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SMCの『Mitigation Block(ミティゲーションブロック)』とは?Order Block・Breaker Blockとの違いと見つけ方・エントリーへの使い方について徹底解説してみた

SMC/ICT系の「Mitigation Block(ミティゲーションブロック)」の定義、Order Block・Breaker Blockとの違い、失敗スイングとBOSを使った見つけ方、エントリーへの使い方まで初心者向けに整理します。

Mitigation Block(ミティゲーションブロック)のアイキャッチ画像
この記事でわかること
  • Mitigation Block(ミティゲーションブロック)とは何か
  • Mitigation BlockとOrder Blockの違い
  • Mitigation BlockとBreaker Blockの違い(比較表)
  • Mitigation Blockの見つけ方(チャート上の手順)
  • Mitigation Blockをエントリーへ使う方法

Order Block(オーダーブロック)を引いて反発を待っていたら、

高値・安値を大きく更新せずに反転してしまい、

そのあと元のゾーンで反応した、という経験はないでしょうか。

SMC(スマートマネーコンセプト)や

ICT(Inner Circle Trader)系の解説では、

このように「完全にはブレイクされていないOrder Block」

が後から意識され直す現象を、

Mitigation Block(ミティゲーションブロック)と呼んで整理しています。

この記事では、Mitigation Blockの定義、

Order Block・Breaker Blockとの違い、

見つけ方、エントリーへの使い方まで整理します。

この記事で分かること
・Mitigation Block(ミティゲーションブロック)の定義と成り立ち
・Order Blockとの違い(反転前か失敗スイング後か)
・Breaker Blockとの違い(役割が反転するか継続するか)
・チャート上での見つけ方とエントリーへの使い方
  1. Mitigation Block(ミティゲーションブロック)とは何か
    1. 名前の由来と基本的な考え方
    2. 「未完了の注文」がキーワードになる理由
    3. なぜ価格がそのゾーンに戻ってくるとされるのか
  2. Mitigation BlockとOrder Blockの違い
    1. Order Blockは「反発前」の基準となるゾーン
    2. Mitigation Blockは「失敗スイング後」にできるゾーン
    3. 見分け方のポイント
  3. Mitigation BlockとBreaker Blockの違い(比較表)
    1. Breaker Blockは役割が反転するゾーン
    2. Mitigation Blockは同方向に継続しやすいとされるゾーン
    3. 3つの概念をまとめた比較表
  4. Mitigation Blockの見つけ方(チャート上の手順)
    1. 手順1:失敗スイング(Failure Swing)を確認する
    2. 手順2:Break of Structureを確認する
    3. 手順3:ゾーンを引き、リテストを待つ
  5. Mitigation Blockをエントリーへ使う方法
    1. 上位足でゾーンを特定し下位足で反応を確認する
    2. 「建玉の緩和」という考え方を判断材料にする
    3. 他のPD Array(FVG等)との重複を確認する
  6. Mitigation Blockを使う際の注意点
    1. 失敗スイングの判定が曖昧になりやすい
    2. だましのリテストに注意する
    3. 断定的な判断にしないための心構え
  7. Mitigation BlockとSMC全体像・関連概念との関係
    1. SMC全体像を先におさらいする
    2. Order Block記事で基礎を確認する
    3. Breaker Block記事で役割反転との違いを確認する
  8. よくある質問
    1. Mitigation BlockとBreaker Blockの違いは何ですか?
    2. Mitigation BlockとOrder Blockの違いは何ですか?
    3. Mitigation Blockだけでエントリーしていいですか?
    4. Mitigation Blockはどの時間軸で見るべきですか?
  9. SMCの『Mitigation Block(ミティゲーションブロック)』とは?Order Block・Breaker Blockとの違いと見つけ方・エントリーへの使い方について徹底解説してみた:まとめ

Mitigation Block(ミティゲーションブロック)とは何か

Mitigation Blockとは、価格が直前の高値・安値を大きく更新できずに反転する

「失敗スイング」を起点にできるゾーンで、

その後に構造転換(Break of Structure)が起きたあと

価格が戻ってくると、

未決済のまま残っていた建玉(ポジション)が部分的に決済されると考えられる水準のことです。

名前の由来と基本的な考え方

Mitigation(ミティゲーション)は英語で「緩和・軽減」

を意味し、ICT系の解説では、本来もっと有利な価格で決済したかった建玉を、

次善の水準で決済(損失を緩和)する動きに由来するとされています。

「未完了の注文」がキーワードになる理由

Order Blockのように高値・安値をしっかり更新してから反転するケースとは異なり、

Mitigation Blockの起点となる失敗スイングは、

直前の高値・安値にわずかに届かないまま反転します。

ICT系の解説では、この「届かなかった分」の注文が未完了のまま残り、

後から価格が戻った際に処理されると説明されます。

なぜ価格がそのゾーンに戻ってくるとされるのか

未完了のまま残った注文を抱えた大口投資家(スマートマネー)が、

より有利な水準で建玉を整理しようとする結果、

価格が一度そのゾーンまで引き戻されやすいという考え方が紹介されています。

Mitigation BlockとOrder Blockの違い

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両者は「大口の注文が残るゾーン」という点で似ていますが、成立の前提が異なります。

Order Blockは「反発前」の基準となるゾーン

Order Blockは、これから反発が期待される、

反転前の最後の陽線・陰線を基準に引くゾーンです

(引き方は後述のOrder Block記事を参照)。

Mitigation Blockは「失敗スイング後」にできるゾーン

一方Mitigation Blockは、Order Blockと似た反転の起点があっても、

高値・安値を大きく更新できない「失敗スイング」が先にあり、

そのあとの構造転換を経てはじめて成立する、

二段階目のゾーンです。

見分け方のポイント

シンプルなOrder Blockかどうかは、直前の高値・安値をしっかり更新したかで判断し、

更新が弱く途中で反転していればMitigation Blockの候補として扱う、

という整理がわかりやすいとされています。

Mitigation BlockとBreaker Blockの違い(比較表)

このサイトでは既にBreaker Blockも解説していますが、

同じ「二段階目のゾーン」でも役割の向きが異なります。

Breaker Blockは役割が反転するゾーン

Breaker Block(ブレイカーブロック)は、Order Blockが完全にブレイク(無効化)された後、価格が戻ってきた際に役割が反転し、サポートだったゾーンがレジスタンスに(またはその逆に)なる、という考え方です。

Mitigation Blockは同方向に継続しやすいとされるゾーン

これに対しMitigation Blockは、

直前の高値・安値を完全には更新しない「失敗スイング」

がベースになるため、役割が反転するというより、

構造転換後の新しいトレンドと同じ方向に反応しやすいとされる点が特徴です。

3つの概念をまとめた比較表

比較項目 Order Block Breaker Block Mitigation Block
成立の前提 反転前の陽線・陰線 Order Blockの無効化(完全ブレイク) 高値・安値を更新しない失敗スイング
役割 反発が期待されるゾーン 反転したサポート/レジスタンス 未完了の建玉が決済される水準
方向性 反転の起点 元と反対向きに反転 新トレンドと同方向に継続しやすいとされる
できるタイミング 反転の起点になった時点 Order Blockが破られた後 失敗スイング後の構造転換の後

Mitigation Blockの見つけ方(チャート上の手順)

実際のチャート上でMitigation Blockをどう見つけるのか、手順で整理します。

手順1:失敗スイング(Failure Swing)を確認する

まず、直前の高値・安値にわずかに届かないまま反転している箇所(失敗スイング)を探します。

反転前の最後の陽線・陰線を基準にゾーンの候補を引きます。

手順2:Break of Structureを確認する

次に、その失敗スイングのあとに

高値・安値の更新(BOS、Break of Structure)が起き、

トレンドが継続または転換しているかを確認します。

Mitigation Block成立の目安
①直前の高値・安値を更新しない失敗スイングがある
②そのあとBreak of Structureが起きる
③失敗スイングの起点にゾーンを引く
④そのゾーンへ価格が戻る(リテスト)

手順3:ゾーンを引き、リテストを待つ

候補のゾーンを引いたら、実際に価格がそこまで戻ってくる「リテスト」

を待ち、反応が出るかを時間軸を切り替えながら確認します。

Mitigation Blockをエントリーへ使う方法

Mitigation Blockを見つけたあとのエントリー方法を整理します。

上位足でゾーンを特定し下位足で反応を確認する

日足や4時間足で失敗スイングとBOSを確認して候補ゾーンを特定したら、

1時間足や15分足に切り替え、

リテスト時に勢いのある陽線・陰線が出るかを確認すると精度を上げやすいとされています。

「建玉の緩和」という考え方を判断材料にする

Mitigation Blockは断定的な反発ポイントではなく、

未完了の建玉が整理されやすい水準という位置づけで扱い、

反応の強弱を確認しながら判断するという考え方が紹介されています。

他のPD Array(FVG等)との重複を確認する

Mitigation BlockがFVG(Fair Value Gap)など

他のPD Array(Price Delivery Array)と重なっている場合、

根拠を重ねられる分、目安として扱いやすいとされています。

Mitigation Blockを使う際の注意点

Mitigation Blockを使ううえで押さえておきたい注意点を整理します。

失敗スイングの判定が曖昧になりやすい

「高値・安値にわずかに届かない」という基準は、人によって解釈が分かれやすく、

同じチャートでも失敗スイングの位置がずれることがあります。

だましのリテストに注意する

ゾーンまで価格が戻っても、そのまま反応せず通過してしまう「だまし」も珍しくありません。

経済指標の発表前後は値動きが荒くなりやすい点に注意しましょう。

Mitigation Blockを断定材料として使う場合に起きやすいこと
・失敗スイングの判定を曖昧にしたまま候補ゾーンを引く
・リテストが来た時点で反応を確認せず即エントリーする
・だましで通過されても損切りを引き延ばす

断定的な判断にしないための心構え

Mitigation Blockも、あくまで反応しやすいとされる候補の一つであり、

必ずそこで反応するとは決まっていません。

Mitigation Blockを目安として使う場合の考え方
・「未完了の建玉が整理されやすい候補ゾーン」として扱う
・BOSやFVGなど他の根拠と組み合わせて確認する
・だましの可能性を前提にリスク管理を先に決めておく

Mitigation BlockとSMC全体像・関連概念との関係

Mitigation Blockは単独の概念ではなく、

SMCの他の考え方とセットで語られます。

関連記事とあわせて確認しましょう。

SMC全体像を先におさらいする

Mitigation Blockのような細かい概念は、SMC全体の中でどう位置づけられるかを把握しておくと理解しやすくなります。全体像はSMC(スマートマネーコンセプト)について徹底解説してみたで整理しています。

Order Block記事で基礎を確認する

Mitigation Blockの理解には、Order Blockの引き方の理解が前提になります。先にOrder Block(オーダーブロック)とは?使い方やインジケーターについて徹底解説してみたを読んでおくと理解しやすくなります。

Breaker Block記事で役割反転との違いを確認する

Mitigation Blockと混同されやすいBreaker Blockについては、SMCの『Breaker Block(ブレイカーブロック)』とは?Order Blockとの違いと見つけ方・エントリーへの使い方について徹底解説してみたで詳しく整理しています。

よくある質問

よくある質問を整理します。

Mitigation BlockとBreaker Blockの違いは何ですか?

Breaker BlockはOrder Blockが完全にブレイクされたあと

役割が反対向きに反転するゾーン、

Mitigation Blockは高値・安値を更新しない失敗スイングのあとにでき、

新トレンドと同方向に継続しやすいとされるゾーンです。

Mitigation BlockとOrder Blockの違いは何ですか?

Order Blockは反転前の基準となるゾーン、

Mitigation Blockはその反転が失敗スイングにとどまったあと、

構造転換を経て意識され直すゾーンです。

Mitigation Blockだけでエントリーしていいですか?

Mitigation Block単体をエントリーの根拠にするのは推奨しにくく、

Break of StructureやFVGとの重複、

リテスト時の反応とあわせて判断するのが基本です。

具体的には、リテストで反応を示す値動きを確認してから追随し、

損切りは直近の高値・安値の外側に置く、という考え方が一般的です。

Mitigation Blockはどの時間軸で見るべきですか?

日足や4時間足で候補ゾーンを特定し、

1時間足や15分足などの下位足でリテスト時の反応を確認する、

という使い分けがよく紹介されます。

SMCの『Mitigation Block(ミティゲーションブロック)』とは?Order Block・Breaker Blockとの違いと見つけ方・エントリーへの使い方について徹底解説してみた:まとめ

Mitigation Block(ミティゲーションブロック)は、

高値・安値を大きく更新できない失敗スイングのあとに構造転換を経てできる、

未完了の建玉が整理されやすいとされる価格帯です。

Order Blockが「反転前」のゾーン、

Breaker Blockが「役割が反転したあと」のゾーンであるのに対し、

Mitigation Blockは「新トレンドと同方向に継続しやすい」

とされる点が両者との大きな違いです。

まずは自分がよく見るチャートで、高値・安値を更新しきれずに反転した箇所を探し、

その後のBreak of Structureとリテストの反応を確認してみてください。

リテストの反応を確認してからエントリーし、損切りは直近のスイングの外側に置く、

という考え方が実践の目安になります。

それだけでMitigation Blockの成り立ちが理解しやすくなります。

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