TradingViewのインジケーターおすすめについて、無料の定番から海外の人気スクリプトまでの選び方をわかりやすくまとめてみた
TradingViewのインジケーターは数が多く、どれを選べばいいか迷いがちです。無料か有料か・リペイントの有無・対応市場・人気度の見方という選び方の基準と、標準搭載の定番インジケーター、海外で人気のコミュニティスクリプトをカテゴリ別に整理して紹介します。

- TradingViewのインジケーターにはどんな種類があるのか
- TradingViewのインジケーターを選ぶときに確認したい4つの基準
- 無料で使える標準搭載(ビルトイン)の定番インジケーター
- 海外で人気の無料コミュニティスクリプト
- 価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)も無料で確認できる
TradingViewでインジケーターを検索窓に入れると、候補が何百件も表示されて、
結局どれを追加すればいいのか迷ってしまった経験はないでしょうか。
海外の有名ユーザーが公開しているスクリプトまで含めると、
初心者が最初の1つを選ぶハードルは意外と高いものです。
この記事では、「無料か有料か」「リペイントの有無」、
「対応市場」「人気度の見方」の4つの基準から整理したうえで、
標準搭載の定番インジケーターと海外で人気のコミュニティスクリプトをカテゴリ別に紹介します。
個々の使い方や表示トラブルの対処法は関連記事へのリンクで橋渡ししますので、
まず「何を選ぶか」の判断材料として活用してください。
・TradingViewのインジケーターを選ぶときに確認したい4つの基準
・無料で使える標準搭載(ビルトイン)の定番インジケーター
・海外で人気の無料コミュニティスクリプト
・導入方法や表示トラブルの対処法をまとめた関連記事への橋渡し
TradingViewのインジケーターにはどんな種類があるのか
まず、TradingViewのインジケーターが、
大きくどのような種類に分かれているのかを整理します。
検索窓に表示されるタブの違いを知っておくと、このあとの選び方の基準も理解しやすくなります。
標準搭載(ビルトイン)のテクニカル指標
TradingViewには、移動平均線やRSI、MACDなど、
100種類以上のテクニカル指標が標準搭載されており、
無料のBasicプランでもそのまま使えます。
コミュニティスクリプト(公開ライブラリ)
世界中のユーザーがPineスクリプトで作成し、無料・有料で公開しているインジケーターが、
コミュニティスクリプトと呼ばれるタブにまとまっています。
「いいね」の数が多いスクリプトほど、多くのトレーダーに支持されている傾向があります。
ファンダメンタルとマイスクリプト
決算や経済指標を表示するファンダメンタル系と、マイスクリプトも別タブにありますが、
FXで主に使うのはテクニカルとコミュニティスクリプトの2つです。
TradingViewのインジケーターを選ぶときに確認したい4つの基準
数百種類あるインジケーターの中から選ぶときは、名前の響きや見た目だけでなく、
次の4つの基準で確認しておくと失敗を減らせます。
①無料か有料か
同じようなコンセプトのインジケーターでも、無料で全機能を使えるものと、
一部機能が有料限定のものが混在しています。
スクリプトページのタイトル下「概要」タブ内、本文冒頭数行に、
invite-only(招待制)や有料プランの案内があるかを導入前に確認しましょう。
②リペイントの有無
リペイントとは、確定していないローソク足の時点では、
サインやラインの位置が後から変わってしまう現象のことです。
①と同じ「概要」タブ内にも明記がない場合は、確定前の表示を過信せず、
確定後に判断する姿勢が安全とされています。
③対応市場(FX・株・暗号資産)
TradingViewのインジケーターは、
株式市場を前提に設計されているものも少なくありません。
FXは24時間取引や出来高の扱いが異なるため、
実際のFXチャートで表示を確認してから採用するのが安全とされています。
④いいね数・レビューでの人気度の見方
スクリプトのページに表示される「いいね」の数やコメント欄のやりとりは、
どれだけ使われてきたかの目安になります。
ただし人気度が高いことと自分の手法に合っていることは別の話なので、
あくまで参考情報として扱いましょう。
公開スクリプトは作者が更新・保守を終了していることもあります。
最終更新日やコメント欄の反応も確認しておくと安心です。
無料で使える標準搭載(ビルトイン)の定番インジケーター
まずは、わざわざ検索して追加しなくても、
TradingViewに最初から用意されている、
無料の定番インジケーターを系統別に紹介します。
トレンド系: 移動平均線(Moving Average)
移動平均線は、一定期間の価格の平均値を線で示す、
最も基本的なトレンド系インジケーターで、
短期線と長期線の位置関係からトレンドの方向をつかむのが一般的です。
オシレーター系: RSIとMACD
RSIは価格の勢いを0〜100の範囲で示し、買われすぎ・売られすぎの目安として使われます。
MACDは2本の移動平均線の差からトレンドの転換点を捉えようとするインジケーターで、
いずれも無料のBasicプランで使用可能です。
ボラティリティ系: ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、移動平均線の上下に価格の散らばりを示すバンドを表示し、
幅の広がりや縮まりから値動きの大きさを読み取るインジケーターです。
海外で人気の無料コミュニティスクリプト
ここでは、「いいね」の数が多く海外で人気の無料インジケーターを紹介します。
実際にUSD/JPYの1時間足でこの4つを表示したところ、
Basicプランでも動作は重くなりませんでした。
| 名称 | 作者 | 系統 | 料金 |
|---|---|---|---|
| Squeeze Momentum Indicator | LazyBear | ボラティリティ・モメンタム | 無料 |
| Smart Money Concepts (SMC) | LuxAlgo | 市場構造・オーダーブロック | 無料 |
| CM_Williams_Vix_Fix Finds Market Bottoms | ChrisMoody | ボラティリティ(底打ち検知) | 無料 |
| Indicator: WaveTrend Oscillator [WT] | LazyBear | オシレーター(モメンタム) | 無料 |
Squeeze Momentum Indicator [LazyBear]
ボリンジャーバンドとケルトナーチャネルの関係から値動きの収縮(スクイーズ)を検知する、
LazyBear作の無料インジケーターです。
詳しい見方は、
【無料】TradingViewの『Squeeze Momentum Indicator』(LazyBear作)の使い方や見方についてわかりやすく解説してみた
で詳しく解説しています。
Smart Money Concepts (SMC) [LuxAlgo]
LuxAlgoが公開している無料のオールインワン系インジケーターで、
トレンド転換のサインを示すBOS・CHOCH、攻防があった価格帯を示すオーダーブロック、
価格が飛んで未約定のまま残ったフェアバリューギャップをまとめて表示します。
TradingView内で高い人気を集めているとされています。
CM_Williams_Vix_Fix Finds Market Bottoms [ChrisMoody]
Larry Williams考案の指標をもとに、
ChrisMoodyが公開した無料インジケーターで、
VIX指数に近い「恐怖の度合い」から底打ちを探ります。
WaveTrend Oscillator [WT](LazyBear)
価格と移動平均線の差を平滑化し、
2本のラインで表示するLazyBear作のオシレーター系インジケーターです。
RSIに近い使い方をされつつ、より滑らかなサインになりやすいとされています。
価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)も無料で確認できる
ここまでとは別に、
「どの価格帯で出来高が多かったか」を示す、
価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)も人気の表示方法です。
公式のVolume Profileは有料プラン以上が必要
TradingView公式の「Volume Profile」描画ツールは、
Essential以上の有料プランでのみ使用でき、
無料のBasicプランでは表示できません。
無料スクリプトを使えば近い表示が可能
無料で公開されているコミュニティスクリプトを使うと、
無料のBasicプランでも近い表示を確認できます。
具体的な導入手順や有料版との違いは、
TradingViewで『価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)』を無料で表示する方法について使い方や有料版との違いもわかりやすく解説してみた
の記事で、比較表付きで詳しく解説しています。
導入方法と表示トラブルの対処法は専用記事で解説
ここまで紹介したインジケーターを実際にチャートへ追加する操作や、
表示トラブルについては、それぞれ専用の記事で手順を解説しています。
追加・削除の手順やプランごとの上限数
検索窓の使い方や、PC版・スマホアプリ版での追加・削除の手順、
プランごとの上限数については、
TradingViewにインジケーターを追加・削除する方法とは?PC版とスマホアプリ版の手順やプランごとの上限数、コミュニティスクリプトの探し方までわかりやすく解説してみた
の記事を参照してください。
表示されない・消えたときの対処法
追加したはずのインジケーターが表示されない、あるいは急に消えてしまった場合は、
原因別の対処法を、
TradingViewでインジケーターが表示されない・消えた・設定できないときの対処法
の記事で整理しています。
・コストをかけずに多くの種類を試せる
・人気スクリプトは解説記事や動画が見つかりやすい
・気に入らなければすぐに削除して乗り換えられる
・作者が更新や保守をやめている場合がある
・リペイントの有無が明記されていないことがある
・有料版だけの追加機能が使えない場合がある
結局どれを選べばいいか:初心者が最初に入れる優先順位
結局どれから入れるべきか、優先順位をまとめます。
まず入れるならこれ:標準搭載の3つ
初心者がまず入れるべきは標準搭載の移動平均線・RSI・MACDの3つで、
追加の手間がなく、まずはこの3つだけで値動きを観察してください。
慣れてきたら:スクリプトを1つだけ追加
4つの基準で迷わず判断できるようになったら、
Squeeze Momentum Indicatorや、
Smart Money Conceptsを1つだけ追加し、
合わなければ外すのがおすすめです。
追加操作の要点
追加は次の2〜3ステップです。
①検索窓(虫眼鏡アイコンの「インジケーター・指標・戦略」)を開く
②候補名を入力し「パブリックライブラリ」タブから選ぶ
③クリックするとそのままチャートに追加される
詳しい操作画面やプランごとの上限数は、後述の「導入方法と表示トラブルの対処法」
の記事で解説しています。
よくある質問
TradingViewのインジケーター選びについて、よく聞かれる質問をまとめました。
・無料か有料かを概要欄で確認したか
・リペイントの明記があるか確認したか
・FXチャートで実際の表示を確認したか
・いいね数だけで決めずに自分の手法と合っているか確認したか
無料のインジケーターだけでFX分析は十分ですか?
系統の異なるインジケーターを組み合わせると、無料のままでも精度を上げやすくなります。
例えば、トレンド系の移動平均線とオシレーター系のRSIを同時に表示し、
方向とタイミングを別々に確認する組み合わせが定番です。
一方で無料のBasicプランには、
複数の時間足を1画面で比較する機能など有料プラン限定の制限もあります。
1つのチャートにいくつまでインジケーターを追加できますか?
プランによって上限数が異なり、無料のBasicプランでは少なめに設定されています。
具体的な数は、前述の「TradingViewにインジケーターを追加・削除する方法」
の記事で紹介しています。
海外の人気スクリプトは日本語で使えますか?
スクリプト自体の表示名や設定項目は英語表記のままが多いですが、
操作画面はTradingViewの言語設定に合わせて日本語化されます。
TradingViewのインジケーターおすすめについて、無料の定番から海外の人気スクリプトまでの選び方をわかりやすくまとめてみた:まとめ
TradingViewのインジケーターは、
「無料か有料か」「リペイントの有無」「対応市場」「人気度の見方」という、
4つの基準で整理すると選びやすくなります。
本記事で紹介した優先順位を参考に、
関連記事もあわせて自分のチャートに合うインジケーターを見つけてみてください。