【FXのテクニカル分析】MACDをストキャスティクス化したような指標『Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)』について徹底解説してみた
MACDをストキャスティクス化したような指標 『Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)』について徹底解説してみました。 目次 Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)とはSc […]

- Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)とは
- Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)の計算方法
- MACDと比べた実践的なメリット
- Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)の使い方
- RSI・ストキャスティクスとの組み合わせ方
MACDをストキャスティクス化したような指標
『Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)』について徹底解説してみました。
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)とは

Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)は、
1990年代にダグ・シャーフ(Doug Schaff)によって開発された技法です。
海外では人気のあるテクニカル指標の一つです。
ストキャスティクスにMACDの値を組み込んだ指標であり、
MACDの動きを敏感にしているのがSchaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)の特徴です。
また、ストキャスティクスを2回適応することで妥当な値を算出しています。
基本的な動きは通常のストキャスティクスと似ていますが、はるかに騙しが少ないのが特徴です。
そんなSchaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)について解説していきたいと思います。
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)の計算方法
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)の計算方法は、
通常のMACDのある期間のTypical Price(高値、安値)を活用して、
ストキャスティクスを計算したものです。MACDなので終値は使わないです。
通常のストキャスティクスは、値動きそのものの値を使い計算しますが、
MACDの値を使っているのがSchaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)の特徴です。
②MACDの一定期間の最高値・最安値から%K相当のストキャスティクス値を計算する
③②の値をさらに一定期間ぶんストキャスティクス計算にかけ、平滑化する
つまり、「MACDにストキャスティクスを2段階かけている」というのが計算の実体です。1回目のストキャスティクスでMACDの伸び縮みを0〜100の値に変換し、2回目でそのブレをさらに滑らかにしているため、通常のストキャスティクス(値動きそのものに1回だけストキャスティクス計算をかけたもの)よりもダマシが少なくなる仕組みになっています。
MACDと比べた実践的なメリット
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)とMACDは同じ移動平均の差分(EMAの差)を出発点にしていますが、見え方には次のような違いがあります。
・見やすさ:MACDは0ラインを挟んだ増減で判断するが、Schaff Trend Cycleは0〜100に正規化されているため「買われすぎ・売られすぎ」の水準が直感的にわかる
・弱点:反応が早い分、レンジ相場では0〜100の間を細かく往復しやすく、MACD以上にダマシが増える場面もある(このあとの「使い方」で説明する高値圏・安値圏への張り付きを重視するのはこのため)
「MACDより早く、RSIより滑らか」という中間的な性質を持つ指標だと捉えると、使いどころがイメージしやすくなります。
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)の使い方
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)は主に相場が大きくトレンドで動く際に
順張りのトレンドフォローでエントリーする際に最適ですが、レンジ相場では機能しません。
また、単体での判断は危険でありダマシも多くありますので、
他のインジケーターを併用すると効果的です。
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)は0と100の値に張り付きます。
順張りでトレードする場合は、

70〜80を下抜き:ショートエントリー
といった形で使用します。
逆張りでトレードする場合は、

100に張り付き落ちてくる:ショートエントリー
0~10、90~100の間を推移している場合は、価格が安定している状態(レンジ)です。
RSI・ストキャスティクスとの組み合わせ方
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)は単体だとレンジ相場でのダマシが多いため、性質の異なるオシレーターと組み合わせて精度を補うのが実践的です。
・通常のストキャスティクスとの組み合わせ:ストキャスティクスは値動きそのものの過熱感、Schaff Trend CycleはMACD(トレンドの勢い)の過熱感を見ているため、見ている対象が異なる。両者が逆行するときはトレンドの勢いが失われかけているサインとして警戒する
・移動平均線との組み合わせ:上位足の移動平均線で大まかなトレンド方向を確認し、その方向とSchaff Trend Cycleの順張りシグナルが一致する場合のみエントリーする、というフィルターとしての使い方が特に有効
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)のパラメータ
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)のパラメータは基本的には、
以下の設定がオススメです。
MALong:50
Cycle:10.0
他にも以下のようなパラメータがあります。
MALong:34
Cycle:8MAShort:18
MALong:24
Cycle:4
Cycle(平滑化の期間)を短くするほど反応が早くなる代わりにダマシが増え、長くするほど反応は遅くなりますがノイズが減ります。デフォルト設定(23・50・10)から大きく外れた極端な短周期設定は、レンジ相場での往復ダマシが増えやすいため、まずはデフォルトで動きを確認してから微調整することをおすすめします。
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)のダウンロード
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)のインジケーターのダウンロードは、
以下のリンクになります。
Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)のダウンロードはこちら
まとめ
今回は、Schaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)について紹介しました。
MACDにストキャスティクスを2段階かけることで、MACDより早く・通常のストキャスティクスより滑らかにトレンドの転換を捉えられるのがこの指標の特徴です。単体ではレンジ相場でのダマシが多いため、RSIやストキャスティクス、上位足の移動平均線と組み合わせてフィルターをかけながら使うことをおすすめします。
もし興味がある方はぜひSchaff Trend Cycle(シャフトレンドサイクル)を活用してみてください。