TradingViewのアラートでインジケーターのサインを通知する方法について、設定手順や通知方法の種類、届かないときの対処までわかりやすく解説してみた
TradingViewでインジケーターのサインが出たときにアラートで通知を受け取る設定方法を解説します。条件設定の手順、ポップアップ・メール・アプリPush・Webhookの通知方法の種類、届かないときの確認ポイントまでまとめました。

- TradingViewのアラートでインジケーターのサインを通知できる仕組み
- インジケーターのサインにアラートを設定する3つの作成方法
- アラート作成ダイアログでの条件設定の手順
- 通知方法の種類と設定(ポップアップ・メール・アプリPush・Webhook・サウンド)
- Webhookを使った自動化通知の注意点
TradingViewでインジケーターにアラートを設定しておけば、
サインが出た瞬間にポップアップやメール、スマホのプッシュ通知で気づけます。
チャートに張り付いていなくても、
移動平均線のクロスやRSIの反転といったサインを見逃しにくくなるのは大きな利点です。
この記事では、インジケーターのサインを条件にしたアラートの作成手順、
ポップアップ・メール・アプリPush・Webhookの通知方法、
アラートが届かない・鳴らないときの確認ポイントまでを順番に解説します。
・インジケーターのサインをアラートの条件にする仕組み
・アラート作成ダイアログでの条件と通知方法の設定手順
・ポップアップ/メール/アプリPush/Webhookの使い分け
・アラートが届かない/鳴らないときの確認ポイント
TradingViewのアラートでインジケーターのサインを通知できる仕組み
まず、TradingViewのアラート機能の仕組みから見ていきます。
インジケーターのサインをどのように検知し、通知につなげているのかを整理します。
価格アラートとテクニカルアラートの違い
TradingViewのアラートには、指定した価格に達したときに知らせる価格アラートと、
インジケーターや描画ツール、ストラテジーを条件にするテクニカルアラートの2種類があります。
インジケーターのサインを通知したい場合は、このテクニカルアラートを使います。
インジケーターの値の変化をトリガーにできる
テクニカルアラートでは、インジケーターの値が指定した水準に達したときや、
2本の線が交差したとき、チャネルの外に出たときなど、複数の演算子から条件を選べます。
移動平均線のゴールデンクロスやRSIの買われすぎ水準への到達を、
そのまま条件にできる仕組みです。
気づいたら手遅れ、を防げるのが最大のメリット
常時監視していなくても条件を満たした瞬間に通知が届くため、
気づくのが遅れて機会を逃す事態を減らせます。
ただし通知が来ても、その後の値動きまで保証するわけではありません。
インジケーターのサインにアラートを設定する3つの作成方法
TradingViewでは、アラートを作成する入り口がいくつか用意されています。
代表的な3つの方法を紹介します。
インジケーターを右クリックして「アラートを追加」
チャート上に表示したインジケーターを右クリックすると、「○○にアラートを追加」
というメニューが表示されます。
ここから作成すると、
クリックしたインジケーターがあらかじめ条件欄に選択された状態でダイアログが開くため、
最も手早い方法です。
アラートマネージャーから新規作成
画面右側のパネルにあるアラートマネージャーを開き、「アラート作成」ボタンを押す方法です。
複数設定している場合は一覧管理しながら追加できるのがメリットです。
ツールバーのボタンやショートカットキー
上部ツールバーのアラートボタンや、価格スケール上の「+」ボタンからも開けます。
キーボードショートカットは、Windowsが「Alt+A」、Macが「⌥+A」です。
アラート作成ダイアログでの条件設定の手順
作成ダイアログが開いたら、「条件」
「頻度」
「通知方法」の項目を順に設定します。
ここではインジケーターのサインを条件にする場合の手順を確認します。
「条件」でインジケーターと演算子を選ぶ
条件欄の1段目で表示中のインジケーターを選び、2段目で「交差」
「より大きい」
「チャネルの外に出る」といった演算子を選びます。
移動平均線のゴールデンクロスを条件にする場合は、短期線を基準に「交差」を選ぶ形です。
1.移動平均線(5)を右クリックし「アラートを追加」を選ぶと、ダイアログが開く
2.ダイアログ最上部の条件欄で演算子を「交差」、比較対象を「移動平均線(25)」に設定する
3.条件欄のすぐ下にある頻度の項目で「一度だけ」を選ぶ
4.通知方法欄で「ポップアップ」と「サウンド」にチェックし、「作成」を押す
保存すると一覧に追加され、
条件を満たした瞬間に画面右上のポップアップとサウンドで知らせてくれます。
頻度・有効期限・名前を設定する
「頻度」では一度だけ鳴らすか、条件を満たすたびに鳴らすかを選べます。
有効期限やアラート名も、あわせて設定すると管理しやすくなります。
どのインジケーターにアラートを張るか迷ったら
無料の定番インジケーターや人気のコミュニティスクリプトの選び方は、
TradingViewのインジケーターおすすめについて、無料の定番から海外の人気スクリプトまでの選び方をわかりやすくまとめてみたの記事で整理しています。
通知方法の種類と設定(ポップアップ・メール・アプリPush・Webhook・サウンド)
条件を設定したら、どの方法で通知を受け取るかを選びます。
ポップアップ通知とサウンド
PCでTradingViewを開いている間は、
画面の隅に表示されるポップアップ(トースト)通知と、
サウンド通知を組み合わせて使えます。
サウンドは種類や回数を選べるため、他の通知音と区別しておくと気づきやすくなります。
メール通知とアプリのプッシュ通知
メール通知は、登録しているプロフィールのメールアドレス宛に届きます。
スマホのプッシュ通知を受け取るには、モバイルアプリをインストールし、
アプリ側とスマホ本体側の両方で通知をオンにしておく必要があります。
Webhook通知の仕組みと用途
Webhook通知は、
アラート発生の瞬間にあらかじめ指定したURLへ内容を自動送信する仕組みです。
TelegramやDiscordへの転送や自動売買システムとの連携に使われますが、
Essentialプラン以上の有料プランで使える機能とされています。
| 通知方法 | 受け取る場所 | 必要なプラン |
|---|---|---|
| ポップアップ(トースト) | PC版TradingViewの画面上 | 無料のBasicから利用可能 |
| サウンド | PC版TradingViewの画面上 | 無料のBasicから利用可能 |
| メール | 登録メールアドレス | 無料のBasicから利用可能 |
| アプリのプッシュ通知 | スマホのTradingViewアプリ | 無料のBasicから利用可能 |
| Webhook | 指定したURL(外部サービス) | Essential以上の有料プラン |
結局どの通知方法を選べばいいか
PCで作業中の人は、
ポップアップとサウンドの組み合わせで十分です。
外出中でもすぐ気づきたい人は、
アプリのプッシュ通知を軸に、メール通知を補助に使います。
通知後にTelegram転送や自動売買までつなげたい人だけ、
Webhookと有料プランへの移行を検討してください。
筆者はPC作業中はポップアップとサウンド、
外出時はアプリのプッシュ通知を使っていて、
この2つで見逃しはほぼなくなりました。
まずは無料の通知方法で運用し、
物足りなければWebhookを追加するのが現実的です。
Webhookを使った自動化通知の注意点
Webhookは使い方を誤ると意図しない動作につながるため、
注意点を確認します。
送信先URLとメッセージの書き方
Webhook通知を使うには、通知タブで「Webhook URL」
にチェックを入れ、送信先のURLを入力します。
メッセージ欄はプレースホルダー(変数)で通貨ペアや価格、
インジケーターの値を自動で埋め込めます。
自動売買につなげる際の心構え
WebhookをBOTや自動売買に連携させると、
アラートをそのまま注文につなげられます。
ただし自動化が常に意図通りに動く保証はなく、
サインも将来の値動きを確定させるものではありません。
アラートが届かない・鳴らないときの確認ポイント
通知が来ない場合は、
次の切り分けポイントを順に確認してみましょう。
端末側・ブラウザ側の通知設定を確認する
スマホのプッシュ通知には、アプリ内とスマホ本体のOS側、
両方の通知設定をオンにする必要があります。
PCでポップアップが出ない場合は、ブラウザやOSの通知許可設定も確認してください。
インジケーター自体が表示されているか確認する
条件にしたインジケーターがチャートから消えていたり、表示エラーが起きていたりすると、
アラートも正しく動作しません。
表示されない・消えた場合の原因別の対処法は、TradingViewでインジケーターが表示されない・消えた・設定できないときの対処法の記事で整理しています。
パラメーター変更後のアラートに注意する
アラート作成後にインジケーターの設定(パラメーター)を変更しても、
作成済みのアラートは元の設定のまま条件判定を続けます。
設定を変えたい場合は、アラートを一度削除して作り直すのが確実です。
頻度設定と有効期限を確認する
頻度を「一度だけ」にすると、
一度鳴った時点で停止します。
繰り返し通知を受け取るには、
「条件を満たすたびに」へ変更します。
有効期限(タイマー)切れでも通知は届かないため、
必要なら期限を延長するか作り直してください。
プランごとのアラート数・通知方法の違い
TradingViewのアラートは無料のBasicプランでも使えますが、
同時に設定できる数や使える通知方法はプランによって異なります。
上限数はプランによって異なる
保持できるアラート数は、プランが上がるほど増える仕組みです。
上限数は変更される可能性もあるため、
最新の数値は公式の料金ページで確認してください。
Webhookはプラン選びの判断材料になる
Webhookの詳細は前述の「Webhook通知の仕組みと用途」の通りです。
ポップアップ・メール・アプリPushだけで足りるなら、
無料のBasicのままでよく、
Webhookまで使うならEssential以上が必要です。
まず表示するインジケーターを選ぶところから
プラン選びより先に、インジケーター選びを決めておく方が重要です。
追加・削除の具体的な手順やコミュニティスクリプトの探し方は、
TradingViewにインジケーターを追加・削除する方法とは?PC版とスマホアプリ版の手順やプランごとの上限数、コミュニティスクリプトの探し方までわかりやすく解説してみたの記事で解説しています。
よくある質問
TradingViewのアラート通知について、よく聞かれる質問をまとめました。
・条件にしたインジケーターがチャートに表示されているか
・通知方法(ポップアップ/メール/アプリPush/Webhook)を選んだか
・スマホ側/ブラウザ側の通知設定がオンになっているか
・Webhookを使う場合は送信先URLとプランを確認したか
無料プランでもインジケーターのアラートは使えますか?
はい、テクニカルアラート自体は無料のBasicプランでも作成できます。
ただし同時に設定できる数には上限があり、
Webhook通知のように有料プラン以上でのみ使える通知方法もあります。
スマホだけでアラート通知を受け取れますか?
TradingViewのモバイルアプリをインストールし、
アプリ側とスマホ本体側の通知をオンにしておけば、
PCを開いていなくてもプッシュ通知を受け取れます。
アラート自体はPC版でもスマホアプリ版でも作成できます。
アラートを設定したのに通知が来ないのはなぜですか?
通知設定オフ、インジケーター表示の消失、
条件が厳しすぎることなどが考えられます。
前述の確認ポイントを順に見直してみてください。
Webhook通知は何に使われていますか?
前述の「通知方法の種類と設定」で触れた通り、
Telegramへの転送や自動売買連携など、
通知後の処理を自動化する目的で使われることが多い機能です。
TradingViewのアラートでインジケーターのサインを通知する方法について、設定手順や通知方法の種類、届かないときの対処までわかりやすく解説してみた:まとめ
TradingViewのアラートは、
インジケーターのサインが出た瞬間を知らせてくれる心強い機能ですが、
通知が来たこと自体は売買の判断を保証するものではありません。
条件設定と通知方法の組み合わせを自分のスタイルに合わせて選び、
届かないときは本記事の確認ポイントを順に見直してみてください。