MT4とMT5の違いについて対応ブローカー・時間足21種類・EA言語の違いまでわかりやすく解説してみた
MT4とMT5の違いを、時間足やインジケーター数のスペック比較に加え、XM・Exness・Vantageなど主要海外FX業者の対応状況、口座開設時の選び方、EA/インジケーターの言語(MQL4・MQL5)の違いまで整理して解説します。

- MT4とMT5は何が違う?3つの基本ポイント
- MT4とMT5の機能を比較表で確認する
- MT4とMT5、それぞれのメリット・デメリット
- 新規に口座開設するならMT4・MT5どちらを選ぶべきか
- 主要海外FX業者のMT4・MT5対応状況
MT4とMT5、これから選ぶならどちらがいいか迷っていないでしょうか。
すでにMT4を使っている方なら、MT4で使っていたインジケーターを、
MT5の口座に入れようとしてうまく動かなかった経験があるかもしれません。
MT4とMT5は名前も見た目も似ていますが、対応している海外FX業者や時間足の数、
EA・インジケーターを作る言語まで、実際には違う部分が少なくありません。
この記事では、スペックの比較表だけでなく、
XM・Exness・Vantageなど主要な業者がどちらに対応しているか、
新規口座開設時の判断基準、
EAやインジケーターで使う言語(MQL4とMQL5)の違いまで整理して解説します。
1. MT4とMT5の基本的な違いと機能比較表
2. XMやExness、Vantageなど主要海外FX業者の対応状況
3. 新規口座開設時にMT4とMT5どちらを選ぶべきかの判断基準
4. EAやインジケーターの対応言語であるMQL4とMQL5の違い
MT4とMT5は何が違う?3つの基本ポイント
MT4とMT5は、どちらも同じ会社が開発した取引プラットフォームです。
まず押さえておきたい基本的な違いを3つ確認します。
リリース時期と対応する金融商品の違い
MT4は2005年に公開され、もともとFX取引を中心に設計されています。
MT5は2010年に公開された後継プラットフォームで、
FXに加えて株価指数やコモディティなど、
幅広い金融商品に対応しています。
開発言語(MQL4とMQL5)の違い
EAやインジケーターを作る言語も、MT4はMQL4、MT5はMQL5と異なります。
(MQLはMetaQuotes Languageの略で、
EAやインジケーターを作るためのプログラミング言語です)
構文には共通点がありますが、注文管理の仕組みなどが異なるため、
互換性はないと考えておく必要があります。
現在の主流はどちらか
後継であるMT5の方が新しい分、機能面は充実しています。
一方で、対応している海外FX業者の数や、
出回っているEA・インジケーターの資産量では、MT4が優位な場面が多いです。
どちらを選ぶべきかの判断基準は、後述の
「新規に口座開設するならMT4・MT5どちらを選ぶべきか」の章で詳しく整理します。
MT4とMT5の機能を比較表で確認する
ここでは、検索結果でもよく比較されている機能面の違いを、表にまとめて確認します。
| 比較点 | MT4 | MT5 |
|---|---|---|
| 公開年 | 2005年 | 2010年 |
| 対応する商品 | FXが中心 | FX・株価指数・コモディティなど |
| 時間足の数 | 9種類 | 21種類 |
| テクニカル指標 | 30種類 | 38種類 |
| 未決注文の種類 | 4種類 | 6種類 |
| 開発言語 | MQL4 | MQL5 |
| ストラテジーテスター | 単一通貨の検証が中心 | 複数銘柄・最適化に対応 |
時間足とテクニカル指標の数
時間足はMT4が9種類に対し、MT5は21種類に対応しています。
テクニカル指標もMT5の方が多く、細かい時間帯での分析をしたい場合は、
MT5の対応範囲の広さが生きてきます。
注文機能とストラテジーテスターの違い
未決注文(指定した価格になったら自動で発注される予約注文)の種類は、
MT4が4種類、MT5は6種類に対応しています。
ストラテジーテスター(EAを過去のレートデータで検証する機能)についても、
MT5は複数銘柄を組み合わせた検証や、
最適化機能に対応している点が特徴です。
動作の軽さ・レスポンスの違い
MT5はMT4より処理速度が速いという情報もありますが、多機能である分、
画面表示や設定項目が増え、操作がやや複雑に感じられることもあります。
MT4とMT5、それぞれのメリット・デメリット
比較表だけでは実際の使い勝手が分かりにくいため、
メリット・デメリットの形でも整理しておきます。
MT4のメリット・デメリット
・対応している海外FX業者の数が多い
・無料や有料で配布されているEAやインジケーターの資産が豊富
・画面構成がシンプルで覚えやすい
・時間足やテクニカル指標の種類がMT5より少ない
・FX以外の商品に対応していない業者が多い
MT5のメリット・デメリット
・時間足やテクニカル指標、未決注文の種類が多い
・複数銘柄のストラテジーテスターに対応
・FX以外の商品も1つの口座で取引できる
・MT4用のEAやインジケーターがそのまま使えない
・MT4に比べると日本語の情報量がまだ少ない
初心者が感じやすいギャップ
機能の多さだけで選ぶと、後から「使いたいEAがMT5に対応していない」
というギャップに気づくことがあります。
機能面だけでなく、使いたいEA・インジケーターがどちらに対応しているかも、
あわせて確認しておくことをおすすめします。
新規に口座開設するならMT4・MT5どちらを選ぶべきか
ここからは、実際に口座を開設する場面を想定した判断基準を整理します。
これからFXを始めるなら着目したいポイント
これからFXを始める場合、
使いたいEA・インジケーターがまだ決まっていないことも多いはずです。
その場合にどちらを選びやすいかは、この章の最後の
「判断に迷ったときの考え方」で整理します。
今使っているのがMT4かMT5か確認する方法
すでにプラットフォームをインストール済みの場合は、
以下の方法で今使っているのがMT4かMT5かを確認できます。
・起動画面やタイトルバーに「MetaTrader 4/5」と表示される
・メニューの「ヘルプ」から「〇〇について」を開くとバージョン情報が確認できる
・業者から届いた口座開設完了メールのプラットフォーム名の記載を見る
・デスクトップやスマホのアプリアイコンの表記(MT4/MT5)を確認する
新規にインストールする前でも、これらを確認すれば数分で判断できます。
使いたいEA・インジケーターが決まっている場合
すでに使いたいEAやインジケーターが決まっている場合は、
それがMT4用(MQL4)かMT5用(MQL5)かを先に確認してください。
・拡張子が.ex4/.mq4ならMT4用、.ex5/.mq5ならMT5用
・配布ページの説明欄にMQL4/MQL5やMT4/MT5対応の記載がある
・記載が見当たらない場合は、販売者や開発者に直接問い合わせて確認する
確認が取れたら、対応するプラットフォームの口座を開設する必要があります。
判断に迷ったときの考え方
・使いたいEAや資産がまだない場合は、MT4から始める方も多い
・FX以外の商品も取引したい場合は、MT5が選択肢に入る
・使いたいEAや資産が決まっている場合は、そのEAが対応する方を選ぶ
主要海外FX業者のMT4・MT5対応状況
海外FX業者によって、MT4・MT5のどちらに対応しているかは異なります。
関心の高い主要業者の対応状況を一覧で確認します。
| 業者 | MT4 | MT5 |
|---|---|---|
| XM | 対応 | 対応 |
| Exness | 対応 | 対応 |
| Vantage | 対応 | 対応 |
| OANDA Japan | 対応外 | 対応 |
| FXGT | 対応(口座により異なる) | 対応 |
(上記は2026年11月時点の確認内容です。
対応状況は変更される可能性があるため、
口座開設前に各社の公式サイトでも確認してください。)
XM・Exness・Vantageの対応状況
XM・Exness・Vantageは、
いずれもMT4・MT5の両方に対応しています。
口座開設の際にどちらを使うか選べる仕組みになっています。
OANDA・FXGTの対応状況
OANDA Japanは、国内FX業者としてMT5を中心に提供しています。
FXGTはMT4・MT5の両方に対応していますが、口座タイプによって対応状況が異なるため、
事前に確認しておくと安心です。
口座タイプによって対応が分かれる場合がある
・同じ業者でも、口座タイプによってMT4とMT5の対応が異なる場合がある
・口座開設前に、公式サイトで最新の対応状況を確認することをおすすめする
EA・インジケーターの対応言語(MQL4・MQL5)の違い
MT4とMT5では、EAやインジケーターを作る言語自体も異なります。
MQL4とMQL5は互換性がない
MQL4で書かれたEAやインジケーターは、そのままMQL5環境では動きません。
名前が似ているだけで、注文管理やデータの取得方法が異なるため、
移植には書き直しが必要になります。
既製EA・インジケーターを使う場合の注意点
無料・有料配布されているEAやインジケーターを使う場合は、
それがMQL4用(MT4向け)かMQL5用(MT5向け)かを確認してから、
対応する口座タイプを選んでください。
確認方法は、ファイルの拡張子(.ex4/.mq4ならMT4用、
.ex5/.mq5ならMT5用)や配布ページの説明欄の記載からも判断できます
(詳しい見分け方は前章のチェックリストを参照してください)。
これからEA開発を学ぶならどちらか
これから新しくEA開発を学ぶ場合は、
利用予定の口座がMT4・MT5のどちらに対応しているかから逆算して、
学ぶ言語を決める考え方が確実です。
MQL4とMQL5の具体的な違いについては、MQL5とは?MQL4との5つの違いとこれから学ぶべき言語でも整理していますので、
あわせて確認しておくと理解が深まります。
MT4からMT5へ乗り換える・併用するときの注意点
すでにMT4を使っている方が、MT5への乗り換えや併用を検討する場合の注意点を整理します。
口座・ログイン情報は共通ではない
MT4とMT5は別のソフトであるため、
同じ業者でも口座番号やログイン情報が共通とは限りません。
MT5を新たに使う場合は、別途MT5用の口座開設が必要になる場合があります。
EA・インジケーターはそのまま使えない
MT4で使っていたEAやインジケーターは、MT5にそのままコピーしても動作しません。
MT5版が配布されていないEAを使い続けたい場合は、
MT4の環境を残しておく選択も考えられます。
併用して様子を見るという選択肢
いきなり乗り換えるのではなく、MT4とMT5を並行して使いながら、
操作感を比べてみる方法もあります。
MT4のダウンロードからログイン、基本的な操作方法については、
XMのMT4の使い方についてダウンロード・ログインから注文方法までわかりやすく解説してみたでも手順を解説していますので、
これからMT4を使い始める場合の参考にしてください。
よくある質問
MT4とMT5の違いについて、よく聞かれる質問を整理します。
MT4とMT5、初心者にはどちらがおすすめですか?
判断基準は「新規に口座開設するならMT4・MT5どちらを選ぶべきか」の章で
詳しく整理していますが、要点だけ言うと、
使いたいEAが未定なら情報量の多いMT4、
複数商品を取引したいならMT5が選択肢になります。
MT5にはデメリットはありますか?
MT4用のEA・インジケーターがそのまま使えないことや、
MT4に比べて日本語の情報がまだ少ないことがデメリットです。
MT4とMT5は同時に使うことはできますか?
多くの場合、MT4とMT5は別のソフトとしてパソコンにインストールして併用できます。
ただし口座やログイン情報は別々に管理する必要があります。
MT4は今後使えなくなるのでしょうか?
MT5の機能拡充が進む一方で、
現時点でも多くの海外FX業者がMT4の提供を続けている状況です。
サービス終了の予定については、利用中の業者の公式サイトで確認することをおすすめします。
MT4とMT5の違いについて対応ブローカー・時間足21種類・EA言語の違いまでわかりやすく解説してみた:まとめ
MT4とMT5は、時間足やテクニカル指標の数、対応する金融商品、
EA・インジケーターの開発言語(MQL4・MQL5)まで、複数の点で違いがあります。
どちらが優れているかを一概に決めるのではなく、
使いたいEAや対応している海外FX業者の状況から、
自分に合うプラットフォームを選ぶ考え方が確実です。
まずは比較表と対応業者一覧を参考に、自分の取引スタイルに合う方を確認してみてください。