通して意識したいのは、実際にエントリーする時間足だけでなく、
一つ上の時間足(上位足)でもトレンドの向きを確認することです。
例えば1時間足でエントリーするなら4時間足、5分足でエントリーするなら1時間足を
あわせて確認することで、ダマシに引っかかる頻度を減らせます。
グランビルの法則が使えないのは本当か?
巷では、グランビルの法則が使えないなどと言われていますが、
私はグランビルの法則を利用してトレードしているので、
グランビルの法則が使えないということは無いと思います。
なぜ、グランビルの法則が使えないと言われるのかというと、
グランビルの法則自体は理解はしているが、トレードに役立てることができていないからです。
トレードに役立てることができない=使えない法則
と感じてしまうわけです。
逆に言えばトレードで役立て方を理解すれば、グランビルの法則は使えるとなるわけです。
グランビルの法則でダマシが出やすい局面と対処法
グランビルの法則は移動平均線を軸にした法則なので、移動平均線の傾きが緩やかな
レンジ相場では買いサイン・売りサインが交互に何度も出てしまい、
ダマシになりやすいという弱点があります。
具体的には、以下のような局面でダマシが増えやすいです。
・重要な経済指標の発表直前・直後でレートが乱高下しているとき
・買いパターン2/売りパターン6のクロス直後、実体が短い十字線などで確定したとき
対処法としては、次の2点を組み合わせるのが実践的です。
1つ目は、ADXなどのトレンド系インジケーターを併用し、ADXが低い(トレンドが弱い)局面ではグランビルの法則のサインを見送るか、ロットを落として様子見することです。
2つ目は、上位足(例えば1時間足でエントリーするなら日足)でも
同じ方向にトレンドが出ているかを確認し、上位足と逆行するサインは
採用しない、というルールを決めておくことです。
これらのフィルターを入れることで、ダマシに引っかかる頻度を減らすことができます。
グランビルの法則単体で必ず利益が出るというものではないため、
損切りラインを事前に決めてからエントリーする習慣も合わせて持つようにしましょう。
グランビルの法則を実践的に使う手法
グランビルの法則は移動平均線を1本だけで分析するのは難しいと思います。
複数の移動平均線を活用してグランビルの法則を使うのが良いでしょう。
基準にする移動平均線は200MAや25MAですが、
タイミングを掴むためにもう1〜2本の移動平均線を使ってあげると、
より、グランビルの法則でトレードしやすくなります。

なお、複数の移動平均線を並べて使う手法は「パーフェクトオーダー」とも呼ばれます。
グランビルの法則との違いや組み合わせ方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
グランビルの法則を初心者が使うときのコツ
8つのサインを一度に覚えようとすると、実際のチャートで迷いやすくなります。
初心者はまず、次の2つのサインに絞って練習するのがおすすめです。
・売りパターン5(上昇からレンジ・下降へ転換し、移動平均線を下抜けたところ)
この2つは移動平均線の向きが変わった直後に出るサインなので、
判断に迷いやすい「乖離からの逆張り(買いパターン4・売りパターン8)」よりも
初心者には見分けやすく、練習の題材としても扱いやすいです。
まずはこの2パターンだけをデモ口座などで探す練習をしてから、
残りの6パターンへ範囲を広げていくと理解が進みやすくなります。
グランビルの法則とダウ理論を組み合わせる
グランビルの法則をさらに精度を高める方法の一つにダウ理論と組み合わせる方法があります。
ダウ理論とは、19世紀後半に米国の証券アナリストである
チャールズ・ダウ氏が考案した6つの法則のことを言います。
ダウ理論の詳細はダウ理論の6つの法則で解説しています。
ダウ理論の中で「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する」

という考え方をグランビルの法則に組み合わせることができます。
例えば、以下のチャートでは高値・安値が更新されており高値がサポレジ転換しております。
移動平均線を抜いてグランビルの法則の買いパターン2になっています。

また、以下のチャートでは高値・安値が更新されており安値がサポレジ転換しております。
移動平均線を抜いてグランビルの法則の売りパターン6になっています。

このようにダウ理論とグランビルの法則を活用すると精度が高くなります。
グランビルの法則のよくある質問
「fx グランビル」で検索する方からよく聞かれる質問をまとめました。
A. 取引スタイルで異なりますが、デイトレードなら1時間足、スイングなら日足が基本です。
詳しい目安は本記事の「時間足別のおすすめ設定」の比較表を参考にしてください。
A. グランビルの法則は1本の移動平均線とレートの位置関係を見る手法で、
パーフェクトオーダーは複数本の移動平均線の並び方でトレンドの強さを見る手法です。
A. 公表された統計的な勝率は無く、単体で必ず勝てることを保証する手法ではありません。
ダマシ対策(ADXの併用・上位足の確認・損切りルール)と組み合わせて使う前提の指標です。
A. 優劣ではなく併用が基本です。ダウ理論でトレンドの継続・転換を確認したうえで、
グランビルの法則で実際のエントリー・決済のタイミングを計ります。
まとめ
グランビルの法則は非常にFXでは強い武器になります。
また、ダウ理論との組み合わせることでより効果を発揮しますのでぜひ活用してみてください。
ただし、どんなに理解を深めても勝率を保証するものではないため、
ダマシへの対処法もあわせて実践し、損切りルールを徹底したうえで活用してください。