【無料】QQEインジケーターの使い方とは?RSIの進化版という仕組みとTradingView・MT5での設定についてわかりやすく解説してみた
QQE(Quantitative Qualitative Estimation)は、RSIを平滑化しATRベースのトレーリングバンドを組み合わせた無料のオシレーター系インジケーターです。TradingViewでの配布元・主なパラメータ・MT4/MT5での導入方法・RSIとの違い・買われすぎ売られすぎの見方までを、確認できた情報の範囲でわかりやすく解説します。

- QQEインジケーターとは何か(仕組みと名前の意味)
- TradingViewでのQQEの導入方法と配布元
- MT4/MT5でQQEを使う方法
- QQEの基本的な見方(クロス・50ライン・買われすぎ売られすぎ)
- RSIとの違い・メリットとデメリット
RSIを使っていると、買われすぎ・売られすぎのサインが出たあとも、
そのまま同じ方向に値動きが続いてしまい、だまされた経験がある方は多いのではないでしょうか。
QQE(Quantitative Qualitative Estimation)は、
RSIを土台にしながら、ATR(平均真幅)をもとにした
トレーリングバンドを組み合わせることで、
「RSIの進化版」と呼ばれることがあるオシレーター系インジケーターです。
この記事では、QQEの配布元やしくみ、TradingViewでの設定項目、
MT4/MT5での導入方法(実際のダウンロード先・操作手順を含む)、
RSIとの違いや基本的な見方までを、確認できた情報の範囲でわかりやすく整理します。
1. QQEがRSIの進化版と呼ばれる理由(ATRバンドの仕組み)
2. TradingViewでの配布元と主なパラメータ
3. MT4/MT5でQQEを使うための導入方法
4. 買われすぎ・売られすぎ・クロスの基本的な見方
5. RSIとの違いと使う上での注意点
QQEインジケーターとは何か(仕組みと名前の意味)
まず、QQEがどのような指標で、
なぜ「RSIの進化版」と呼ばれるのかを、
厳密な計算式ではなく仕組みのレベルで確認します。
QQE(Quantitative Qualitative Estimation)の名前の意味
QQEは「Quantitative Qualitative Estimation」の略で、
日本語では「量的・質的推定」といった意味合いになります。
名前の通り、RSIという量的な指標をさらに加工して、
トレンドの質(方向感の強さ)を推定しようとする、
設計のインジケーターです。
土台になっているのは平滑化したRSI
QQEの中心にあるのは、通常のRSI(確認できた範囲では期間14が
標準的な初期値として広く使われています)をさらに
平滑化(スムージング)した「スムースドRSI」です。
通常のRSIよりも値動きの細かいノイズが抑えられるため、
線の動きがなめらかになる点が特徴で、この基準線が
QQEの中心線(QQEライン)として表示されます。
ATRベースのFast・Slowトレーリングバンド
QQEは、この平滑化したRSIに、
ATR(Average True Range、平均真幅)をもとにした、
「速い(Fast)」「遅い(Slow)」2本のトレーリングバンドを、
重ねて表示します。
複数の配布元の解説を確認した範囲では、
Fast側の乗数として4.236、Slow側の乗数として2.618、
という数値が、標準的な設定としてよく紹介されています。
RSI単体にはない、このATRバンドの存在が、
QQEが「RSIの進化版」と呼ばれる最大の理由です。
乗数の数値はバージョンによって表記が異なることがあります。
実際に使う際は、使用するインジケーターの設定パネルに
表示される初期値を優先して確認してください。
TradingViewでのQQEの導入方法と配布元
ここでは、TradingViewでのQQEについて、
配布元の確認方法と追加手順、主なパラメータの初期値を説明します。
配布元の確認(無料・オープンソースで公開)
TradingViewでは、QQE
(Quantitative Qualitative Estimation)という、
名称のスクリプトが、
ユーザーのKıvanç Özbilgiç氏
(TradingViewアカウント名KivancOzbilgic)により、
2021年3月に無料・オープンソースで公開されていることを、
配布元ページで確認できました。
公開元のページはこちら(TradingView公式サイト)です。
このほかにも独自の改良版(QQE Modなど)を、
複数の開発者が公開しています。
TradingViewへの追加手順
上記ページを開かなくても、
TradingViewのチャート画面からも直接追加できます。
- TradingViewでチャートを開き、画面上部の「インジケーター」(fxのアイコン)をクリックする
- 検索欄に「QQE」と入力する
- 一覧に表示される「Quantitative Qualitative Estimation QQE」(KivancOzbilgic氏作成)をクリックする
- チャート下部のサブウィンドウにQQEが追加表示されることを確認する
主なパラメータ
TradingView版・派生版の解説を複数確認した範囲では、
主な設定項目として「RSI Length(RSIの期間)」、
「RSI Smoothing(平滑化の期間)」、
「QQE Factor(ATRバンドの乗数)」の3つが代表的で、
標準的な初期値としては14・5・4.236という組み合わせが、
広く紹介されています。
・RSI Lengthを短くするほど反応が速くなる
・QQE Factorを大きくするほどバンドが広がり、クロスの頻度が減る
・短期トレード向けは数値を小さめ、スイング向けは数値を大きめにする傾向がある
MT4/MT5でQQEを使う方法
ここでは、MT4/MT5でQQEを使うための、
配布元の確認方法と導入手順を、順番に説明します。
MT5の標準インジケーターには含まれていない
QQEはMT5の標準インジケーター一覧には含まれていないため、
カスタムインジケーターとして、
別途ファイルを入手して導入する必要があります。
無料配布されているMT4/MT5版が複数存在する
確認できた範囲では、EarnForex.comが、
MT4・MT5・cTraderの3プラットフォーム向けに、
QQEインジケーターを無料・オープンソースで配布しており、
MQL5のCodeBaseにも、開発者「mladen」氏による、
無料のMT5版QQE(2018年公開)など、
複数の無料カスタムインジケーターが公開されています。
どの配布元のものも「唯一の正規版」ではなく、
同じ考え方の複数の実装が並行配布されている状態です。
ダウンロード先は、EarnForex.comの
QQE(Quantitative Qualitative Estimation)配布ページ
(MT4・MT5・cTrader版をまとめて配布)と、
MQL5 CodeBaseの
(MT5版)の、2つを確認できました。
導入手順の基本
- 上記ページから、使用するプラットフォーム向けのファイル(.mq4または.mq5)をダウンロードする
- MT4/MT5を開き、メニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックする
- 開いたフォルダ内の「MQL4」または「MQL5」→「Indicators」フォルダへ、ダウンロードしたファイルを保存する
- MT4/MT5のナビゲータウィンドウを右クリックし「更新」を選ぶか、いったん再起動する
- ナビゲータの「インジケーター」一覧にQQEが表示されたら、チャートへドラッグ&ドロップして追加する
具体的な手順はMT4インジケーターの入れ方でも解説しています(MT5もフォルダ名が異なる点以外は同様です)。
QQEの基本的な見方(クロス・50ライン・買われすぎ売られすぎ)
QQEの見方は、Fast側とSlow側のクロス、
50ラインをまたぐクロス、買われすぎ・売られすぎの水準という、
3つの着眼点が基本です。まずは表で確認します。
| 状態 | QQEの水準 | 見方の目安 |
|---|---|---|
| 買われすぎ圏 | 70以上 | 上昇の勢いが強いが、反落の警戒ゾーン |
| 中立圏 | 30〜70 | 方向感が定まりにくいゾーン |
| 売られすぎ圏 | 30以下 | 下落の勢いが強いが、反発の警戒ゾーン |
Fast側がSlow側のバンドを抜けるクロス
多くの解説では、QQEの基準線(Fast側)が、
ATRバンド(Slow側のトレーリングライン)を上に抜けたときを、
買いの傾向、下に抜けたときを売りの傾向として紹介しています。
50ラインをまたぐクロス
基準線が50ラインを上に抜けたときは上昇トレンドへの転換、
下に抜けたときは下降トレンドへの転換の目安として、
扱われることがあります。
買われすぎ・売られすぎは「反転確定」ではない
RCIやRSIと同様、QQEの買われすぎ・売られすぎ圏も、
すぐに反転することを保証するサインではありません。
強いトレンド中は、買われすぎ圏に張り付いたまま、
上昇が続くこともあります。
RSIとの違い・メリットとデメリット
名前も仕組みも近いRSIとQQEですが、
表示される情報の量が異なります。
・RSI単体より線がなめらかで、細かいノイズに振られにくい
・ATRバンドとのクロスという、RSIには無い判断材料が増える
・RSIと同じ0〜100の範囲なので、RSIの感覚のまま応用しやすい
・平滑化している分、転換のサインがRSIよりやや遅れて出ることがある
・MT4/MT5では標準搭載されていないため導入の一手間が必要
・開発者によって派生版が多く、設定名や初期値が微妙に異なる場合がある
RSIは値動きの比率を直接表示するため、
反応の速さを重視するならRSI、
ノイズの少なさや判断材料の多さを、
重視するならQQEという使い分けが考えられます。
QQEを使った実践的な使い方の例
QQEは単独で判断するのではなく、他の指標と組み合わせて使われることが多い指標です。
ここでは組み合わせ方の考え方と、当サイトでの活用例を紹介します。
トレンド系指標と組み合わせる
平均足や移動平均線と組み合わせたトレードシステムの一部として使われることが多く、
方向感が一致したときだけエントリーを検討する使い方が一般的です。
参考:当サイトでの活用例
実際に組み込んで使っている一例として、当サイトで紹介している
サンタのようなカラーの順張りトレードシステム『Xmas Santa Claus System』でも、
QQEはメインのシグナルの一つとして使われており、
平均足やサポレジラインと組み合わせて、
エントリーの精度を高める構成になっています。
QQEを使う上での注意点
QQEを使う際は、リペイントの可能性、単独で判断材料にしないこと、
パラメータを極端に変えすぎないことの、3点に注意が必要です。
リペイントの可能性に関する注意
オシレーター系の一般的な特性として、
確定していないローソク足(形成中の足)では、
表示が後から変動する可能性があります。
配布元ページにリペイントの明記がない場合でも、
確定前の表示を過信せず、
確定後に改めて確認することをおすすめします。
単独で判断材料にしない
QQE開発元の解説でも、RSIベースの指標のため、
価格と逆方向に動く「ダイバージェンス」の局面では、
誤ったサインが出やすいと注意されています。
パラメータを極端に変えすぎない
RSI LengthやQQE Factorを極端に小さくすると、
サインの数は増えますが、
だましも同時に増えやすくなります。
まずは広く紹介されている初期値から試し、
バックテストで反応の変化を確認しながら、
調整するのが現実的です。
いきなりリアル口座で試すのではなく、
デモ口座や過去チャートで「Fast側がSlow側を抜けたときの成功率」を
自分で数えてみると、体感だけに頼らない判断基準を作りやすくなります。
よくある質問
QQEについてよく聞かれる質問を、略称の意味からRSIとの使い分け、
MT5での導入や勝率への影響まで、まとめて紹介します。
QQEとは何の略ですか?
QQEはQuantitative Qualitative、
Estimation(量的・質的推定)の略です。
RSIを平滑化しATRバンドを組み合わせた指標です。
QQEとRSIはどちらを使うべきですか?
優劣ではなく見ている情報量の違いです。
反応の速さを重視するならRSI、
判断材料の多さを重視するならQQEが向いています。
MT5でQQEは無料で使えますか?
EarnForex.comやMQL5のCodeBaseなどで、
無料のMT5版QQEが複数公開されています。
QQEを使えば勝率は上がりますか?
QQE単体の使用が勝率を保証するものではありません。
資金管理や損切りルールとセットで検証しながら、
自分の手法に合うかどうかを確認していく、
指標の1つと考えてください。
【無料】QQEインジケーターの使い方とは?RSIの進化版という仕組みとTradingView・MT5での設定についてわかりやすく解説してみた:まとめ
QQEは、平滑化したRSIにATRをもとにした、
Fast・Slow2本のトレーリングバンドを組み合わせた、
オシレーター系インジケーターです。
TradingViewでは無料公開されており、
MT4/MT5でもEarnForex.comなどから、
無料のカスタムインジケーターが配布されています。
Fast・Slowのクロスと50ラインの位置、
買われすぎ・売られすぎ圏を基本の見方としつつ、
リペイントやダイバージェンスへの注意、
他のトレンド系指標との組み合わせも意識して活用してみてください。