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TradingViewで『価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)』を無料で表示する方法について使い方や有料版との違いもわかりやすく解説してみた

TradingView公式の「Volume Profile」描画ツールはEssential以上の有料プランが必要ですが、無料で公開されているスクリプト「Volume Profile Visible Range For All Accounts」を使えば、無料のBasicプランでも価格帯別出来高に近い表示を確認できます。導入手順と、有料版との違い・注意点を比較表付きで整理します。

TradingViewで価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)を無料で表示する手順のイメージ
この記事でわかること
  • TradingViewの「価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)」とは
  • 無料プランでは標準の「Volume Profile」描画ツールが使えない
  • 無料でも使える公開スクリプト『Volume Profile Visible Range For All Accounts』
  • 導入手順(無料プランでの表示方法)
  • 無料版(公開スクリプト)と有料版(公式Volume Profile)の違い

TradingViewでチャートを見ていて、

サポートラインの根拠が薄いと感じたことはないでしょうか。

そんなとき、「このあたりの価格帯で、

たくさん売買されている」と一目で分かれば、判断の助けになります。

それが「価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)」ですが、

TradingView公式の機能は有料プラン向けで、

無料のBasicプランでは利用できません。

本記事では、無料プランでも使える公開スクリプトを使った表示手順と、

有料版との違いを正直に解説します。

  1. TradingViewの「価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)」とは
    1. 価格帯別出来高で分かること
    2. FXトレードでどう使われるか
  2. 無料プランでは標準の「Volume Profile」描画ツールが使えない
    1. 対応プランはEssential以上
    2. それでも無料で諦める必要はない理由
  3. 無料でも使える公開スクリプト『Volume Profile Visible Range For All Accounts』
    1. どんなスクリプトか
    2. 対象範囲は「可視範囲」限定という前提
    3. 出来高データの出し方は推定値であること
  4. 導入手順(無料プランでの表示方法)
    1. インジケーター検索から追加する
    2. 設定(歯車アイコン)で変更できる項目
    3. 表示後に確認したいポイント
  5. 無料版(公開スクリプト)と有料版(公式Volume Profile)の違い
    1. 比較表で見る機能差
    2. どちらを選ぶべきか
  6. 使う前に知っておきたい注意点
    1. リペイントについて明記がない点
    2. 推定値である出来高データの限界
    3. 対象範囲が可視範囲に限定される点
    4. 投資助言ではないという前提
  7. 他の出来高系インジケーター・ツールとの関係
    1. 出来高系指標全体との比較
    2. MT4/MT5向けの同系統ツールとの違い
    3. 自分のスタイルに合わせた選び方
  8. よくある質問
    1. TradingViewの無料プランでボリュームプロファイルは使えますか?
    2. 無料スクリプトはリペイントしますか?
    3. 可視範囲(Visible Range)とはどういう意味ですか?
    4. 有料プランにアップグレードする価値はありますか?
  9. TradingViewで『価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)』を無料で表示する方法について使い方や有料版との違いもわかりやすく解説してみた:まとめ

TradingViewの「価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)」とは

ここでは、価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)がどんな機能なのかを整理します。

通常の出来高表示と何が違うのかを知っておくと、

後述する無料版・有料版の違いも理解しやすくなります。

価格帯別出来高で分かること

通常の出来高(ボリューム)は、時間軸(横軸)に沿って棒グラフで表示されます。

一方、価格帯別出来高は、価格軸(縦軸)に沿って、

「どの価格帯でどれだけ出来高が積み重なったか」を横向きの棒グラフで示す機能です。

多くの売買が行われた価格帯は、サポートやレジスタンスとして意識されやすいとされています。

通常の出来高は「いつ増えたか」は分かっても、

「どの価格で集中したか」までは分からないため、

価格帯別出来高を併用すると、時間軸と価格軸の両方から出来高の偏りを確認できます。

FXトレードでどう使われるか

FXでは株式のような一元化された出来高は存在しないとされていますが、

TradingViewが公開しているデータをもとに、

価格帯ごとの出来高の偏りを目安として確認する使い方がされています。

断定的な判断根拠にはせず、補助的な目安として使う位置づけです。

この記事で分かること
1. 価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)の基本的な見方
2. TradingView公式機能が無料プランで使えない理由
3. 無料プランでも使える公開スクリプトの導入手順
4. 無料版と有料版の違い・使ううえでの注意点

無料プランでは標準の「Volume Profile」描画ツールが使えない

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TradingViewには、公式が用意した組み込みの、

「Volume Profile」描画ツールがあります。

ただし、有料プラン向けの機能です。

対応プランはEssential以上

TradingView公式の「Volume Profile」描画ツールは、

Essential以上の有料プランの機能で、

無料のBasicプランには含まれていません。

Basicプランのままチャート上で検索しても、

有料プラン向けの案内が表示され、そのままでは適用できません。

それでも無料で諦める必要はない理由

TradingViewには利用者公開のスクリプトライブラリがあり、

無料でも使える出来高分布系のスクリプトが存在します。

無料でも使える公開スクリプト『Volume Profile Visible Range For All Accounts』

無料プランでボリュームプロファイルに近い表示をしたい場合、

TradingViewが公開している下記のスクリプトが候補になります。

Volume Profile Visible Range For All Accounts

です。

どんなスクリプトか

このスクリプトは、Investor_Rという作者が公開しており、

下記のページから誰でも無料で追加できます。

TradingView公式スクリプトページ

スクリプトの中身は非公開の、クローズドソース配布です。

対象範囲は「可視範囲」限定という前提

名前の「Visible Range」の通り、

対象はチャート画面にいま表示されているバーのみです。

挙動の詳細は後述の注意点で解説します。

出来高データの出し方は推定値であること

FXを含むTradingView上の出来高は、

公開データをもとにしたものであり、

実際の全世界の取引量ではありません。

他の出来高系指標と同様の限界です。

用語メモ
・ボリュームプロファイル:価格帯ごとの出来高を横向きの棒グラフで示す機能
・可視範囲(Visible Range):チャート画面にいま表示されているバーの範囲
・クローズドソース:スクリプトの内部コードが公開されていない配布形式

導入手順(無料プランでの表示方法)

ここから、実際にチャートへ追加する手順を説明します。

操作自体はシンプルで、数クリックで完了します。

インジケーター検索から追加する

チャート上部の「インジケーター」(フラスコ/試験管のアイコン)をクリックします。

開いた検索窓に、

Volume Profile Visible Range For All Accounts

と入力すると、作者名(Investor_R)付きの候補が表示されます。

似た名前の別スクリプトと混同しないよう作者名を確認して選択すると、適用されます。

設定(歯車アイコン)で変更できる項目

適用後、チャート上のインジケーター名の横にある歯車アイコンから、

設定を変更できます。

主な項目を一言ずつ補足します。

Rows(行数)は価格帯を分ける段数で、

増やすほど縞模様が細かくなります。

Width(幅)は横棒の太さ、Position(表示位置)は配置が変わる項目です。

Color Up/Downは上昇時・下落時の色分け、

Up/Down separateは上下を1本か2本かを変更できます。

初心者はまずRowsだけを動かして見え方の変化を確認し、

慣れてからWidth・Positionなど他の項目を調整する順番にすると迷いにくいです。

なお、これらの設定項目名は、

配布元のTradingView公式スクリプトページでも確認できます。

導入前に名称を見比べておくと安心です。

表示後に確認したいポイント

表示後にまず見るべきは、横棒が最も長く伸びている価格帯です。

出来高分析では、この最大出来高の価格帯を、

「POC(Point of Control)」と呼びます。

サポート・レジスタンスとして意識されやすい場所です。

たとえば、過去に何度も価格が反転しているレンジ相場の水平帯では、

その付近に横棒が集中して長く伸びて表示され、

逆に一方向へ勢いよく動いた価格帯では、

通過した時間が短いため横棒も短くなる傾向があります。

棒の集中が1か所か複数かという「山の形」も確認材料になります。

表示範囲が変わると結果も変わる点は前述のとおりなので、

確認したい期間を画面に収めた状態で見比べましょう。

無料版(公開スクリプト)と有料版(公式Volume Profile)の違い

無料の公開スクリプトと、

TradingView公式の有料版「Volume Profile」には、

対象範囲やデータの出し方にいくつかの違いがあります。

比較表で見る機能差

以下の比較表に、主な違いをまとめます。

項目 無料スクリプト(Visible Range版) 公式有料版(Essential以上)
対応プラン Basic(無料)以上で利用可能 Essential以上の有料プランが必要
対象範囲 可視範囲(画面に表示中のバー)のみ 固定期間・自動更新等、複数モードから選択可能
データの出し方 公開出来高データからの推定値 TradingView公式の計算ロジック
ソースの公開状況 クローズドソース(非公開) 公式提供
主な設定項目 Rows・Width・Position・Color Up/Down・Up/Down separate プランに応じた詳細設定

どちらを選ぶべきか

判断の目安は、「画面をスクロールするたびに結果が変わること」が、

気にならないかどうかです。

気にならないなら無料スクリプトで十分ですが、

日足・週足など長期の固定期間で安定して比較したい場合は、

アップグレードを検討する段階です。

無料スクリプトのメリット
・Basicプラン(無料)のまま追加できる
・設定項目がシンプルで操作しやすい
・ボリュームプロファイルの考え方を試しやすい
無料スクリプトのデメリット
・可視範囲限定(詳細は後述)
・クローズドソースで内部の計算方法が確認できない
・リペイント不明(詳細は後述)

使う前に知っておきたい注意点

便利な機能ですが、導入前に押さえておきたい前提がいくつかあります。

誤った使い方をしないよう、ここで確認しておきましょう。

リペイントについて明記がない点

このスクリプトの配布元ページには、リペイント(確定前のバーに、

反応して表示が後から変わる現象)の有無が明記されていません。

「しない」とも「する」とも断定できない前提で使う必要があります。

推定値である出来高データの限界

前述の通り、出来高分布は公開データからの推定値であり、

無料版・有料版どちらにも共通する限界です。

対象範囲が可視範囲に限定される点

前述の通り、このスクリプトは画面に表示されている可視範囲のみが対象のため、

分析したい期間を画面に収めた状態で確認する必要がある点も、

あわせて押さえておきましょう。

投資助言ではないという前提

価格帯別出来高は、過去の出来高の偏りを可視化する補助的な表示です。

「この価格帯を抜けたら勝てる」といった断定的な判断材料にはせず、

他の分析と組み合わせて使ってください。

他の出来高系インジケーター・ツールとの関係

ボリュームプロファイル以外にも出来高を確認する方法は複数あり、

既存の出来高系インジケーターとの関係も整理しておきます。

出来高系指標全体との比較

Tick Volume・OBV・VWAP・PVTなど、出来高系指標には複数の種類があり、

それぞれ向いている場面が異なります。

比較・使い分けは下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

FXの出来高を見るインジケーターはどれがいい?Tick Volume・OBV・VWAP・PVTの違いと選び方・組み合わせ方についてわかりやすく解説してみた

MT4/MT5向けの同系統ツールとの違い

MT4/MT5向けには、「Volume Profile Range」という、

買いと売りの価格帯が分かる無料インジケーターも配布されています。

TradingViewの公開スクリプトとは別のツールで、

詳しくは下記の記事で紹介しています。

【無料】買いと売りの価格帯が分かるインジケーター『Volume Profile Range』

自分のスタイルに合わせた選び方

TradingViewでの分析なら本記事の公開スクリプト、

MT4/MT5でのEA運用ならMT4/MT5向けツールという使い分けができます。

よくある質問

最後に、TradingViewのボリュームプロファイルに関して、

よく聞かれる質問を整理します。

TradingViewの無料プランでボリュームプロファイルは使えますか?

公式組み込みの「Volume Profile」は、

有料プラン(Essential以上)限定ですが、

前述の公開スクリプトなら無料プランでも追加・表示できます。

無料スクリプトはリペイントしますか?

前述の「使う前に知っておきたい注意点」の通り、

配布元ページに明記がなく断定できません。

可視範囲(Visible Range)とはどういう意味ですか?

チャート画面にいま表示されているバーの範囲を指します。

挙動の詳細は前述の注意点を参照してください。

有料プランにアップグレードする価値はありますか?

画面に表示中の範囲以外の固定期間や公式の計算ロジックを使いたい場合には、

アップグレードを検討する価値があります。

判断の目安は、前述の「どちらを選ぶべきか」の通りです。

TradingViewで『価格帯別出来高(ボリュームプロファイル)』を無料で表示する方法について使い方や有料版との違いもわかりやすく解説してみた:まとめ

TradingView公式の「Volume Profile」は、

Essential以上限定ですが、前述の公開スクリプトを使えば、

無料のBasicプランでも近い表示を確認できます。

前述の注意点(可視範囲限定・推定値・リペイント不明)を踏まえつつ、

まずは無料のまま試してみて、必要性を感じたタイミングで、

有料プランへのアップグレードを検討してみてはいかがでしょうか。

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